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雑記240520

近所に好きな家があった.
古くて建具や屋根のかたちが美しい家.
庭の柑橘の木をいつも見上げていた.
数日前から重機が入り,庭は木も花も消えた.
今日は美しかった窓が外されていた.

でも,なくなることは悲しいけど嫌いじゃない.
それに本当になくなるのは,記憶から失われたときだから.

昨日の文フリで集合写真を撮るときに,カメラの後ろで笑っていた.
写るわけないのだけど,何となくそれでも写る気がちょっとして.
結局撮り直させてしまった.

確かなものが何もないというのはいいな.
胸のすうすうすることがたぶん好きだ.

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