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浮気の重量と交通事故被害者の苦労。8月21日。

午前・リハビリ。
今日は担当医と浮気を許すべきかどうかという話をしていた。担当医は「無理」の一言。私は正直に打ち明けて今後どうするのか話し合うことができれば許すと答えた。実際に私は過去に交際していた人が浮気を隠しているのに気付いた時にそれを伝えた経験が何度かある。

(気付いた、というのは恋人だけが性病に感染したり、浮気相手の恋人から証拠をメールで送られて説得を頼まれたり、という状況)

担当医は理解できないという顔だった。たしかにそれは虚栄心からの絵空事に聞こえるだろうし、言われた側からすると自白の強要をしていると受け取られるのかもしれない。

私の場合、浮気をされて私が受けるダメージよりも浮気をした側の罪悪感、あるいはその欠如によって取り返しのつかない状況になるほうが深刻だと考えているからだ。小さな綻びも放置すればやがて大きな穴になる。そうなってからではもう塞ぐことはできない。

うっかりこの日記を観てしまった私の恋人よ。もし浮気をしたのなら遠慮なくメールしてください。罪悪感を抱えたり嘘を重ね続けることの方が浮気よりも辛いことです。


午後・事故関係の対応。
交通事故は怪我が完治するまで保険会社や職場とのやりとりが続く。これが大変だ。事故によるダメージよりも書類と電話対応の方が負担は大きい。慰謝料というものが何故発生するのか身をもって理解した。これは人件費なのだ。週3回の通院に定期的な電話対応、交通費や休業損害の書類の作成、これを被害者側が続けなければならない。その労力と慰謝料(示談金)の相場を比較すると、

「うわ……私の慰謝料安すぎ……」

と、昔流行った広告の改変が頭に浮かぶ。転職できない低賃金労働である。その状況においても保険会社は少しでも支払い金額を下げようとしてくるので、交通事故に遭うと保険会社が嫌いになる理由も学んだ。


ずっしりと重い日記になった。
読み終えたあとは美味しいクッキーでもめしあがれ。



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