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【アイスランド&ロンドンちょろり旅5〜陽キャ外国人に埋もれ序盤で心のシャッター閉店ガラガラ〜】

2024年8月14日(木)
また3時起床。相変わらずの時差ボケぶり、でも旅行始まって以来やっと長く寝れたので元気になった。どうせもう寝れないので料理でもしよう。昨日スーパーで買った大きなマッシュルームと残ってるハムをバターで炒める。

今日のツアーも弁当持参

ハムが塩気強いので味付けはこれだけ。ハムバターマッシュルームはパンに挟んで今日の昼ごはんにする。

マッシュルームはアイスランド産ぽい
もっと料理するつもりでシーズニングいろいろ持ってきたけど、結局これしか使わず。

マッシュルームの半分は味変ってことで、日本から持ってきたオリーブオイルとハウスのスパイスクッキングのアーリオオーリオで味付けをする。

室内が乾燥しているので起きた時いつもちょっとが喉イガイガしている。ホコリかも。海外のホテルなので・・・このハーブキャンディーを結局一袋食べ切ってしまった。

マイルドな龍角散みたいな味。


初日に一緒に晩御飯を食べたIさんからLINE、雨予報なので4日で50kmロイガヴェーグル踏破の工程を巻いて2日で30km歩いて今日レイキャビクに戻ってくるとのこと。明日一日空いてしまったのでどこか観光のおすすめはないかということだけど、もちろんヨークルスアゥルロゥン一択である。でもちょっと遠いから疲れた身体にはしんどいかも。今日のツアーは11時間なので一昨日の14時間ツアーよりはちょっと楽。
今朝もいちごスキールにコーンフレークとママレードを入れたものとコーヒーで朝食を済ませ、ツアーの集合場所へ。

オープン待ちかい?
「んだよ」

ツアー予約をしたアプリに「6番バス停に9:00に来てね!遅れないでね!」と何度もメッセージが来る。我を誰だと思っているのだ日本人であるぞ。時間を守る日本人らしく早めに到着。

本日は寒い雨。6番バス停には次々に各社のツアーバスがやって来る。と、ツアー会社名「Bus Travel Iceland」のロゴが入った大型バスが到着。今日はこれで出発場所まで行ってバス乗り換えらしい。いろんなツアー参加者が乗っている。60歳くらいの日本人女性が一人で参加してる(別のツアーだけど)。昨日書いた「中年クライシス」の話の続きみたいだけど、私はあのくらいの歳になってから一人でヨーロッパ旅行できるかなー。なんか今回で一旦海外行旅行熱が落ち着きそう。人生で絶対に行きたかったのがウユニ塩湖とアイスランドだったので、次はどこを目指せばいいのかな。

今日は15人くらいのツアーで小型バスである。
ドライバー兼ガイドさん「ヘイガイズ、今日は〜?
…(溜めて)
ゴールデンサークルとブルーラグーンへ行くぜ!Year!」
である。乗客も「Whoooo!」みたいな。
馴染めねぇー今日は日本人はどうやら私一人らしい。

どこからでも大地から湯気
なにもないところにヒッチハイカーが?!

うわ、レイキャビクから1時間走ったところの道端に雨の中でヒッチハイクしている人がいる!なぜそんな場所に・・・?

さて本日はアイスランドに来たら誰もが絶対に回るコースこと、ゴールデンサークルという観光スポットが集中している一帯と、これも有名な世界最大の露天風呂ブルーラグーンに向かうツアー。
小雨でちょっとテンション上がらないなー一昨日が良すぎたのと、一人も日本人いなくて置いてきぼり感があるのと…一人旅の心細さを感じるとしたらこういう英語ツアーだろうと思ったけど、まさにだった。。(一昨日も英語ツアーだったけど日本人もいたので孤独感を感じなかった)

お鉢周りができるカルデラ湖の、ケリズ火口湖。
ストロックル間欠泉。5~10分置きにドカーン!と噴き上がるので、その瞬間を撮影しようと観光客が泉の周りを取り囲んでいる。風下にいると大火傷である。
遊歩道がある。この距離でも「ドカーン!」の音が聞こえる。
ポコポコ沸騰している池
硫黄の匂いがする。

お次はグトルフォスという巨大な滝。かなり離れたところまで飛沫が来るけど、この日は小雨なのか飛沫なのか?とにかくびしょ濡れになる。

グトルフォス
ザブザブ

グトルフォスとは「黄金の滝」を意味する名で、晴れた日の夕方に来るとその名の通り金色に輝く滝の美しい様子が見れるそうだが・・・この日はただただ轟音と水量が凄まじく、ど迫力の力強い滝であった。

