【馬渕睦夫】芥川龍之介から学ぶ日本人の知恵とは何か...【ひとりがたり/振り返りpart175】

先人の知恵
芥川龍之介「奉教人の死」をお読みになると良い。

私たちは決して、太古の昔から、
外来のものを拒んではいない。
ただそのまま黙って受け入れてもいない。
日本という国柄に合うものを取捨選択して、
受け入れてきた。
それが日本が何度も襲われてきた国難のたびに、
その作り替える力を発揮して、乗り切ってきたという歴史がある。
儒教、漢字の伝来。どう対処したか?中国語読みしなかった。
漢文は中国語ではない。日本語なんです。
漢文の読み下し、それはすごい「発明」なんです。
先代は国難を漢字を作り替えることで乗りこえた。
さらに仏教の伝来。神道の教えとは違う外来の宗教が入ってきた。
これも国難、天皇家も仏教に熱心だった。
これも神仏習合という形で乗りこえた。
仏教も日本的なものに作り替えちゃったということです。

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