「やりたいこと」の見つけ方【実践編】
はいどうも、こんにちは!有暇チャンネルのMaruです!
今回は「やりたいことの探し方【実践編】」として、自分のやりたいことの探し方をわかりやすく説明します。
音声で内容を聞きたい方はYouTubeでどうぞ!!
現代の社会では、好きなことをして稼いでいる人がSNSやYouTubeなどから目に入ってきやすく「自分は何にもできないな」と感じている人も多いと思います。
そんな人たちに朗報です。
この記事を見れば、自分のやりたいことを仕事にする考え方が得られるので、ぜひ最後までお付き合いください。
前回の記事では「やりたいことの5つの誤解」ということで、やりたいこと探しの、基礎となることをお伝えしました。
まだ見ていない人は、先にそちらの記事からご覧ください。
前回・今回ともに、参考にした本は「世界一優しい やりたいことの見つけ方」です。
この本には、自分のやりたいこと見るけるためのステップが論理的かつ明快に記されています。
この本を参考に、私の意見などを加えながら、やりたいこと探しの4つのステップを紹介します。
私も実際にやったのですが、本当に面白かったです。
「自分はこういうことが好きだったんだ!」とか「これやってみたい!」ということが思い浮かんできて、楽しくなってきました。
では4つのステップを一つずつ紹介していきます。
ステップ❶大事なことから仕事の目的を見つける
まずは「大事なこと」の定義から説明します。
「大事なこと」=「自分の価値観」
この「価値観」と似た言葉に「目標」があります。
この両者の違いをはっきりさせておきましょう。
「価値観」:進み続ける人生の方向
「目標」:その途中にあるチェックポイント
「自分の大事なこと」として「目標」を設定してしまうと、それを達成することが最終目的になってしまって、
・目標を達成しなければダメ
or
・達成しても、それが価値観とずれていたら、虚無感に襲われる
という事態になってしまいます。
では、自分の大事なことをどうやって見つければ良いでしょうか?
それはある質問に答えることで見えてきます。本書ではたくさんの質問が掲載されていますが、ここでは私が厳選した一つを紹介します。
質問:「自分の子どもや他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動か?」
この伝えたいことを箇条書きでたくさん書き出してみましょう。そこから、価値観のキーワードとなるものを考えてください。それがあなたの「価値観」つまり「大事なこと」です。
例えば「興味があることはどんどんはじめた方が良いよ」と伝えたければ、その価値観のキーワードは「本音」や「夢中」と言ったものが考えられます。
このように自分の価値観を10個ほど見つけましょう。
そしてその中から、自分が「周りに広げたい」と思う価値観を1つ選びましょう。それが「仕事の目的」になります。
ここで、価値観を見つける際の注意点を一つお伝えします。
それは「本物」の価値観と「偽物」の価値観を見分けることです。
これは簡単で、思い浮かんだ価値観が「〇〇したい」なのか「〇〇すべき」なのかを考えるだけです。
「〇〇したい」というものが自分にとっての本物の価値観で「〇〇すべき」は他人や社会から押し付けられた偽物の価値観です。
私もこれをやってみてハッとししました。自分が今まで大事にしていたことって、ほとんど「〇〇すべき」だったんですよ。
自分の仕事をしていても「この資料は完璧にすべき」、自分が辛いとかはお客さんにとっては関係ないから、常にこの資料のクオリティアップを目指して「時間を使うべき」こんな風に考えていました。
お客さん目線で仕事をしていること自体は良いとは思いますが、あまりに「すべき」「すべき」が多すぎて、結局は継続できないんですよね。
今考えると当時は「すべき」ばっかりで、かなり精神的にもキツかったことを思い出します。
ですので、皆さんにも、ぜひ「〇〇すべき」でなく、「〇〇したい」を「自分の大事なこと」として設定してください。
そうすると次で話す「得意なこと」「好きなこと」と合わせて「自分のやりたいこと」が見つかります。
ステップ❷得意なことを見つける
では次に「得意なこと」を見つけていきましょう。
まずは言葉の定義からです。
「得意なこと」=「成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン」
もっと簡単に言うと、「自分の癖」のようなものです。
無意識でもやってしまう物の見方や考え方の習慣とも言えます。
例えば、いつも人間観察をしている、いつも人の気持ちを考えているなどです。
このように言うと、自分には人よりできる事なんてないよ、と言う人も多いと思います。
ですが、安心してください。得意なこととは、それ自体は単なる癖でしかありません。
その癖をどう認識するかで長所にも短所にもなり得ます。
例えば、物事に慎重に取り組むと言う癖は、ミスのない作業を求められる仕事では長所になるし、スピード感を求めらる仕事では短所になります。そこで、自分は短所しかないと思う人は、視点を変えて、その短所を生かして長所にできる方法を探しましょう。
やり方としては簡単で「自分は〇〇だからダメだ」ではなく「〇〇だからこそできる」と言い換えてみましょう。
