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【アイスランド&ロンドンちょろり旅3~絶景に次ぐ絶景で語彙枯渇~】


2024年8月13日(火)

本日は現地ツアー第一弾、スコゥガフォスとダイヤモンドビーチとあといろいろツアー!
14時間のロングバスツアーなのでしっかり寝ておきたかったところだけど4時間しか寝れず。ちなみに日本との時差は-9時間。寝れないので仕方なく3時頃から起きてお弁当の準備をする。ツアーには昼夜のご飯は含まれていない。途中で寄るカフェなどで食事をすることはできそうだけど、アイスランドの物価については言わずもがなであるからして・・・せっかくキッチンがあるのでお弁当を作ってみる。

戦利品
お会計 3593kr(¥3950くらい)

昨日スーパーで買ったパンで簡単なサンドイッチを作る。
しまった、ピーナッツバターが無糖のだった。。 昨日買い物をしながら思ったことだけど、商品が基本的にアイスランド語の表記なので全然何が何か分からない。ピーナッツバターであるということしかわからん。2種類あってどっちかが砂糖入りだろうと思って買ったが勘が外れたようである。そんなこともあろうかとママレードも買っておいたので、1種類はピーナツバター+ママレード+バナナサンド。

ピーナツバターは濃厚でおいしい。

美味しそうだと思った薄いハムは塩辛すぎた。チーズと一緒に挟もうかと思ったけどしょっぱすぎるので、アイスランドバターを塗って挟むだけにしておく。パンに塗りやすいクリームチーズっぽいものが欲しかったけど、スーパーの乳製品コーナーが充実しすぎていてどれがチーズでどれがチーズじゃないのかすら判別が難しい。パウチなので中身が見えるキノコ入りチーズを買う。プロセスチーズに干しキノコが入ってるみたいな・・・これもちょっと塩気が強いので単体でパンに挟む。


パンを少し焼いてと

野菜の代わりにパックのラズベリーを持って行く。写っていませんが日本からプラスチックのフォークも持ってきております。

遠足感あるセットの完成。
海外ホテルの朝ごはんって感じであがる!

ホテル一階のカフェ「SCANDINAVIAN」でビュッフェ形式の朝ごはん。

焼きたて熱々のチョコレート入りクロワッサンがすごくおいしい!でも4泊したうちのこの日にしか出てこなかった・・・

一番遠いヨークルスアゥルロゥンまでは片道5時間かかる8:00集合22:00解散のバスツアーである。
指定の集合場所に行ったら参加するツアー会社のロゴが入った小型バスが待機している。運転手にアプリのバウチャー画面を見せようとしたら、名簿にある私の名前を指して「これ?」と聞くので、そうだと答えて乗車。これで行くのかな?と思ったが乗客の中にはスーツケース持ってる人もいて、今からツアーに参加しようという様子には見えない。

このバスで14時間?

そしたらやっぱり別のバス停に行ってそれぞれの参加するツアーの大型バスに乗り換えるというスタイルだった。レイキャビク発のツアーはこのパターンが多いみたい。

ツアーバスの集合所。

ここが市内から少し離れた場所なので、ホテル近くのバス停からここまで送り届けてくれるのは良いシステム。

このバスでした。
ツアー名はこちら

また名簿に名前があるかを確認して乗り込む。ちなみに、このツアーのように国道一号線(リングロード)を通るバスツアーに参加する時は、レイキャビク出発時に左側の窓際に座るとずっと山側のアイスランドらしい景色が楽しめるのでおすすめです。

島をぐるりと一周している国道一号線。レンタカーで回ったら楽しいだろうな。

1時間ほど走って、スコゥガフォスに到着!遠目にも「なんかおっきな滝がある・・・!」という感じで期待が膨らむ。

あっ、あれは…?
滝だ!
飛沫がここまで来る!


スコゥガフォスと私

この滝は階段で上まで登って滝を上から観ることができる。であるが結構長い。450段あるらしい。でももちろん行きます!

