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第44回 幕末を語りたくて 第7回

彼は、土佐藩士でその中でも
下士という身分でした。

土佐藩では武家社会の中でも上士と下士に
分かれ
ており、上士にしてみれば下士は農民と
変わらない存在
です。

しかし、その計り知れない思想と行動力を持つ
彼をそんな身分で縛り付けて置くのは不可能な
事だったのでしょう。

一体、彼を付き動かすモチベーションは
何だったのでしょう?

富? 名声? 力? 一繋ぎの大秘宝?
何にせよ彼のとった行動の後に、成果として
日本が大きく動きます。

彼の名は坂本龍馬、この時土佐藩
脱藩浪士でした。

八月十八日の政変禁門の変で二度敵対した
薩摩藩と長州藩は、もはや仇敵同士でした。

けれども、この両藩の実力者である西郷どん
桂小五郎の双方から信頼を得ていた
坂本龍馬両藩の仲を取り持ち
1866年、奇跡ともいえる
薩長同盟成立に一役買ったのです。

薩長が水面下で手を結んだことで
時代は一気に倒幕へと傾くことになっていきます。

一方長州征伐の結果に不満だった幕府
後に第二次長州征伐を企てて強引に開戦しましたが
兵力で劣る長州側に惨敗を喫しました。

第十四代将軍・徳川家茂の急逝を理由に休戦に
こぎつけたものの、幕府の権威はこの敗戦で
完全に地に堕ちてしまいました。

そこでさあいよいよ、この難局打開への期待を
背に、初代将軍・徳川家康の再来と英名を
称えられた徳川慶喜第十五代将軍に就任します!

次回最終回、お楽しみに!
(有難う御座いました、音量にご注意ください!)

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