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四十路到達。

9月に40歳になった。ここ数年は歳をとる前にその年齢になった気分になるという、先取り年齢感覚というようなものがあったのだけれど四十路になる目前もそうだった。39にして、40歳にもうなった感覚。

歳をとることに対して防御の体制に入り、歳をとることのダメージを事前に回避しているのかもしれない。

しかし、40歳になったからといって、いきなり老眼になったり老いを感じたりはしていない。

なんというか30代後半になってから少しずつ自分の体の変化をひしひしと感じている。白髪の出現や足指のしびれ、目元周辺のしわの増加など。

あら、わたし、今までと違うゾーンに突入しつつあるのだわ、という実感がじわりじわりと忍びよってきたのだ。

健康が一番の宝だなとか今まで思ったこともなかったのに、風邪を引いた後の体のずっしりとした重さや、その体が元に戻るまでの期間の長さなど、「こんなこと今まで感じたっけ??」と思うことが増えてきた。

年齢とは、自分を客観的に見るものさしのひとつなのかもしれない。

ただ、この人生長く続くかなんてわからない。健康には配慮しつつ、できる限りやりたいことはやりたいと思う。

10代は環境に縛られ、20代は仕事に身を捧げ、30代は新しい舵を切ることができた。40代はもう少し自分を大事にして生きていきたいと思う。

いつ終わっても後悔しないように生きるのって、結構難しいし、熱量もいる。

なので、基本はのほほん、でも選択は素早くを念頭に40代に邁進するぞっ。



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