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XF35mm f1.4 Rが故障したので修理に出した

どうも、Toruです。

ボクがメインシステムとして使っている富士フイルムXマウントですが、その中で最古参レンズとしてXF35mm f1.4 Rというレンズがあります。

このレンズ、巷では神レンズと言われております。

線の細い描写が特徴的でポートレートにはバッチリである他、35mm換算で53mmと標準画角でありストリートスナップにも非常に使い勝手が良いレンズです。

以前はストリートスナップやコスプレ撮影で使うことが多かったです。現在のボクはこのレンズで子どもを撮影することが多いです。

そんなXF35mm f1.4 Rですが、この度故障し修理に出したのでその話を残しておこうと思います。


故障の経緯

簡単に今回のいきさつをご紹介します。

レンズの故障

まずこのレンズが故障したときの状況がこちら。

電源を入れたタイミングで電源がチャタリングするような状態に。手持ちの他のXレンズではこのような事象は発生しないため、すぐにレンズ側のトラブルと判断。こういうときに純正レンズであることは重要だったりします。

このレンズは繰り出しAFを採用していますが、動画では初期繰り出しが起きていません。おそらくここを駆動させるモータあたりがやられてしまったのかなと思っていました。

富士フイルム修理サービスセンターに発送

ダメ元でボディのバッテリーを抜き差ししたり、レンズとボディの接点部分を清掃したりしましたが、やはり効果なし。富士フイルム修理サービスセンターに電話で状況をお伝えすると、やはり「レンズ側の問題かと思われます」とのこと。

修理に入れるほか手がなさそうです。

修理サービスセンターに機材を送付する方法は主に2つ。

https://fujifilm-x.com/ja-jp/support/repair/ より

郵送か持ち込み(センターに直接orイメージングプラザ)です。自宅からイメージングプラザには持ち込むこともできなくはない距離ですが、行く用事もなかったので今回は郵送での発送を選択。

修理サービスセンターから見積もり

発送から数日して、修理サービスセンターからメールにて連絡がありました。

修理内容およびご連絡事項:ご指摘の再起動を繰り返す症状を確認いたし
ました。故障個所の部品が構造上、分解修理不可箇所なため本体交換させて
いただいてもよろしいでしょうか。
本体交換に伴いシリアル番号が変更いたします。
また、お客様のレンズは弊社にて処分いたしますのでご了承ください。

お見積金額:42,885円(消費税含む)+1,200円(送料)

駆動モータあたりの故障であればアッセンブリ交換くらいにはなるだろうと思っていましたが、まさかの全交換。そして4万円オーバーという価格。正直驚きました。

ちなみにマップカメラでは2023年9月現在で新品が73,000円、中古でも60,000円程度と、修理したほうが安上がりだったので、お願いすることにしました。

修理から戻ってきた

見積りの承諾から1週間ほどでレンズが戻ってきました。

今回は修理というより本体交換だったこともあり、かなり早い段階で戻ってきたと思います。

シリアルNo.は送った個体と確かに変更されておりましたが、フード等はどうやら元々のを流用したようです。

念のため起動から撮影までテストしてみましたが、もちろん問題なく動きました。

作例

今までこのレンズで撮影してきた写真を作例として少しだけ。

まとめ

カメラを始めて10年ほど経ちますが、レンズが壊れてしまったのは今回が初めてでした。乱暴な扱いをしたわけではないので、正直今回は運が悪かったと言わざるを得ません。

幸いにも直近でこのレンズを使いたい用事がなかったのでよかったですが、旅行などリスケできない用事があったらと思うとヒヤリとしますね。

今回学んだことは、どんなに大事に扱っていたとしてもトラブルは突如として起こる、ということ。今回は動産保険に加入していたことから、免責金額を除いた修理代金をカバーすることができました。転ばぬ先の杖に助けられました。

ひとまず今回は無事元通りになったので、ヨシとします。