先生だって楽しみたい
★とある小学校の修学旅行を引率している男性教師(ベテラン)と女性教師(新米)が、部屋でマップを広げて、翌日の自由散策の見張りの打ち合わせをしている。
ちなみにこの2人は付き合い始めたばかり。
やーっと明日は修学旅行最終日だな!初の引率疲れただろ?…(散策マップを指さしながら)そうそう、ここ、毎年生徒たちが迷うんだよね。駅の入口が分かりにくいんだよ。ここに2人は見張りが欲しいな。あ、俺が誘導するから、君は目印の旗持って立ってて?
…あ、それと、知ってる?ここの駅の横のソフトクリームがすごい美味いんだ。早めに行って食べちゃおうか?…大丈夫だって!それくらい、もし見つかっても俺が責任取るって!最終日だし内緒でご褒美だよ♪
さ、打ち合わせはこれくらいで、明日は大丈夫だな!
それにしても同じ学年団でラッキーだったよな~。大丈夫!誰にもバレてないよ、俺たちの事…(悪戯っぽく微笑んで)
さ、お茶でも入れるか…いいんだいいんだ、座ってて…
(お茶を出しながら、ちょっと言い出しにくそうに)
なぁ、さっき、売店でお土産買ってただろ?いや、たまたま通りかかってさ。生徒たちに「彼氏にお土産ー?」ってからかわれてたな……(少し真顔で)何買ったの?え、ネクタイピン?《俺ネクタイなんかしないけど》…誰に?…ごめんごめん!別に詮索する訳じゃ…
え、おじいちゃん?(パッと明るい顔になって)おじいちゃんにお土産?あっ、なんだ、おじいちゃんね!はは…
なぁ…(手を握ろうとしたが、彼女が腕時計に目をやり少し慌てている)
あっ、部屋の見回りの時間か!行かないとな…俺も行くわ…(そのまま手をひっぱり抱き寄せてキス)
なあ、見回りの後、また打ち合わせできる?そう、ここで。大丈夫、ここ角部屋で、隣は看護用の予備部屋だから…どんな音を立てても、安心だから…もう少し個人指導が必要だろ?
また、あとで…な❤
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