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【考察用 エルデンリング史書】戦学びのボロ家での死闘

ローデリカと出会った『嵐丘のボロ家』より東の森の中へ進むと、『戦学びのボロ家』へと行き着き、そこには『騎士ベルナール』が立っている。

「戦学び」とあるように、ルーンとの交換によりベルナールは様々な戦技を教えてくれるため、一度は訪れると良いだろう。

…初見だな
私はベルナール。貴公と同じ、褪せ人だ
…ひとつ、聞かせてくれないか
貴公は、この狭間の地で、戦い続けるつもりか?
黄金の律が、どうしようもなく壊れているとしても
祝福の導きを、信じ続けられるのか?

「信じられる」と答える

…ああ、貴公は正しく褪せ人だ
懐かしく、そして今となっては、貴重なことだ
ならば貴公、私の戦技を継承する気はないか
私は剣しか知らず、それ故に戦技を追い求めた
それを伝えておきたいのだ。貴公のような、まっすぐな褪せ人にな

…この地には、私もまだ知らぬ、数多の戦技がある
それは、戦士たちが武器を掲げ戦い、敗れ、死んでいった証
もっとも雄弁な、英雄譚なのだ
だから私は、剣と戦技が好きだ
それは敗れること、死することの意味を教え、与えてくれる

『騎士ベルナール』との会話

【販売品】
戦灰『踏み込み(斬り上げ)』(1500)
戦灰『キック』(800)
戦灰『我慢』(600)
戦灰『ウォークライ』(800)
戦灰『回転斬り』(1200)
戦灰『貫通突き』(1000)
戦灰『クイックステップ』(800)
戦灰『嵐の刃』(1800)
戦灰『パリィ』(600)
戦灰『戦技なし』(600)

狭間の地では珍しく品性のある口調で武人気質の彼だが、後に『火山館』で出会う頃に『背律者ベルナール』と名前が変わり、多くの褪せ人を狩る者へと豹変する。

「背律者」とは黄金律に仇為す者たちを指しており、ベルナールもその一員として『二本指』に反旗を翻したのだと考えられる。

また、攻撃を加えて敵対すれば当然こちらに襲い掛かって来るため、倒すと装備品を幾つか手に入れることが出来る。

世界を喰らわんとする大蛇の王笏
冒涜の君主が、いつか掲げんとする象徴
「伝説の武器」のひとつ
その様は、大蛇に喰われたライカードが
臨死に垣間見た、未来の幻視であるという

『世界喰らいの王笏』の伝え聞き

小さな獣たちを刻んだ銀兜
背律者ベルナールの装備
耳目を塞ぐ獣たちは、誓いである
何も見ず、何も聞かず、もはや迷うことはない
ただ、決めた道を行くだけだ

『獣集いの兜』の伝え聞き

小さな獣たちを刻んだ銀の胴鎧
背律者ベルナールの装備
獣は英雄に惹かれ、王に惹かれる
故にこれは、王たる英雄の鎧であり
ベルナールはそれに相応しかった
彼の巫女が、火に身を投げるまでは

『獣集いの胴鎧』の伝え聞き

伝え聞きにもあるように、ベルナールはエルデの王を目指した一人であり、『冒涜の君主ライカード』とも関りのあることが窺える。

狭間の地において忌み嫌われる「蛇」の象徴となるライカードは、黄金律に背反する首謀者であるため、背律者の名を冠するベルナールが後に火山館に現れるのは自然の流れと言えるかもしれない。

大量の蛇で飾られた青胴の兜
闘技場を追われた、闘士たちの装備
少々、敵に狙われやすくなる
蛇は、黄金樹の反逆者であるとされ
人々は、その傷つく様を喜んだ

『闘士の兜』の伝え聞き

ベルナールが黄金律を憎む理由は、『獣集いの胴鎧』の伝え聞きにある「彼の巫女が、火に身を投げるまでは」が原因であった可能性がある。

…貴方は今、犠牲にしようとしています
哀れな小娘を、火の釜にくべようとしています
…王となる、その道行のために
なんと酷い話でしょうか
たとえ彼女が望んだとしても、小娘の犠牲なしには、自らの道も行けぬ
そんなものを、果たして誰が、王と呼ぶでしょうか?

…王となるべき褪せ人よ、険しき道をお行きなさい
哀れな小娘をくべるのではなく、自らの体を焼きなさい
もし貴方に、その覚悟があるのなら
険しくも、正しい王の道を行かんとするなら
シャブリリの言葉に耳を傾けなさい

狂い火の使徒『シャブリリ』の語り

祝福の導きにより旅を続けると、その先に「指巫女の身体を燃やす」必要があり、ベルナールに従事した巫女も火に身を投じたと思われる。

……定かではないが、ベルナールはその巫女を愛していたのではないだろうか?

円卓の地下にある部屋で横たわる焼死体

円卓の地下にある部屋では焼け焦げた死体が安置されており、おそらくこの遺体はベルナールの巫女であった可能性がある。

いずれにせよ、ベルナールが辿った運命は褪せ人たちすべての運命であり、狭間の地を統べるエルデの王となるか、巫女の犠牲を避け狂い火で自らを燃やすかは本人の意思に任せる話なのだ。

しかしながら、狂い火の末路は『火の時代』の始まりであり、大いなる闇の物語が生まれると噂されているため、その覚悟があるのなら『三本指』より受領すると良いだろう。

――また、戦学びのボロ家では夜に『鈴玉狩り』が現れる。

鈴玉狩り(鉄茨のエレメール)についての詳しい話は後に述べるが、序盤の相手としては凶悪な手練れなので、何人かの褪せ人は心が折られた経験があるやもしれない。

壊れかけの、異国の鉄兜
鉄茨のエレメールの装備
巻き付けられた、錆びた鉄茨は
咎人、特に死刑囚であることを示し
ローリングによりダメージを与える
エレメールは、数多の師範、商人たちを殺し
鈴玉狩りとして恐れられた

『鉄茨の兜』の伝え聞き

彼の落とす恵みの品は『骨売りの鈴玉』であり、おそらくこのボロ家で商いをしていた者を殺害して手に入れた可能性があるが、この鈴玉を円卓の双子の老婆に渡せば以下の商品を販売してくれる。

細い獣骨(1個150ルーン)
太い獣骨(1個250ルーン)

行動によっては難所となるボロ家ではあるが、腕に自信のある者はベルナールや鈴玉狩りに挑むのも面白いだろう。

<参考資料>


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