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塗る亜鉛建築「東京大学生産技術研究所 連絡ブリッジ」

設  計  者:今井 公太郎(東京大学生産技術研究所 教授)
        須川 哲也 (須川ラボ建築設計事務所)
施工会社:松本建設株式会社
撮  影:Yutaka Suzuki

学舎内の建物同士をつなぐ連絡ブリッジで、ローバル・ローバルアルファをご使用いただいています。

【選定理由】
長物や薄物鋼材は溶融亜鉛めっき処理にて熱歪みが懸念されるため、溶融亜鉛めっき同等の「ローバル工法」を適用。

仕上げのローバルアルファはマットグレーに細かい艶が見られる製品で、仕上がりは光沢シルバー(太陽の下で見ると、よりキラキラとした光沢が出る)の製品。亜鉛の特性によって、だんだんと色変化することでエイジングによる表情の変化が見られる製品です。

適用箇所:柱・梁・天板・底板・支持・橋台など
(側面ルーバー、手すりは溶融亜鉛めっき)

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ブリッジは直線ではなく、90度に曲がった造りとなっており、シームレスな曲線が印象的な構造。

側面がルーバーのみで向こうの景色が見えるため、建物に挟まれた空間でも圧迫感なく見えます。


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連絡ブリッジ内はルーバー越しの半屋外となっており、閉塞感の無い開放的な空間です。

内側からはローバルアルファで仕上げられた柱と天板が見え、溶融亜鉛めっき製ルーバー・手すりに見えるスパングル(結晶模様)が映えて写ります。

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夕方になると手すりにつけられたライトが点灯し、床面の大判タイルを照らすことで高級感を感じさせます。また、曲がりの外面に沿って照らされているため、ライトが道案内となり安全性も確保されています。
※大判タイル:Laminam社 I NATURALI

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ご紹介させていただいた連絡ブリッジは、金属亜鉛を含むローバルアルファと溶融亜鉛めっきがコラボしていて、亜鉛マニアのローバル社員としては、同じ”亜鉛”で構成されているにもかかわらず、それぞれの違う表情が楽しめる、わくわくが止まらない空間でした!!


<使用材料>ローバルローバルアルファ


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(記事担当:FKD)

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