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【要注意!】持続化補助金でチラシを申請する時に絶対に注意するべき3つのこと

この記事を読んでる人は、小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)を使ってチラシを制作して事業所のPRをしようと考えていると思います。

持続化補助金でチラシの制作はもちろんできますが、注意しなければならない点が2つあるのです。

この点を知らないまま申請すると、最悪の場合、以下の事態が考えられます。

・申請書を一生懸命作ったけど、審査の対象外で不採択

・採択はされたけど、補助金が減額される

せっかく時間をかけて申請をしたのに、そもそも審査の土俵にのっていなかったり、無事に採択されても実績報告で補助金が減額されたら嫌ですよね。

この記事では、持続化補助金を使ってチラシを制作する人のために、前半部分は小規模事業者持続化補助金の目的、後半部分では申請と補助事業、実績報告の時に注意すべき点について説明をしていきます。

この記事を読めば、持続化補助金のチラシについて全体像が分かり、申請から採択後の実績報告まで余裕をもって取り組めるようになりますのでぜひ最後まで読んでください。

それでは、いきましょう!


小規模事業者持続化補助金の目的

これから申請を考えている人でも、申請書を書く前にもう一度抑えておいて欲しいことがあります。

それは、持続化補助金の目的です。公募要領によると以下のように書かれています。


小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更等に対応するために取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展

出典:全国商工会連合会 小規模事業者持続化補助金〈一般型〉第12回公募公募要領より引用抜粋

上の太字部分を良く読むと以下のことが分かります。

【持続化補助金の対象経費】

販路開拓等の取組に使う経費

【持続化補助金の目的】

地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ること

つまり、『販路開拓等の取組に使う経費』→『事業者の発展』→『地域の雇用や産業の活性化』という目的のもと、国は経済の持続的な発展を小規模事業者持続化補助金で考えているのです。

ですので、申請書に記載する内容も上のストーリーを踏まえたものになっていれば、採択率は大きく上がるでしょう。

今回の投資が、やがて地域の雇用や産業の活性化に繋がるという視点をもって申請書をつくることが大切です。

申請のときに注意すべきこと

申請のときに事業者が注意すべきことは、作成する予定のチラシがそもそも小規模事業者持続化補助金の対象になるかどうかを確認することです。

チラシは『広報費』という区分になるのですが、補助事業計画に基づく商品・サービスの広報を目的としたものが補助対象であり、単なる会社のPRや営業活動に活用される広報費は、補助対象外です。

【補助事業の対象】商品・サービスの広報を目的としたチラシ

【補助事業の対象外】単なる会社のPRや営業活動に活用されるチラシ


補助事業の対象になる例

  • チラシ・カタログの外注や発送

  • 新聞・雑誌等への商品・サービスの広告

  • 看板作成・設置

  • 試供品(販売用商品と明確に異なるものである場合のみ)

  • 販促品(商品・サービスの宣伝広告が掲載されている場合のみ)

  • 郵送による DM の発送

補助事業の対象にならない例

  • 試供品(販売用商品と同じものを試供品として用いる場合)

  • 販促品(商品・サービスの宣伝広告の掲載がない場合)

  • 名刺

  • 商品・サービスの宣伝広告を目的としない看板・会社案内パンフレットの作成・求人広告(単なる会社の営業活動に活用されるものとして対象外)

  • 文房具等

  • 金券・商品券

  • チラシ等配布物のうち未配布・未使用分

  • 補助事業期間外の広告の掲載や配布物の配布

  • フランチャイズ本部の作製する広告物の購入

  • 商品販売のための動画作成

  • 販路開拓に必要なシステム開発

補助事業と実績報告で注意すべきこと

持続化補助金でチラシの制作を申請して、無事採択になった場合、補助事業と実績報告において以下の注意すべきことがあります。

  • 補助事業期間内に配布していること

  • 配布をした場合、配布先リストの準備が必要

補助事業期間内に配布していること

持続化補助金でチラシを制作し、配布をした場合補助事業期間内に配布を終えていることが必要です。

例えば、チラシの制作と1000枚の配布について持続化補助金を申請をして採択をされた場合、補助事業期間内に700枚配った場合、700枚についてのみ単価計算をして、補助率(国一般型は2/3)を掛けた金額が戻ってくるのです。

配布をした場合、配布先リストの準備が必要

持続化補助金でチラシを制作と配布について申請を行って、採択された場合には、実績報告の添付書類で配布先リストが必要になります。また、配布先が明確に特定できる場合には、配布先リストと名簿も必要です。

配布先リストについては、商工会議所地区の小規模事業者持続化補助金事務局の特設サイト上の(参考資料)にテンプレートがあります。記載例も載っていてとても分かりやすいので参考にしてください。

このように、持続化補助金でチラシの制作と配布を申請して採択を受けた場合には、実績報告書の添付資料が増えますので事前に準備しておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、持続化補助金でチラシを申請する場合、注意するべきポイントをみてきました。

申請時点でまずは、対象になるのかしっかり確認すること。

補助事業で期間内に配り終えること。

実績報告で配布先リストの準備が必要なこと。

の3点に注意することが必要でしたね。

持続化補助金でチラシの制作を考えている人は、これらのことを意識して計画をたてたうえで申請書をつくると後から慌てずに済みますのでぜひ参考にしてくださいね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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