例を挙げると「自分は人見知りだから新しい友達がなかなかできない」を「人見知りだからこそ、大事な人とじっくり向き合うことができる」や「人見知りだからこそ1人でじっくり考える時間をとることができる」と長所に変えてみましょう。
このように、「自分を変える努力」ではなく「自分を活かす努力」にフォーカスすれば、長所がない人などいないのです。
では、いよいよ自分の得意なことを見つける方法です。
これも、ある質問に答えることで見えてきます。
質問:「これまでの人生で充実していた体験は何か、その時どんなことをしていたか?」
この質問で重要なのは「成功体験ではなく、充実体験を聞いている」ことです。
成功体験というとそんなもの私にはないと言う人も多いと思うので、充実体験として、自分が楽しかった時期や経験を思い出してください。
自分が得意なことをやっているときはとても楽で楽しく、あまり疲れません。むしろやればやるほど元気が湧いてきます。
反対に、苦手なことをしていると、意識的に頑張る必要が出てきて、とても疲れます。
得意なことと苦手なことの見分け方は、シンプルです。
やると充実感が得られるのが、得意なこと、やると疲労感が募るのが苦手なことです。
このように、自分の得意なことを10個ほど見つけて、自分の活かし方を探っていきましょう。
この質問だけでは足りない方は
「最近イラッとしたことは何か?」ということに答えたり、「仲の良い人に自分の長所を聞いてみる」ということも行ってみてください。
ステップ❸好きなことを見つける
では次に自分の好きなことを見つけましょう。まず好きなことの定義です。
好きなこと=自分が興味・好奇心を感じる分野
自分が好きな分野に関しては、疑問を疑問のままで置いておくのに耐えられません。知らないことを知っている状態にしたいと感じる気持ちこそが好きと言うことです。
この好きなことを見つけて、仕事にできれば、努力する必要もなく、自然と夢中になり、モチベーションが低い状態が少ないはずです。よく言われる、努力は夢中に勝てないとはまさにこのことですね。
では、自分の好きなことを見つける質問です。
質問「休日何をしているときに幸せを感じるか、そこからわかる自分の好きな分野は何か」
自分が楽しくて行っていることがあなたの好きなことです。このようにいうと、自分は休みの日は寝ていることが多いから、好きなことなんてわからない、という人もいると思います。私も最初はこのような状態でした。
ここからは私Maur的補足なのですが、休日特に何もしていなくて、それに対して、満足している人は、それがあなたの好きなことだと思います。
寝ているだけだが、それ自体に楽しさを感じている場合はそれで良いのです。
これに対して、休日何もしていないことに、満足感が低かったり、何かしたいけど何をすれば良いか分からないという人は、とにかく嫌いでないことをはじめまくってみてください。
ポイントは、好きなことをやるのではなく、嫌いでないことをやることです。
新しいことを始めていけば、必ず自分が好きなことが見つかります。
さて、ここまでで、「自分の仕事の目的」「自分の得意なこと」「自分の好きなこと」が見つかりました。
ここからは、これらのパーツを組み合わせて「自分のやりたいこと」を見つけていきましょう。
ステップ❹自分のやりたいことを見つける
さていよいよ自分のやりたいこと探しも最終ステップです。
かなり疲労していると思いますが、やりたいことが見つかればモヤモヤした日常から脱することができます。最後まで頑張りましょう。
ここでは、やりたいこと見つけるための2つの手順があります。
1つ目:やりたいことの仮説を立てる
2つ目:仮説から仕事につなげる
それぞれ説明していきます。
❹-1:やりたいことの仮説を立てる
方法はこれまででたくさん出した「好きなこと」と「得意なこと」を掛け合わせて考えます。
例えば、得意なことが、「調べたことを発表すること」好きなことが「旅行」だったら、「旅行先のプランを考えて発信する」といったことが考えられます。
他には、得意なことが「人間観察」で、好きなことが「ファッション」だとしたら「その人にあった服装を教えるファッションコンサルタント」といったことも挙げられます。
この組み合わせは自由です。得意なことと好きなことを組み合わせれば、それはあなたが好きで、しかも得意なやり方で行える最高の行動です。
実現可能かは置いておいて、とにかくやりたいことの仮説をたくさん立てましょう。
❹-2:仮説から仕事につなげる
❹-1でやりたいことが決まっても、上手く仕事にならない理由は、仕事の目的を考えていないからです。
仕事とは、お客さんからありがとうの対価としてお金をもらうことです。
ではあなたは、お客さんからどんなありがとうを受け取りたいですか?。
やりたいことで、うまくお金を稼げない人は、自分がやりたいことをやるのに必死で、人にどうやってありがとうと言ってもらいたいのかを考えられていません。
お客さんは、あなたのやりたいことにお金を払うのではありません。あなたのやりたいことをした結果としてもらえる価値に、お金を払ってくれます。
例えば、あなたが服を作るとしたら、お客さんは、服を身につけて自信を持っている自分、を買っているかもしれません。このように、あなたのやりたいことを通じて、関わってくれた人に価値を与えられた時に、仕事として上手くいき、生きがいにもつながるやりたいことができるのです。
ここであなたがお客さんに与えたい価値とはなんでしょう?
