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”神よ憐れみたまえ”(小池真理子)を読んで


小池さんのご本の帯には、
「10年の歳月をかけて、紡がれた別離と再生。著者畢生の書き下ろし長編小説。私の人生は何度も塗り変えられた いくつもの死と生とともにー。
何が人を狂わせるのか何によって人生は狂うのか。」と、
記されている、579頁から成る大作です。

波瀾万丈の人生を生き抜く百々子への贈る言葉が”神よ憐れみたまえ”なのだろう。
何があろうが兎に角生きていくしかないんだ。人生って不公平なんだ。どんな人生であろうと受け入れていくしかない。主人公 黒沢百々子の我々に贈る言葉ではなかろうか。。

読み応えのある長編小説であった。

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