7/27 vsジェフユナイテッド千葉(アウェイ)

試合の感想

5 連 勝 ですよ。クラブ記録は6連勝らしいので、これは更新も狙えるんじゃないですかね?ぜひ更新してほしいものです。

予想通り、ジェフ千葉は採用してから好調な4-4-2を維持。横浜FCも前節とは違い、いつもどおりの4-2-3-1に布陣を戻した。ジェフは堀米が外れて矢田がサイドに出て、ボランチには小島が。横浜FCは皆川が加入後連続スタメンを飾り、ボランチは前節同様松井田代コンビ。うーん、スタメン予想は難しいですな

前半

相手が2トップなのでセオリー通り田代がCB間に降りて両CBが幅をとってビルドアップ。対するジェフ千葉はかなりコンパクトに守って中央中盤は絶対に好きにさせないぜ!奪ったら一気にカウンターだ!という意気込みを感じた。感じたし、松井への寄せや、降りてきたレドミへの寄せは速く強くだったのだけど……サイドの守備それでいいの?というくらいサイドの選手をフリーにしてくれる。レドミがサイドに流れたときはフリーにしちゃうってのは流石にどうなのよ?と

最後に中央でやられなければいいんだよ、って話ではあるし、実際に中々シュートまで持っていけなかったので、狙い通りの守備ができている(選手コメントを読むとジェフ千葉の選手はそう思っていたっぽい)とも言えるのだろうけれど、サポの贔屓目もあるにせよ「これだけウチにサイドで起点作らせてくれれば点取れるだろうな」と思いながら見ていた。おまえさんたち、ウチのホーム戦でどうやられたか覚えてないの?って。案の定、前回対戦時同様にレドミのコーナーキックから松井が押し込んで同点に。レドミのキックが凄まじい精度なのもあるけれど、相変わらずセットプレーでのマーク甘かったですね、ジェフ千葉さん。袴田どフリーだし松井もどフリーだし。

為田は怖かったけれど

失点シーン

個人的に『ロストフの14秒』を思い出した失点シーン。

スローインは、コーナーキック同様、ボール保持側の人数がピッチ内から一人減るセットプレーである。これ大事。今日の北爪は良くも悪くもこれをしらしめてくれましたね。

20秒辺りからが失点シーン。そこからの北爪を見ててほしいのだけれど。そもそも投げ入れたボールが良くない。SBを背負ってSHとの間に挟まれているあまり空中戦の強くない中山に、中途半端なハイボールを投げて相手ボールにしてしまった。裏のスペースに投げて走らせるとか、皆川に投げるとかあったと思うのだけれど、せっかくのセットプレーを無駄にしてししまっただけでなく、カウンター食らう羽目になってしまった。

スローイン時に北爪とほぼ同じ高さにポジショニングしていたものの、内側のラインにいたためクレーベと為田両方が見えていた田代が、クレーベにボールが収まった時(為田にボールが渡る前)にはゴール方向にダッシュしているのに対し、北爪は為田にボールが渡る瞬間までその存在に気付かず、慌てて追い始めている。

ただ、結果的に間に合ってないんだから意味ないじゃんという意見もあるとは思うけれど、すでにスピードに乗りながらボールを受けた為田と、その前から走り始めている田代に完全に出遅れて後方から追いかけ始めているのに、あと一歩届かなかったとは言え、シュート時にはほぼ同じ位置にまで到達している北爪はやはり速い。あの角度のないところで南の外側を通してファーのネットに流し込んだ為田が見事だったと思う。

北爪個人のミスも大きかったとは言え、クレーベの背面に立っていた川﨑か、両方が見えていた田代が「為田が来てる!」と北爪にコーチングしてれば防げたのでは?とも思える。してたのかもしれないけれど、映像を見る限りではしてないんじゃないかなぁ?と

後半

追いつかれたジェフ千葉は、ホームで勝ちたい!と思ったのか前半とプレスの掛け方を変更。両SHがワイドに開いたCBに寄せてくるようになり、2トップも前からのプレスを強めてきた。サイドへの寄せも人数を掛けるようになった。のは、良いんだけど、あまり連動している感じではなく、むしろウチにスペース提供してくれているだけのような……という状態に。南のミスから主審の謎ジャッジで松井にイエローというトラブルもあったけれど、犬のようにボール保持者に食いついてくるジェフ千葉を上手くいなして攻撃を仕掛ける横浜FC。イバを投入して相手CB2人が外へフォローしづらいようにして、相手陣内でのスペースを更に広げるように。

前半、スローインから失点の原因を作った北爪がロングスローでアシスト。松井さん凄すぎませんかね?テレビの前で「すげええええええ?!」って絶叫してしてました。その後も攻勢を続けて、レドミが2試合連続でFKを直接叩き込み3-1に。1度目のFKを弾かれたのを念頭に置いた、裏をかいた素晴らしいFKだった。

逆転されたジェフ千葉も、反撃のために攻撃的な選手を投入しようとして、左サイドで違いを作り続けて北爪をチンチンにしていた為田と、中盤で攻守に効きまくっていた熊谷アンドリューを下げた。私はテレビの前で喜んだ。

