cronの使い方を復習(コマンドの定期実行)

Unix系のOSで使うことのできるデーモンプロセスのcron。僕も先日初めて使ってみたのですが、非常に便利だなと感じましたので、その使い方noteを残します。

cronとは?

はじめにcronとはどんなものであるのかについて解説します。cron(クロン, クローン)とは、定期的にコマンドを実行させるためのスケジュール管理ができるコマンドです。Unix系のオペレーションシステムにおいて使うことができます。crontabとも呼ばれます。
定期コマンド実行ですので、使い方としてはログを集計するスクリプトを実行させたり、自作バックアップスクリプトを実行させるなどが考えられます。毎日パソコンであなたが行なっている作業は、スクリプトとcronで全て自動化できるかも知れません。

cronの設定方法

次に実際のcronの使い方に関して設置していきます。まずはじめに、下記のコマンドを実行します。

crontab -e

-eはエディット、つまりcronの設定の編集ができるオプションです。他のオプションには、-u(cronを設定するユーザの指定)、-l(cronの設定を一覧表示)、-r(設定済みのcron設定の全消去)があります。誤って-rで全消去してしまわないように注意してください。
crontab -eでcronをエディットモードで実行したら、次にcron設定編集をしていきます。

分 時 日 月 曜日 <実行コマンドあるいパス>

cronはこの形で設定をしていきます。例えば、毎日9:00にあるコマンドを実行したいとすると、

0 9 * * * echo "コマンドが実行されました"

このように設定します。間隔(10分ごとにコマンドを実行)で指定する場合は、

*/10 * * * * echo "コマンドが実行されました"

上記のように指定します。

cronを使う際の注意点

cronはホームディレクトリ上でコマンドが実行されます。よって実行するファイル内でパスを指定するような場合は、絶対パスを使うことをおすすめします。
cronのコマンド実行結果の出力は、実行ユーザのメールに送信されます。結果の確認はメールを確認しましょう。

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