ぜぇぜぇ
しかし下から見たほうが良さがわかる滝というのが正直な感想だった・・・
命知らずニキ(この下激流)
階段を登り切った向こうにも遊歩道があるみたい。時間があったらもうちょっと奥まで行ってみたかった。
見晴らしがいい。元気があったら登っても損はない景色!
ふもとからたくさん登ってくる。階段が結構ギシギシグラグラしている。
ひつじがめちゃいる。もちろん誰かに飼われているはずなんだけど、全然民家が見えないところにも平気でいるので不思議。アイスランドラムはアイスランドのハーブや苔を食べているので臭みが無くてとてもおいしいとのこと。
アイスランディックホースもたくさんいる。アイスランドの固有種。小型でかわいい。

どこを見ても黒い山と苔と低い雲とグレーの空。アイスランドの山間が舞台のホラー映画「LAMB」で観た通りの景色。映画を観た時は「うわーすごい!アイスランドにはこんな場所があるんだー」と思ったけど「こんな場所がある」ではなく「全部こんな場所」の間違いだったとは。素晴らしすぎる。

向こうに小さい滝が
LAMB/ラム https://g.co/kgs/RyXW828
ぽつんぽつんと家がある。
不思議な光景

ぽつぽつある家の裏には細い滝があることが多い気がする。この家の人は何を生活の糧としているのだろう、全部羊農家?こんなに街から離れていて、しかも集落になっているわけでもなく。インフラはどうなっているのでしょうか。不思議で仕方がない。でもそんなところもファンタジックでいい。ファンタジー世界の設定って全然インフラとか無視じゃないですか。そんな生活を現実に営んでいる人がいるとは。

さてこっからが遠い、でも車窓を眺めていたら次の目的地まであっという間だった。
この日は一人旅でむしろよかったと思った。なぜなら窓に貼りついて外のすばらしい景色を心ゆくまで堪能できるから。往復10時間だったけど全く飽きなかった。苔に覆われた地面と山々、岩肌から細く垂れ落ちる滝、紫色のルピナスの花、静かに流れる小川、地面から立ち昇る温泉の湯気・・・

友達と一緒だと休憩のタイミングで窓際の席を交代したりしゃべったりするじゃないですか。今日は一言も喋らずただただこの風景に没入したい。ふかわりょうさんのアイスランド紀行「風とマシュマロの国」によると、ふかわさんは10年連続でアイスランドを訪れていて、毎回一人でレンタカーを借りて自分で編集したマイベストアルバムを流しながら
リングロードを一周するそう。それすごい素敵―!運転に自信があったらやってみたいもの。それにはまず国際免許を取らないと。そもそもハイパーゴールデンペーパードライバー(免許取得後20年運転していない)なのでちょっとすぐ実現というわけには・・・であるが、音楽を聴きながらこの景色を見られて最高に楽しかった。

ただ自分でもなぜと思うのだが、この時に藤井風さんの「damn」をループして聴いてしまい、多分今後この曲を聴くとアイスランドの風景が浮かぶように脳内で紐づいてしまった。
藤井 風 - damn(Official Video)
https://youtu.be/yP7K2lXr6GA?si=dqbtqPtUWHTtdJSN

2時間以上走っていたはずだけど体感的にはあっという間にダイヤモンドビーチに到着。

黒い浜辺に氷の塊がごろごろ
ダイヤモンドビーチと私

ここの見学は20分だという、ええー!短すぎる、もっと見ていたいのに・・・後ろ髪をひかれつつ再度バスに乗り込み、本日の最終目的地ヨークルスアゥルロゥンへ。といってもダイヤモンドビーチからすぐの場所。ん!?今何か異常なものが見えた・・・?

あれは…?

なんと。湖に巨大な氷の塊が浮かんでいる。ここがヨークルスアゥルロゥン・・・!

