Мリーグにおける監督とは

Мリーグの各チームには監督がいる。
チームにおける監督とはウイスキーストレートにおけるチェイサーのようなものだろうか。
私が知る限りその日の出場選手を決めているのは監督だろう。稀に志願の先発だの志願の連闘だの聞くことはあるが、基本的には監督の意向によるものと思われる。
おそらく監督はデータ等を基にして選手を決めていると思うがそれ以外には何をやっているのか。私が知らないだけなのか。
もちろんデータを分析したり試合がない日にはミーティングなり飲み会なりを行い作戦会議を行っているとは思う。パイレーツの最終戦前夜、げんを担いでなのかどうかとんかつを食べて、結果トップをとったが少なくともコバゴーは何も感じていなさそうである。

そしていざ対決となると途端に監督の存在感が薄くなるように思う。
というかほぼ無である。ウイスキー1に対して水99の水割りくらいである。それはもうほぼ水であろう。

監督を据えチームを作ることはどちらかというとスポーツ寄りになると思う。酒の飲み方的にはみんなで居酒屋である。ほかの頭脳ゲームにおいて、将棋、碁、チェス、オセロ等私の知る限り監督のいるチーム戦を見た記憶がない。一人で家飲みである。
先に挙げたこれらは完全情報ゲームであるが、不完全情報ゲームとなると今思いつくのはポーカーやブラックジャックぐらいしかないがやはり個人戦のイメージが強い。やはり一人で家飲みである。

オリンピック競技を目指しているようなのでスポーツ寄りにしたのかなと思うわけであるが、スポーツにおいて監督とは絶対的な存在であろう。プロスポーツにおいても監督と衝突して出番が減り、最後は移籍などよく聞く話である。


したらばМリーグはどうなのか。

監督の意見が全然聞こえてこないのだ。
試合前の控室を写すくらいなら出場選手には聞こえないようにして今日の作戦なり戦略なりを聞かせてくれと思う。
今日はこのチームと対戦するからそこに対しては厳しくいきますとかの作戦はないのだろうか。きっとあるはずである。
終盤戦を迎えて、このチームには上に行かれたくない等の意見は解説まかせである。

こんなプレイヤーありきな感じでいいのか。

ウイスキーロックにおいて主役はもちろんウイスキーであるが氷も大切な仲間なのだ。なぜなら氷がなければウイスキーロックにはなりえないのだから。氷なしはストレートになりロックとは別物である。
Мリーグがウイスキーロックとしたら現状ウイスキーが選手、氷は監督のような感じであるように思う。
ここはウイスキー1、水1のトワイスアップぐらいがいいのではないか。氷が水に代わっているが気にしないでほしい。

麻雀界を盛り上げることにおいてプレイヤーは重要だとは思うが、チーム戦であるからには監督の采配にも注目せざるを得ないと思う。


チームの作戦が「ガンガンいこうぜ」でプレイヤーが手役の最高形を見て役牌の一枚目を鳴かないなら納得できるが、作戦が「着順をだいじに」なのに手牌の形はそこそこで自分は三着目でラス目は親、点差も近い、なのに一枚目の役牌を鳴かない奴とか出たら監督が激おこぷんぷん丸でぶっとばしてもしょうがないと思うが今はプレイヤーの判断に委ねられてる部分が多いように思う。

試合後にあるのは勝利者インタビューのみ、監督のインタビューがないなんて他のスポーツにおいてはありえないのではないか。
やはり結果を踏まえて監督の意見も聞きたい所である。

監督がみんな麻雀の素人で語れないというのであれば諦めもつくが。まさかそんなことはないだろう。いやあるのか?

スポーツ的に行くならほかの競技を踏襲していい部分もあると思うがどうだろうか。

私は何でもありのプロレス路線希望である。
もちろん競技としての麻雀も面白いのであるが、お互い挑発したり試合後はマイクパフォーマンスしたりとにかく試合を盛り上げて面白いものにしてもらいたい。

麻雀がエンタメ化した場合もそれはそれでおもしろくなるんじゃないかな、と思う今日この頃である。

素人がプロに勝てる可能性がある数少ない競技であるから、プロの強さの証明が難しいからこそエンタメ化という志向はどうだろうか。