昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~
雅叙園で開催中の「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」展へ行ってきました。
恥ずかしながら、雅叙園へ行くのは初めてでした。
ちょうど桜の季節で、目黒駅から坂を下りて行ったら目黒川沿いの桜が見られました。
戦前の少女文化をこよなく愛しており、ちょうど同じ時代のモダンガールという存在も勿論大好きです。
知人から「とっても良かったよ!」と聞いてワクワクしつつ行ってみたのですが、まず、もう、雅叙園がすごい。
な、なんか屋内に川流れてる……?
え、なんか竜宮城みたいなのあるんだけど……??
え??なんかトイレに橋があるんだが????
都内の大きいホテルは幾つか行ったことはありますが、それにしても雅叙園はすごかった……。
ロビーだけでめちゃくちゃ驚きつつめちゃくちゃテンションが上がりました。
因みに、そもそも百段階段とは……
この百段階段にある各部屋を展示室とした様々な企画展が催されており、今回は「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」展へ足を運んだということになります。
雅叙園のロビーから百段階段へ向かうエレベーターからまずもうやばい。
ご、豪華すぎる……
しかもしかもしかも!!!
今回の展示は基本的に写真撮影OK!!!
うっそぉおおおおおお!!!!!!
(※一部、写真撮影が出来ない展示物もありますのでご注意ください。)
かつては饗宴が催された和室に、様々な撮影コーナーなんかもあるので絶対に絶対におめかししていくのがオススメ!!!!
モダンガール気分を楽しめるお着物やレトロなワンピーススタイルなんかがとてもマッチすると思います。
さて、ここからは実際に私が撮影した展示などの写真を交えつつ……
まずは百段階段がこちら。
天井も美しいし、窓枠なども素敵……。
展示室はこんな感じで、それぞれのお部屋ごとに天井や欄間がめちゃくちゃ……めちゃくちゃ豪華………!
こんな素敵なところで宴会とか贅沢すぎる……!!
展示室には時々撮影コーナーがあって、雰囲気もあるしすごく素敵……!!
展示物は、当時の香水瓶や化粧品の容器、そうした化粧品の広告ポスター、寶塚少女歌劇團のスタンプ帳など、胸躍るものが沢山……
また、小林かいちの絵葉書や絵封筒も数多く飾られていました。
小林かいちは大正から昭和初期にかけて活躍した木版画の絵師で、アールデコ様式を取り入れつつ、抒情的な絵柄が多くて大変人気があったそうです。
私もかいちの絵は本当に大好き!!!!!
今回の展示で特筆すべきは、かいちの絵葉書や絵封筒を販売していた京都のさくら井屋で販売されていた無名の絵師たちの絵葉書、絵封筒などを見ることが出来ました。
これはめちゃくちゃレア……!!
かいちのように著名な絵師の作品と違い、運よく保存状態が良く残っていても、やはり無名の絵師たちの作品をこうして目に出来る機会は非常に限られています。
私は大正から昭和初期の少女文化を愛しており、その時代に活躍した抒情画家たちの絵は本当に好きなんですが、でもそれらは当時、額に入れられて少し距離をおいて鑑賞するというものではなく、実際に雑誌に印刷された挿絵や絵葉書、絵封筒が当時の少女たちを癒し、励まし、そして時に小さな胸をうち震えさせていたのです。
その空気感というか、事象そのものが、私は本当に大好きなのです。
かいちのように名前が残っていなくとも、確かにあの時代に少女たちの生活には様々な小さくて美しい絵がささやかながらも彩りを添えていたのだと思うと、私はときめいてしまいます。
今回の展示で、無名の絵師たちの作品も目にする機会を与えてくれた方々に心から感謝いたします。
ふわふわした気持ちでギャラリーショップにて幾つかの絵葉書を購入し、予約していた時間に合わせてアフタヌーンティーをいただくことに。
時間内はドリンクおかわり自由だったんですが、ローズのフレーバーがついた緑茶がすっごく美味しかった!!
予定があって、時間いっぱいゆっくりすることが出来なかったのが悔やまれる……。
ので、またリベンジしたいと思います!
展示はさることながら、雅叙園自体がものすごく素敵だったのでゆっくり楽しむためにもランチやアフタヌーンティーとのセットを推します!!!!!!
是非、足を運んでみてくださいね。
では、また。
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