異界感


アイスランドの内陸にある氷河から氷が湖に流れ込んで氷河湖が形成されているのだそう。いやちょっと・・・心拍数上がる、言葉を失う異様さと美しさ・・・とりあえず思ったのはサードインパクト後の世界。

実は見学はこちらがメインで1時間以上の時間がある。
あわわここ好きに見ていいの!?やばい震える!ちょっとしかしこれはあれだやばい水の絶景好きとしては想像をはるかに超えた素晴らしい場所、、まじ来れてよかった、、ウユニ塩湖に並ぶ感動。興奮を抑えられん、鼻息荒く歩き回る。

ここでは氷河をバックに、氷河と似た色のエツコソノベのアクアマリンのリングと氷の写真を撮ろうと思っていたのである。

イメージ通り!気に入りすぎてnoteのアイコンになっている。


氷の透明度!
ゆっくり時間をかけて凍った氷は気泡を押し出しながら凍るので透明度が高いそう
ちょっと齧ってみたけどめちゃくちゃ硬い
この世とあの世のあわいのような

語彙が乏しいのが残念なところですが、とにかくこの世ならぬ場所だった。晴れていたらそれはそれはきれいだったんだろうけど、この重い曇り空が異界感を演出していてこれはこれでめちゃ好み…!

長い旅ですがとにかく日が長いのですごく一日が長くてお得な気がする。その分冬は極端に日が短いそうだけど。
行き帰り同じ道なので、行きにも寄ったVik(ビーク)という村のサービスエリアで買い出しとトイレタイム。

トイレは今回寄ったところは全て無料だった、そういえばまだ両替していないけどこの分だとしなさそう。アイスランドはチップの文化もないし。
ベーグル1890kr
レイキャビクにもあるスーパーKRONAN
まだ道中は長い。ジュースとポテチ


アイスランドのメーカーのグレープフルーツジュースとイギリスのメーカーのポテチを買う。ジュース180krとポテチ119krでずいぶんと安い。ポテチってこれ成城石井で400円くらいだったやつでは?初めて日本で入手するより安いものがあった。ジュースはグレープフルーツ味というよりはレモンスカッシュ的だったけど、ちゃんと苦みがあって甘すぎなくてなかなか美味しい。

一瞬の爽やかな青空
最後の訪問場所、セリャラントスフォスに到着。

裏に回れるのが特徴の滝。もうレインウェアしまってたし靴もトレッキングシューズからスリッポンに履き替えていたので裏に回るのはやめておく。裏を歩くとかなりびしょびしょになるらしい。遠目にはさらさらとしておしとやかなかんじの滝なんだけど、近くで見ると飛沫が激しいからさらさらに見えたのであった。

裏に回れる遊歩道がある


細い滝と小川がさらさら
気持ちのいい場所

この時20:00。うっすら夕暮れが迫ってきている。それがなんともいい雰囲気で、メインの滝の隣にも細い滝が2本あり、私がイメージしていたアイスランドの滝のイメージって多分ここだったのだと思う。そのやわらかい夕方の光に照らされた一帯がとても雰囲気よかった。澄んだ冷たい空気が心地よい。

22:00レイキャビクに帰着。まだうっすら明るくて、今の日本の18:30くらいの雰囲気。島の周囲1/5くらいは回ったかな?遠かったけど、道中全然飽きない眺めが堪能できたのでむしろ遠くてよかった。この移動時の景色含めた内容の濃さだったのでツアー代金27000円はお値打ちです。でもこの解散の遅さ、明日予定入れてなくてよかった~;連日バスツアー参加はちょっときついな。矢継ぎ早に名所を回るより今日見た風景を噛みしめるのに一日欲しい。ずっと興奮しててバスの中でもほぼ寝てないし、そもそもが4時間睡眠だから寝不足をひしひしと感じる、目が痛い。でも晩ごはんなしで寝るのもどうかと思ったので、残ったサンドイッチとラズベリー(ツアーに持って行くの忘れた)と日本から持ってきたしじみ味噌汁と日本茶で晩ごはん。

ファミマのしじみ味噌汁名品!  

味噌汁うっっっま!このファミマのしじみ味噌汁まじでうまいな!染み入るうまさ、海外ってなんで出汁感にこんなに反応するようになるんでしょうかね。 持ってきてよかったーむしろもっと持ってくればよかったー!

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