2019中小企業診断士2次筆記 再現答案

本日(2019年10月20日),中小企業診断士2次試験の筆記試験を受けてきました。手ごたえは微妙で,反省点ばかりが先立ちますが,思い切って再現答案を公開します。

0.再現の前に(言い訳いわせて)

①2次受験に費やした時間は,受験生の中でもかなり下のほうだと思います(1次後に開始,平均して週2時間くらい?前日だけ6時間詰め込みました。)。舐めプじゃねぇか!と自分で自分を怒りたいです(でも仕事忙しかった。直前に徹夜してるし)。でも,普段大量の文章の読み書きをしているので,そこだけはアドバンテージがあるとぼんやり信じていました。

②しかし結局,1次知識的なものとか,答案の型とか頻出フレーズとかは,あまり身につかないままチャレンジになりました。慣れてないので,文が冗長になりがちなんですよね。解いてるときは,細かなテクニックよりも,問われていることを外さなければ大丈夫だと信じていましたが,再現を作ってびっくり,内容がただ薄いだけでした(白目)。そして事例4は死んでいます。

③模試も受けないまま,予備校も受けずに独学なので,自分の実力が受験生全体のうち,どの程度なのか皆目見当がつきません。ただ,再現するとスッカスカなのがよくわかるので,厳しいかな…みなさん私の答案見て安心してください的な感じです。

いちおう2次の結果は公開しようと思いますので,答案と照らし合わせて後進(来年の私ふくむ)の役に立てばとは思います。

④なお,当然のことながら,細かな表現は実際と異なります(フレーズの節々のみメモしているので,再構成すると微妙に違う)。文字数もちゃんとカウントしないまま再現してますがご容赦ください。

1.事例Ⅰ

第1問

そもそもたばこ市場の縮小は顕著であり,当時のA社主力製品である葉タバコ乾燥機のニーズは乏しかったこと。また,補修用部品の在庫が膨大になり高コストであったこと。

第2問

親族経営者による家族主義的経営に加え,過去の成功体験を知っている古参社員が多いため,環境変化に適応できないまま従来のやり方にこだわる風土。

第3問

要因は,①経営改革を進めるA社長のもとで古い営業体質を脱し,②HPを媒介として顧客と双方向のやり取りを行い,③HPと人的営業との連携を図る体制を構築したこと

第4問

要因は,①自社の強みの技術を核にした経営改革にとりくむ方針を全社共有し,②従来の市場に比べて営業部門の重要性が高まったことが認識されたこと。③また,社員の若返りと成果に応じた賞与を導入したこと。


2.事例Ⅱ

第1問

S 美大や前職の経験等を活かしたデザインと,それを実現するネイル技術や提案力。商店街の他店との良好な関係。

W ①店舗が中心部柄離れた立地,②スペースと従業員数から対応顧客数に限界がある。

O ①行事が盛んな土地柄,②住宅地であり,40代の親,10代の子というライフイベントの多い家族世帯が多い。

T ①市場規模拡大の鈍化傾向,②大手チェーンと自宅サロンが近隣にある。

第2問

服装やアクセサリーと組み合わせたデザインや,季節感のあるデザインを提案する情報発信を行う。顧客の年齢等の属性に応じて発信する情報を合わせられると良い。凝ったデザインのオプション追加を訴求する。

第3問

(設問1)

貸衣装チェーン店と組み,①卒業式などのイベントに参加する40代の母親をターゲットにする,②10代の子も多いので,成人式を機会にして,親子セットでの顧客の獲得につなげていく。

(設問2)

カウンセリングを丁寧にしたり,言語化しにくいイメージを豊富なデザイン例をしめしたりして,顧客の要望に応じた質の高いデザインを提案していく。理由は大手チェーンの画一的なメニューと差別化を図るため。

3.事例Ⅲ

第1問

金属加工の最終工程である熱処理について,他社にはない十分な設備を備え,必要な特殊な技術も有している。これに加え,設計・機械加工を行お,様々な加工ニーズに対応できる。


第2問

多品種少量の受注生産から,量産品加工にシフトすることで,①量産加工のノウハウを習得し,作業の効率化が得られる一方,②生産量増加による現場の負担増加や,熱処理工程との連携に課題が生じ,品質低下のリスクが生じる。

第3問

(設問1)

①マシニングセンタ設置のほか,コンピュータ制御等で,自働(誤字ママ)化された機械設置を検討。②多能工化を進めるため,作業方法の教育を行い,併せて,個人の技能を組織知化しマニュアルにしていく。

(設問2)

X社からの受注の各製品の加工工程・必要な期間,材料等について,洗い出す。そのうえで,外注かんばんによる納品に対応できるよう,①材料在庫の受注方式について検討すること,②機械加工工程と熱処理工程の両方を見通した,精算・稼働状況の把握・管理のシステム構築が必要。

第4問

これまで熱処理加工のみ受注していた取引先について,機械加工を含めた受注を目指していく。そのため,効率の良い生産体制を確保していくとともに,前段階である設計部門の強化も図る。

4.事例Ⅳ

※事例4は計算ミスとかありそうです…公式ちゃんと覚えていないし…

第1問

悪指標

売上高総利益率 16.76%

棚卸資産回転率 3.13回(←たぶん計算ミスしてるorz)

良い指標(※たぶん間違ってる。冷静になると指標よくなってないし)

固定資産長期適合率(←資産いらない) 111.68%

建材に関する原価の高騰や在庫の増加,分譲住宅の販売停滞による棚卸資産の増加により業績は悪化傾向。

第2問

設問1 変動率

建材 95.33%

マーケット 69.39%

不動産 3.52%

全体 89.09%

設問2 損益分岐点売上高

4345百万円

説明:事業部によっては貢献利益がマイナスであることが見落とされてしまう問題がある。

設問3

メモ無し…ざっと計算し直すと,91.52%?(あたままわってない)

計算過程は略

第3問

(設問1)

-19.1,6.1,14.5,9.6,9.6

(設問2)

回収期間 3.01年

正味現価価値 15.30百万円

(設問3)

空欄

第4問

(設問1)

メリット:個別の事業の業績が明らかになることと,リスク分散ができること

デメリット:全社的な経営指示が反映されづらく,コスト改善等を進めるのが困難

(設問2)

EDIの導入により,不効率な在庫管理や,配送業務が減少し,棚卸資産や仕入債務が減少して財務状況の改善が期待できる。



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