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RPGツクールMV 歩行グラフィックについて

どうも、ROTTAです!

今回は、キャラクターの歩行グラフィックの作り方をご紹介しようと思います。
キャラチップ」とか「歩行キャラ」ともいいます。
(公式的には「キャラチップ」っぽい。のですが、
自分的に「歩行グラフィック」で定着してしまったのでその呼び方でいきます。)

ツクールMVの公式サイトや他のところにもこういった説明はありますが、
『七色の要』の裏側を見ていくということで
初歩的なところから、私なりにもやっていこうと思います。

こちらが、ツクールMVの歩行グラフィックの設定画面です。キャラ一人一人でなく、最大8人分が並ぶ画像が必要です。

こういう、画像をアニメーションさせるために、決まった大きさで、決まった位置に、規則的に画像を並べたやつを

スプライトシート

といいます。

ではそのスプライトシートを作るための、具体的なことを見ていきましょう。

▲メインキャラのスプライトシート。最大8人分読み込ませられるが、7人分でいっています。

これがツクールMVで読み込ませる歩行グラのスプライトシートです。
幅が576px   高さが384pxの画像になります。

もし作りたいキャラクターが一人であっても、
ツクールMV的にはこれが1単位となりますので
その場合は、図で赤い線で区切られた1ブロックにだけキャラの絵を並べ、
かなり空きスペースがある状態で
ゲームに読み込ませる、ということになります。

また、図に「48×……」とありますが
歩行グラの場合、1マス48×48pxとなります。
なので実際にドットを打つときは、そのサイズのキャンバスを
新規作成するところから始まります。


そして画像の並べ方ですが
普通に歩かせるのであれば、下図のような向き・動きで並べる必要があります。

真ん中は棒立ちで固定ですが
左右に関しては、個人的には
たとえば「左側の列のマスなら左脚を出してないといけない」
とは思っていません。
左右の列でそれぞれ、違う方の脚を出してさえいれば
操作のとき普通に歩いているように見えますので
どちらの脚をどちらの列で踏み出すかは悩まなくてもOKだと思います。

なお、髪のハイライト等、反転させてはいけない部分は
レイヤーを分けておくなどの対処が必要ですが、基本的には

前・後ろの行は
左列の絵=右列の絵のコピペ左右反転

左・右向きの行は
左向きの絵=右向きの絵のコピペ左右反転

となっています。
一人分のスプライトシートで12枚の絵が必要ですが
一枚一枚頑張って描くのではなく、
コピペできるところはコピぺを活用することをおすすめします。
自分の負担を減らすという意味もあるし、
たぶんその方が実装時にきれいに見えるのではないかと思います。

キャラクター以外のもの
(下図でいうとアイテム落ちてるよのキラキラや、魔物や、白い結界)
も、歩行グラとして作っています。

▲左部のキラキラも光ります。魔物もゆらゆら揺れるよう作っています。
▲下部の白い四角いものが結界。光るようにアニメーションします。

キャラクターと同じように、一つのものを作るのに
12枚の絵が必要ですが
コピペしても大丈夫な部分がキャラのそれよりも多いので、ちょっと楽できます。

キラキラから見ていきますと、
(見やすいよう背景を黒くしています)

キラキラには向きが関係ない常に前を向いているため、
左右と後ろの行も「前」用のパターンを並べればOKです。
実質、描く絵が3つで済むということですね。

あとの魔物と結界も見てみますと、

分かりにくいですが、真ん中の列を基準として
左列はほんの少し左下に、右列はほんの少し右上にずらしています。
(ずらしてるだけって書いてますが、涙は描き足してますね。失礼しました)

ちょっと脱線するかも知れませんが、
「歩く」などの動作でなく
「浮いててフワフワ揺れてる」「歩行で髪が揺れてる」とかの
アニメーションの場合
動かすのはだいたい1〜3pxくらいでいいと思います。
静止画で見てると分かりませんが、ゲームで実装してみると
それでも意外と、動いて見えます。


最後は結界です。
こちらも見やすくするため背景を黒くしています。

これも常に前を向いているオブジェクトですので
前用のパターンを、左右後ろにも並べています。
こちらは形は変わらずに光りますので
それぞれの列の絵で色だけ調整しています。

と、歩行グラフィックのお話でした。

キャラの歩く画像は、1体作ったらそれをもとにして他のも作ったり
(歩き方や、基本的な体の形など)
髪型とかも、メインキャラの髪をもとに
すこ〜し変えてモブの髪を作ることもあったりします。

もちろん、作るべきところや作りたいところは1から描いていますが
作業効率を上げるために、そういった工夫も大事だなと思います。

それでは!

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