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WAITING FOR THE SUN

 朝日が昇り始めた静かな海岸に、兵士が打ち上げられていた。
既に戦争で亡くなったはずの兵士が浜辺に打ち上げられ、
自分の記憶も無くし、何事が起きたかと呆然と動けないでいる人、
ぼーっと徘徊している人が映っていた。
着ている軍服を見ても様々で、多国の兵士であることがわかった。

この景色は、再び戦争をするために蘇った兵士ではありません、決して。
戦争を知る前の、ひとりの平和な青年たちです。
波にのまれてしまった、無くした心の破片やからだ
自分に戻り、静かな朝焼けの浜辺に打ち上げられる。
朝日が昇る。
そして生き返る。

抑圧から解放される日を、
支配から解放される日を、
誰もがそんな日を待ちわびているんじゃないかって・・・。
そんな想いで描いた。

WAR IS OVER

*2014年11月4日にTwitterにて投稿した画(夢で見たので起き掛けに描いたもの)


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