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『合宿遠征① 便利な物編』

夏といえば、部活動にとっては合宿のシーズン!
チームメイトと共に終日好きなスポーツに漬かり、生活の時間を共有することで、チームの結束力が高まることはもちろん、技術や体力の向上が望める大切な機会です。

合宿の多くは日ごろの練習場所から離れ、宿泊を伴う形式が多いです。
そのため、合宿に合わせた物品の用意を求められます。
大抵は各々の部で持ち物リストなどは先輩方から代々伝わっていたり、
ネットなどで調べると一般的な準備リストが紹介されています。

今回は私の合宿帯同経験から、夏合宿にコレを持っていくと便利、役に立ったという物をアスレティックトレーナー視点からいくつか紹介します!


1.製氷皿(タッパーなど)
合宿先ではアイシング等の氷の確保が難しい場合があります。
過去に、近くのコンビニで氷が売切れ、宿舎の氷も他のチームと共用で貰える量がごく少量だった経験があります。

その対策として、
宿舎に利用可能な冷凍庫が完備されていることが前提とはなりますが、
角氷を作る製氷皿(家庭用冷凍庫で使用するタイプ)または小さめのタッパーを持っていくことをおすすめします。
これをチームで用意もしくは選手各々が持ち寄り、自分たちで氷が作成できる状態を作ると便利です。この予備氷をウォーターボトルに入れたり、アイシングに利用して助かった事もあります。

また余談になりますが、宿舎でストックして用意してくださった氷が、
固まって大きな塊になっている場合があります。
アイスピックがあると砕きやすくなるのでコレもおすすめしておきます。


2.ポイズンリムーバー
ポイズン・リムーバーは毒液や毒針を吸引作用で抽出する器具です。
https://onl.bz/Q6LgcPr

山や高原の合宿ではブヨや毒虫に刺されるリスクは高いです。
大きく腫れたり強い痛みや発熱を伴う事もあるため、素早い処置が必要です。
刺されたと思った時にすぐポイズンリムーバーで血を抜き取ると、
症状を軽減させる事ができるので常備しておきましょう。
もちろん、事前に虫よけスプレーをしておくことや、刺された後の塗り薬も忘れずに。
もし発熱やしびれなど異常な症状が出たら、すぐに医療機関を受診しましょう。

ちなみに合宿に持っていった際、最初にこの器具を利用したのはトレーナーの私自身でした。
屋外で選手のテーピングに集中していた際にブヨに襲われ、早速これを使いました。すると、あらビックリ!!既に刺された場所と、すぐに吸い出した場所とでは腫れ方が全然違っていましたよ!


3.使い捨てカイロ
夏なのにカイロ?と思うかもしれませんが、高原での合宿では雨天のために気温がかなり下がる日もあります。
以前、ハムストリングスの肉離れから復帰直後の選手がいました。
この選手に対しては患部を温めてからストレッチをさせる必要がありました。
まさに気温が下がってしまった日。
ホットパックもなくお湯も用意できない状況の中、
この時は使い捨てカイロを代用することで、無事にウォーミングアップを開始することができました。

天候の悪化や急な気温低下が考えられる場所で合宿を行う場合、
寒さ対策など他に活用できるケースもありますので常備しておくと便利です。

以上3点紹介させていただきました。
次回は合宿での過ごし方についても書いてみたいと思います。

⇒次回(8/11)『合宿遠征② 過ごし方編』

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