見出し画像

白鳥とコウモリ を読んで

東野圭吾版「罪と罰」。『「白夜行」「手紙」につぐ新たなる最高傑作』と書かれており、即ゲット。
単行本522ページの厚さをみて、一瞬怯んだが一気読みの面白さ。

被害者加害者どちらの家族も言う。父はあのような人間ではないとー。
違和感拭えない不可解な事件の真相、全てが心に居座る作品だった。

自分達の知らない父の過去。
一体何に向き合うことになるのか終盤は真実へと焦点が徐々に合っていく応えられぬ緊張感。これぞ東野圭吾ワールド。

たった一つの愚かな過ちがその後のそれぞれの人生の歯車をぐるぐるぐるぐる回していくやるせなさ。

”白鳥とコウモリ”?とはなんや?ストーリー内で解き明かされる。

満点。。
これは単行本で読むのが一番。(本の厚さを噛み締めながら。。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?