シンクヴェリトル国立公園
ここトイレ裏から見える景色なんだけど、妙にかっこいい

これらの一箇所ずつが近いので回りやすいザ・王道観光地ゴールデンサークル。レイキャビクから1時間半ほどなので訪れやすく、観光客がたくさんいる。

そして本日最後のメインイベント、ブルーラグーンへ。ケプラヴィーク国際空港の近くにある温泉。
今年前半は噴火のニュースが絶えなかったアイスランド、ブルーラグーンは噴火があったレイキャネス半島にあるので、噴火が活発だった時には臨時休業していたそう。ここ数ヶ月は噴火がないので今は普通に営業中。
2010年に結構な規模の噴火があり、その時はヨーロッパ全域で飛行機が飛べなかったことがあったアイスランドなので、今年噴火のニュースがあるたびに行けないんじゃないかとヒヤヒヤしていたものである。

結局この日はずっと雨、このブルーラグーンに着いた頃極寒!歯がカチカチ言う寒さ。ありがとうユニクロのウルトラライトダウン。毎日大活躍です。8月でも油断ならん寒さの時があるアイスランド旅行のお供にウルトラライトダウンを心から推奨します。

わーガイドブックの写真通り〜

ブルーラグーンが青いのは空の色がお湯に映っているのかと思ってたけど、曇っている今日みたいな日でも水色の不透明なお湯。この濁りはシリカだそう。
湯気がふわーっとお湯の表面をたなびいていって、その向こうに幸せそうな顔で浸かっているいろんな国の人々がいて、何か夢の中の景色みたいだった。晴れている時に来たらさぞかし気持ちいいだろう。
お湯はぬるめで38度くらい、何時間でも入っていられそう。せっかくなら一日ここで気が済むまで過ごすのもいいだろうな〜

お酒以外にソフトドリンクも充実

湯船の中にドリンクスタンドがあり、参加費に1杯含まれている。空港で買ったもののまだ飲んでみていないアイスランドビールのGULL(1890kr)があったのでそれにしてみる。そういえば旅行中初めての飲酒。寝不足で飲む気にならなかったので…
軽い飲み口だと思ったら最後に結構しっかり苦味が来てなかなか美味しいラガー。ぬるめのお湯に浸かりながら冷えたビール飲むとかいいね〜行儀悪くて(いい意味で)!

入浴中に写真撮ろうかと思ってビニールのスマホケースを用意してきたけど、もう面倒臭くて出さず。写真撮ること気にしすぎてゆっくりアクティビティを体験できないのも変だしね。このお湯の色ではスマホ落としたらおしまいですし。ということで写真は一旦上がってから撮りました。

セルフサービスのカフェと、レストランがある。
ベーグル2990kr
サンドイッチ2590kr
そろそろ寿司食べたいな。2990kr。
シリカパック販売中
ちなみに空港にある免税店で買ったほうが安い
ブルーラグーンエントランス
エントランス近くの温泉は入浴ゾーンではないみたい

集合時間を30分早く聞き間違って雨の中駐車場のバスの前で寒い思いしながら無駄に待ってしまった。。ひとつひとつの観光名所は良かったんだけど、英語ツアーの心細さのほうが勝って疲れた;一昨日は1人参加で良いと思ったけど、こういう体験型はやっぱり誰かと感想を言い合いながら参加したいなー。

元々ブルーラグーンにはあまり興味がなかったけど(なぜなら人工温泉だから・・・「自然」と名のつくものに弱い私である)、まあせっかくアイスランドに行くのだからメジャーどころは押さえておいたほうがいいのかな?と思って一応行ったという感じ。ちなみに今回のツアー料金が約¥32000だったんだけど、ブルーラグーン単体だと入浴料¥15000ほどらしい。高い!これは1日中いて元を取らないと笑

20:20頃、スタート地点のバス停に到着。つくづく明るいのでこんな時間と思えない。あーでも疲れた…雨で濡れたズボンが冷たい。が、最後の力を振り絞ってホテル近くのKRONANへ。晩御飯を買わなくては。

サーモンが食べたかったので、味付きぽい冷凍サーモンを購入。結局外食を一回しかしなかった、美味しいというアイスランドラムを食べるチャンスがなかったのが強いていえば心残り。外食しなかったのはツアーの帰りがいつも遅かったのと、連日あんまり食欲がなかったのもある。
へろへろでホテルに戻り、熱いシャワーを浴びて、流水解凍したサーモンをオリーブオイルたっぷりめで焼く。

グラム売り。この2切れで880kr。安い!(のかな?)
肉厚で美味しそ〜
こんがり。

…うんまっ!!なに、皮パリパリだし脂は程よく、塩味もきつくなくてめちゃウマなんですけど…最後の食事が美味しくて良かった、今朝炒めたマッシュルームも食べて、良い晩御飯だった。野菜不足は目を瞑るとして。。

こうしてアイスランド最後の夜終了〜。

ところでアイスランド滞在中にどうしても読み返したかった漫画がある。
https://comic-walker.com/detail/KC_001098_S?episodeType=comics
「北北西に曇と往け(入江亜季著)」
アイスランドが舞台の推理漫画。この作品を読んだことが長年漠然と憧れていたアイスランドに実際に行こうと思ったきっかけだった。
この作品で描かれているアイスランドの風景には、この島が醸している空気や匂いがリアルに描き込まれている。来てみてそれを感じ取れたのが嬉しい。

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