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モノとのつきあい

私はHERZというところのリュックサックを仕事に使っています。もう7-8年になります。革製だからちょっと重く、中も裏地もついてないので無骨。でも、とても丈夫で、PCなど重いものをいれてもびくともせず、あちらこちらに出かけてついた傷にはむしろ愛着を感じます。

今はどういうシステムかわからないですが、私が欲しかったこのリュックサックは受注生産で、購入してから手元に届くのに1ヶ月くらい待った記憶があります。ブランド物のバッグのような値段ではないですが、当時の私には気軽に買える額でもなく、「自分のお誕生日に思い切った」買い物でした。それが手元にきたときには本当に嬉しかったことを覚えています。

しかし、1年ほど前、リュックの背負う部分の金具がとうとう壊れてしまいました。でも、このHERZの良いところはお店で革の裁断から作っているため、お店に持っていくと修理をしてくれるのです。このときも20分ほどの時間で金具を交換して直してくれました。しかも修理代は500円ほど。直して使っていける実感を得て、以前にもまして愛着がわきました。現在もそろそろジッパーの布の部分がほつれてきそうなので、近々修理にもっていきたいと思っています。

こうやって使っていけば、このリュックサックはもう一生つきあっていける気がするし、そうしたいと思っています。そういうものを少しずつ確実に見つけて、それらに長く囲まれて生きていくような暮らしがしたいなと思っています。

今はちょうど生活の立ち上げ時期なので、身の回りに足りないものがちょこちょこあります。必要十分な「長く大切につきあっていくもの」で満たしたいと思います。目下、スプーン、フォーク、ナイフのセットが実はそろってないので、時間のあるときに探したいと思っています。

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