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他人に決めてもらう

昨年末の事です。
久々に会った友人から
「お前にITは向いてない。」と言われました。
それなら何やればいいの?と聞いたところ、
お前には、お前にしかできないクリエイティブな事をやって欲しい。
とのことでした。
詳細を聞くと、自分にとってできなくはない且つ、
面白そうな内容でした。
しかし、今は自分が選んだことに専念したいという旨を伝え、
その会話は終わりました。

この会話を最近唐突に思い出し、
あの時、あの選択をしたら今何やってるのかな。
と考える時があります。
勿論、今の仕事が辛いとか、選択に後悔している。
という訳では全く無く、ただの興味ですね。

これから書くことは、
中学、高校、大学の卒業後の進路を考えてた自分に
たびたび登場してきたテーマです。

それは、
「他人に自分の人生を決めてもらったら今どうなってるのか」
というテーマです。

1.親に決めてもらったら

高校受験やその後の進路について、
「好きにしたら?それを選んだ理由が説明できれば良いよ」
という両親の元で育った為、
基本的に自分で考えた進路を選択できました。

とても贅沢で有難いことと今は思うのですが、
その当時は「やりたいことなんかねーよ!」
という学生で進路選択の時期には、
明らかに必要無いことまで吟味し始め、
考えすぎてパンクすることがしばしばありました。
そんな時に、
「親に決めてもらう人生だったら幾分楽だろう」
と思ったことがあります。

しかし、今考えると
それは、また別の苦悩がのしかかってくる上に
この人生以上に辛い思いをすると想像つきます。
気がついたら家出してそう。
何かの拍子に言い訳ばかり飛び出しそう。


2.友人に決めてもらったら

他人の進路を尊重することはあれど、
「こうなって欲しい!」と願望があることは
あまり無いのでは?と思います。

冒頭に出てきた友人は付き合いも長く、
互いの趣味嗜好も理解していると自分は思ってます。
そんな友人が提案する事は不思議と興味があり、
今の仕事がひと段落 or やりたいことが無くなったら
やってみようかなと思います。

しかし、それは現状があるから言えることで、
当時の進路選択の切羽詰まった時期に突然決定されると
「自分にとってこの人は何をもたらすのか」とか
「この人はどこに導くのか」とか
どこか宗教的思考になりそうです。
…友人ではなくなりそうです。

3.占い師、職業診断に決めてもらったら

どんな面接、面談の場でも
「では、志望動機をお願いします。」

・「職業診断で、そういう結果が出たので。」
・「〇〇の母から、お告げがありました。」

異端者の予感。

自分で過ごせる人生が100個くらいあるなら
やってみたいですが、今の人生では絶対やりたくないですね。
結局のところ、自分で選ぶことが最良で潔く、
応援ソングからも素直に力を貰えると思います。

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