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メディカルチェックはDoやるの①

前回、メディカルチェックの目的について述べさせていただきました。
今回は実践の部分について書いていきたいと思います。

ちなみに、メディカルチェックには大きく分けて「内科的メディカルチェック」と「整形外科的メディカルチェック」があります。
一般的な健康診断で行われる聴診器で心臓や肺の音を聴いたり、尿の成分で内臓の状態をチェックする項目などが内科的メディカルチェック。
そして身長や体重、座高測定などが整形外科的メディカルチェックにあたります。

運動部に所属している生徒にとっては、怪我の予防の観点から健康診断では身長や体重のみで検査項目が足りません。そのため体のあらゆる部位を検査する整形外科的メディカルチェックがとても重要になってきます。

そして今回、掲載した図が整形外科的メディカルチェックの項目第一弾となります。※第二弾は次回紹介します。

【メディカルチェック図解】

引用: 山本利春(2001)定と評価 ブックハウスHD

各関節の角度を計測し緩みをチェックする項目がありますが、
陽性(関節が緩い)と判断された場合は、その関節はケガのリスクが高くなるため強化が必要です。

関節の正確な角度計測には専門的知識を持った人が必要。と思うかもしれませんが、
ATなどがいない環境であっても、1の手首や3の肩の項目などは簡便に行える項目です。正確に角度を測らなくても2の肘が反り返っているなど見た目でも判断できる範囲で構いません。これらの図に載っている各状態を標準として是非実施してみて下さい。

その他、体脂肪率の測定も簡便に行えるメディカルチェックの項目です。
男性で体重が70㎏、体脂肪率が20%の場合、体に14㎏の重りをつけていることになります。重りが重くなるほどパフォーマンスは低下し、関節にも余計な負担がかかり怪我も起きやすくなります。
定期的にチェックし、食生活の改善やトレーニング計画に役立ててみましょう。

⇒次回(5/26)メディカルチェックはDoやるの②

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