七つの夜 真夜中の焙煎機ー6

その女の人はヒステリックな声で、ちょっとコーヒーまだ?静寂を破る声の方を見ると、ああ。

少し待ってね。今日は来ないかとおもっていたし、

片隅けはじめてた所なんだ。ボソボソと一人でお湯を沸かしはじめる。

でも丁度飲み頃になった豆があるから、今日が最良の日なんだ。明日だとちょと過ぎてしまいそうで。

美味しいでしょう♪

美味しいコーヒーを淹れると、楽しくて嬉しくて

踊りませんか?

そう言って彼女の方を見ると、先程の気配は無く

テーブルの上にはお代が置かれていた。

明日もどうぞ!

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