それはステップ❶ で一番最初に考えた「あなたの大事なこと=価値観」です。
私Maruの場合で言うと「成長を楽しめる人を増やすこと」が「大事なこと」なので、これが「仕事の目的」になります。
この仕事の目的を実現する方法として、先ほどの仮説を使います。
先ほどの仮説は、あなたが好きでかつ、得意なことです。
この仮説から、仕事の目的を一番果たせそうな物を選べば、それが、あなたのやりたいことになります。
筆者の例で言うと
・仕事の目的は夢中な人を増やすこと
・好きなことは自己理解
・得意なことは体系立てて伝えること
なので、筆者のやりたいことは「夢中な人を増やすために、自己理解を体系たてて伝える人」だそうです。この本もその活動の中で出版したものですし、自己理解のコンサルタントもしているそうです!
このようにやりたいことが見つかれば、その実現手段に使えそうな情報がどんどん目に入っていきます。これは、カラーバス効果というものが働いているからです。
カラーバス効果とは自分が意識している情報は自然と目に飛びこんできやすくなる心理現象のことです。
周りにある赤いものを見つけてくださいと言われると、今まで気づかなかった赤いものが見えてくると言ったものです。これを自分のやりたいことに置き換えると、やりたいことの実現に必要な情報がどんどん集まってくることになります。あなたのやりたいことのキーワードを調べれば、似たような活動をしている人がほぼ確実にいます。そこから情報収集をして、自分なりの実現手段を見つけましょう。
☆Maru的補足
ここまでで、自分のやりたいことを見つけました。では、明日から今の仕事を辞めて、やりたいことに熱中すれば良いでしょうか?
私は必ずしもそうではないと考えています。
仕事を辞めれば、やりたいことに割ける時間は圧倒的に増えて、十分な収入を得られるかもしれません。しかし、多くの人はそこまでのリスクを取りたくないと思うのではないでしょうか?私もそのうちの1人です。
そこで今の仕事を続けつつ、帰宅後や休日に、やりたいことをやり始めてみてください!
やりたいことなら、帰宅後でも、休日でも少しはできると思います。
そこで、そのことが楽しいと感じられれば、最低限はOKだと考えています。
そもそも楽しく時間を使えているのだから、損ではないし、万が一、億が一でも収益を発生できれば、万々歳ですよね。
そして、収益が増えてきたら、会社を辞める選択も視野に入れればいいと思います。
いきなり、会社を辞めて、本当にやりたいことにフルコミットするのも一つだとは思いますが、そこまでリスクを取らない選択もありだと思います。
私の場合だと、自分の仕事の目的である「成長を楽しめる人を増やす」ことを、自分の得意な「人を楽しませる」と自分の好きな「本を読む」で達成するために、このYouTubeチャンネルをやっています。
本から新たな知識を得て、成長することを楽しんでもらえれば最高です。
もちろん仕事はやめていません。朝活や昼休みの時間を使って、本を読み、台本を作って、休日にレコーディング、投稿をしています。
週2回しか投稿していないこともありますが、楽しく続けられています。
皆さんも、ぜひ本当にやりたいことを見つけて、小さく小さくやり始めてみてください!
内容は以上になります。
最後に内容をさらっとおさらいして知識を定着しましょう。
まとめ
今回は「やりたいことの探し方」と言うことで、お話ししてきました。
自分のやりたいことを見つける4ステップは、
❶大事なことから仕事の目的を見つける
大事なことは、「自分の子どもや他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動か?」と言う質問に答えて探しましょう。
❷得意なことを見つける
得意なことは「これまでの人生で充実していた体験は何か」と言う質問に答えて探しましょう。
❸好きなことを見つける
好きなことは、「休日何をしているときに幸せを感じるか、そこからわかる自分の好きな分野は何か」と言う質問に答えて探しましょう。好きなことがない人は、「嫌いでないことをはじめまくってみてください。
❹やりたいことを見つける
まずは、自分の得意なことと好きなことを組み合わせて、やりたいことの仮説を立ててください。
次に、その仮説の中で、自分の仕事の目的を果たせるものを選んでください。
やりたいことのキーワードを調べれば、ほぼ必ず似たような活動をしている人がいるので、そこから情報収集をして、自分なりの実現手段を見つけましょう。
以上4ステップで自分の本当にやりたいことが見つかります。
この活動を小さく小さく始めていって、それ自体を楽しむこと、それに付随して収益化したらラッキーという感覚でやるのも一つのアイデアだと思います。
今回は以上でございます。
長い記事に関わらず最後まで見てくださって本当にありがとうございます。
ぜひともこの後すぐにやりたいことを探す4ステップをしてください。
時間は正直かかります。しかし、必ずかけた時間以上のリターンがあると思います。
詳しいやり方を知りたい方は本書を手に取ってみてください。
「自分自身の成長を楽しみながら、もっと楽しく生きていけ」
ではまた!!
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