時間制限食(TRE)に関するFAQ(1)

  1. TREはどのような目的で行われますか?

    • 時間制限食は長期的に無理なく減量を可能とする科学的根拠に基づいた減量方法です。

    • 一日の中で一定以上の絶食期間を設けることで脂質・糖代謝の改善や二次的な摂取カロリーの低下が引き起こされ、体重減少が促進されると考えられています。

    • 最大の利点はそのシンプルさで、従来の標準的な方法であるカロリー制限と比べ継続しやすく、長期的に適正体重へ近づく新たな生活習慣を形成できます。

  2. TREはどのような人が対象となりますか?

    • TREは減量が医学的に必要である肥満者を対象にその効果が検証されているため、BMI25以上の肥満者を主な対象としています。

    • 絶食期間を設けることから血糖値の変動が大きくなる可能性があり、糖尿病の診断を受けているなど持病のある方は主治医と実施の可否をご相談ください。

    • また生活の変化を伴うことから、ご家族や職場の方など周囲の理解が得られた方が継続性が高くなります。

  3. TREはどのように行われますか?

    • TREは一日の中で全く食事をしない時間帯を一定以上設ける方法です。「ファスティング」とも呼ばれる、食事をしない(断食)時間帯を一日の中で決め、それ以外の時間帯は通常通りの食事が可能です。

    • 最も一般的な方法は一日の中で8時間の食事可能時間、16時間の断食時間を設けます。例えば朝7時から午後3時までを食事可能時間とし、午後3時から翌朝7時まではカロリーを含む飲食を行いません。カロリーを含まない飲料、例えば水やお茶については摂取が可能です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?