為田が下がったことで右サイドの守備は安定し、熊谷がいなくなったことで中盤も警戒せずに良くなったことで、かなり守りやすくなった横浜FC。追いつこうとする相手の猛攻は受けるものの危ないシーンはないまま試合終了。ジェフ千葉に初めてシーズンで連勝したらしい。皆川と寿人のサンフレッチェ広島師弟でのユニフォーム交換という微笑ましい光景を気分良く眺めていた。

選手への雑感(偏ってるよ)

GK:南雄太

1失点はしたものの、クロスに対していい反応を見せ続けていた。2試合連続でビルドアップで危ういシーンを作ったのは勘弁してほしいけれど。前線の選手と違って1回ショートパスミスると命取りなのがキーパーの辛いところだよね

DF:北爪健吾

為田にはかなりやられてしまった。特に失点シーンは一人で不用意なプレーを連続させていたので気をつけてほしい。とは言え、スローインのミスはスローインで返したし、いつものように中山やレドミとの連携で良い攻撃を見せていたので、収支は+だったと思う。次節以降も攻撃で活躍してください。

DF:川﨑裕大

失点シーンではクレーベにしてやられたものの、総じてよく守ってくれたかな、と。前半終了間際のあわやのシーンでも、しっかりゴール前に戻っていたので、クレーベのシュートが枠に転がっていても蹴り出せていたと思うし。コーチング頑張ろう

DF:カルフィン・ヨン・ア・ピン

今節もよく働いてくれました。オーバーラップは控え目だったものの、相手のプレスにはしっかり対応していた。

DF: 袴田裕太郎

相手が逆サイド偏重の攻撃だったのもあるが、左サイドをしっかり守った。田代からのパスを上手く光毅まで繋げられていればもっと良かったのだけれど。コーナーキックからのヘディングシュートは惜しかった

MF:田代真一

失点シーン以外は攻守でしっかり仕事をしてくれていたと思う。ビルドアップも安定していたし。ただ、カードは余計だったかな

MF:松井大輔

前半は熊谷の激しい寄せに少し後手に回っていた印象。後半、相手の寄せが他所に分散してからはパスも安定していたが、カードが出た謎判定シーンを別にしても船山や相手ボランチに攻守で手こずっていた感がある。

まぁ、同点ゴールにあの逆転ゴールの前では些細な問題だけどな!やはりル・マンの太陽は伊達じゃねーや!

次節はイエロー累積で有休だけれど、元々夏場の中3日で連続起用するつもりは無かったのでは?という気がする

MF:斉藤光毅

流石にホーム戦の再現はならなかったものの、少し内側に絞ってのプレーは効いていたし、今日は守備も良かった。交代前のシーン、時間使おうとして失敗したのはちょっと困るけれど、笑顔が可愛いから許す

MF:レアンドロ・ドミンゲス

今日もフリーでボールを受けてはチャンスを作り、セットプレーでも抜群のキック精度で2ゴールを生み出した。2試合連続となった直接FKは見事としか言いようがない。やはり夏になると調子が良くなるらしい。秋春制とか言ってるやつ死ねばいいのに

MF:中山克広

今日は先発復帰。相変わらずのスピードでチャンスを作っていた。自分もゴールがほしい!という気持ちが今日は出ていたのが良くもあり悪くもあり、といった感じ。パスのほうが良かったんじゃない?ってシーンがあったけれど、気持ちはわかるので早く初ゴールが決まるといいね

FW:皆川 佑介

連続スタメン。直接得点に絡むことはなかったけれど、守備ではしっかり寄せ、攻撃時も相手のファールを誘ったりと身体を張って役割を果たしてくれていた。60分での交代は予定通りだったのだろう

FW:イバ

皆川と交代で後半60分からプレー。明らかにコンディションが良くなっていたので一安心。敵陣での存在感や、ボールの収まり、足元の技術などはやはり1ランク違うので、改めてゴール量産体制に入ってほしい。

MF: 佐藤謙介

松井と交代で25分ほどプレー。中盤で堅実にプレーしていた。松井と田代が揃って有休なので、次節はスタメン確実。レドミとは逆に少し夏が苦手な印象があるが、ゲームメーカーとしてレノファ戦では存在感を発揮してほしい

MF:松尾佑介

光毅と交代で10分ほどの出場。相手の攻勢が続く状態だったので攻撃では出番がなかったものの、最前線で相手のビルドアップを阻害していた。やはり大学での仕込みが良いらしく、後方の味方をチェックしながらプレスを掛けるのが上手い。ジェフ千葉の前線にいるのが松尾でなくて良かったわwおそらくレノファ戦はスタメンなのではなかろうか?


おわりに

逆転の横浜。いい響きだなァ。失点しなければわざわざ逆転しないで済むんだけど。とにかく攻撃が好調なままリーグ5連勝。天皇杯入れると6連勝。夏の連戦で過酷な日程ではあるけれど、このまま7月を全勝で終えたいところ。PO圏内に入るためにも、レノファ山口をホームでしっかり叩き潰そう!

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