見出し画像

Hello,I'm here.

「人生における大きな財産を残したい。」
「社会に出るにあたっての勇気を貰いたい。」

そんな想いをもってオーディションを受けたBUMP OF CHICKEN18祭。いろいろありましたが、3月31日の放送をもって無事に終了しました。見てくれた方、応援してくれた方、出れないながらに想いを預けてくれた方。本当にありがとうございました。

[ALEXANDROS]の回で18祭の存在を知り、まさかその場に私が立つとは夢にも思いませんでした。

8月1日、締切ギリギリで送った選考動画。ボロボロで何を言ってるか分からなかったです。バイトへ向かう道で通過したとメールが届き、嬉しい反面実感が湧きませんでした。

10月15日、中部地区の仲間との対面交流会。確立した夢、大きな夢をもつ仲間。夢がないけど勇気をもって挑んだ仲間。それぞれ違ったけれどどこか似た部分があるみんなに少しずつ共感していました。

11月3日、東京へ向かう用意をしている途中、開催中止のメールが届きました。心にポッカリと穴が開き、「ああ、みんなに会えないんだ。私これから何を目標にすればいいのだろう」そう独り取り残されたように感じ、辛かったです。
けれど仲間はとても強かったです。みんな同じ空の下で繋がってるとお互いがお互いを励まし合い、1004人の空を共有し合いました。

そして、3月20日・21日。東京で1003人に会うことができました。みんなと笑って、顔を見て歌える。そんな前まで当たり前にできていたことが何年ぶりかに出来てとても胸が熱くなりました。

「窓の中から」という題名を聞き、ああ、これが私たちの作品なのかと実感が湧きました。
"きっとずっと出会いたかった"そんな仲間に出会えて、とても嬉しかったです。

みんなのこと昨日の事のように覚えています。無限ポーズの子、草むしりの子、ボーダー兄弟、弁護士目指してるあの子、地元が一緒で合唱をやってた子、名古屋練習会ずーっと隣で話してたBパートのあの子、愛縁奇縁のあの子、リハ中何度も私の方を見て笑いかけてくれた私の前で歌ってた眼鏡のあの子、ジャニーズの話で盛り上がった一緒に歌ったあの子達、岡山の話しかけに行きたかったあの子、トロンボーンやってくれたあの子、リハ終わり夜ご飯食べたみんな、名古屋の練習会で一緒にディスカッションしたAグループ、忘れないよ。

みんなに会えて良かったです。みんなと歌えて良かったです。ありがとう。
沢山勇気と夢を貰い少し強くなれました。

そして、私にBUMPと音楽を教え一緒に参加することを決めてくれた貴方。
あの時、私が軽音に入っていなければ、BUMPを教えてもらわなければ、そして18祭に誘っていなければ。今の私も、これからの私もいないはずです。一緒に一歩踏み出せたこと、とても誇りに思います。
貴方はいつも私の知らない世界を教えてくれる教科書のような存在です。いつもふざけてばかりだけれど、先輩として人として尊敬しています。出会えたことに心から感謝しています。ありがとう。

3月31日、BUMP OF CHICKEN18祭が放送されました。私は後ろ姿がファーっと通るくらいで全然画面には映りませんでした。ちょっと悲しかったけど、私は確かにあの場にいました。

放送終了後、配信開始された「窓の中から」を聴きながら、Twitterでリアクションを聴きながら見ていました。「勇気をもらった」「かっこよかった」そんな私たちの想いが届いた反応を見て、初めて泣きました。嬉しかったです。

何度も "ここにいる" そう示してくれるこの歌に私は勇気をもらいました。社会人まであと1年をきったこのタイミングで、進路を考える中、私は自分を見失っています。「私施設保育士目指していいのかな」「てか保育園の先生の方が良くない?けど無理だよな」「たかが実習で進路変えるとか不確実?逃げ?」「あれ、私子ども好きだったっけ?」「自分の良いところってどこだ?何も無くない?」そうずっと毎日考えています。

現実は甘くありません。時間が限られている中で自分にひたすら向き合わなければなりません。少しずつ自分が自分を嫌いになっていくのが分かります。そんな自分も嫌いです。自分軸がない私は揺るがない自分を見つけなければいけない。そんなこと分かっています。

「独りで辛かったけど、みんながいるってこと強く感じました」そう思う人が多いと思います。私はきっと逆なのかなと思います。
「今までずっと誰かに支えられて決めてきたからこそ、今自分自身で向き合わないといけない」そんな目標が薄く見えたような気がします。

あの収録を終えたあと、私は酷い喪失感に苛まれました。「夢を叶えられて嬉しいけれど、これから何をすればいいだろう。独りで自分に向き合わなければいけないのか。」帰路に着く時本当に悲しく寂しかったです。帰ってからも、普段の日常に戻ってからも、ふとした時に、孤独や時間が迫っている圧迫感と周りが頑張っていることに焦りを感じています。

分からない未来が怖いです。自分の将来に自分で責任をもつことが嫌です。学校のような不自由が愛おしく思います。でも決めなければ、考えなければ、向き合わなければなりません。頑張ります。

今はそれしか言えませんが、この18祭をお守りじゃなく杖にして、歩いていこうと思います。今は少し辛いけど、なんとか頑張ろうと思います。

本当の自分を見つけられた時、もう1度1000人と会うことが出来たらいいなと思います。そのためにもっと強くなります。

"私はここにいる"

そう強く心に刻んで生きていきます。

NHK18祭 6期生 しおり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?