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「俺がいる」の主人公の真似してたら高校ボッチになった話(実話です)

#アニメ #ぼっち

我が青春ぼっちLifeのきっかけは、高校受験が終わった3月に友人と遊んだことである。遊んだ帰り際、友人から私は禁断の書を継承された。その書物こそ、ラノベの王道「俺がいる」である。

これに出会う以前はアニメにも二次元にもそこまで興味はなかったし、親がオタクに引いていたことから自分も個人的にラノベに偏見を持っていた。ところが読み始めてから一ヶ月後には当時の最新話まで読破してしまったし、アニメも全話見るぐらいには没頭してしまった。

そして高校入学までに俺は新たな思考回路とともに覚醒したのである。(中二病ではありません。w)

熊になりたい。

俺がいる3

熊はあくまで言葉の綾といったところであるので誤解はしたもらいたくないのだが、俺がいいたいことは孤高は素晴らしいということである。理由は比企谷先生の言葉をお借りして説明しよう。

動物は基本群れるものである。

肉食獣にはヒエラルキーがあり、ボスになれなければ死ぬまでストレスを抱え続ける。草食動物も天敵の襲撃で仲間を犠牲にして生き続けることにジレンマを感じているはずだ。

このように群れとは個にとってなんら益をもたらさないのだ。

ならば私は決して群れることのない熊の道を選ぶ。

熊とは一頭で生きていく事になんの疑問も感じていない孤高の動物だ。しかも冬眠ができる。なんと素晴らしいことか。

次に生まれかわるなら私は絶対熊になりたい。

というのが比企谷先生の主張である。ひねくれ思考が成熟すると、「野生動物の生態」というテーマのレポートで人間関係を考察することができるようになるようだ。我がひねくれ道も覚醒させねばならんでござる!(冗談ですw)

個人的には本質をついていると思うんですよねー。おそらく学校で王族階級でなかった人でしたら多少なりとも理解してもらえると思ってますが、いかがでしょう?僕は孤高(ぼっち)が一番楽な理由を以下のように主張します。

学校にはスクールカーストというものが存在する。学校という枠組みに組み込まれた者は、誰が決めるわけでもなく、暗黙の内に影響力として相当するであろう階層に振り分けられる。

ひとたび下位層になった弱者は上位層が理不尽なことをしても歯向かうことはかなわない。なぜなら人間も動物と同じで社会という名の弱肉強食の中で生きていかなけらばならないからだ。

小学校、中学校とカースト下位層に属していた俺はそれなりの正義感を持っており、理不尽を嫌う性格であったのだが上位層には歯向かえなかった。なぜなら強者が放つ「見えざる圧力」に対抗するすべがないように感じてしまうからである。

そんなわけで小学校ではマザコン、中学校では教師に好かれる真面目キャラ生活を送っていた私は、比企谷先生に調教されて高校デビューとして「ひねくれ思考回路」を身につけてぼっち生活を開始したってわけですわ。

最初は人目を気にする「雑魚ぼっち」でしたが、ひねくれ思考を成熟させていくとともに、ぼっちに更なる誇りを持ち始め、次第に人間関係がどうでもよくなってきて中学の友達との縁もなくなるという「究極ぼっち」に昇進しました。

そんな「ぼっち王」は何をしていたのかと言えば、することがなかったので、ひたすら勉強でしたね。僕が進学した高校は自称進学校であったものの青春を謳歌したい者が集っていたので、勉強ばっかりして部活にも行事にも参加しない僕は浮いていました。

その結果高校の成績がトップになることも多かったですが、「ぼっち」だからこそ別に応援されているわけでもないし、高校の思い出全くありませんから多少なりとも後悔はしている所存であります。

現在は比企谷先生の真似はしていませんし、ひねくれ思考も消えましたが高校三年間のぼっち生活を通して、群れるよりもぼっちの方が自分の行動力が上がって挑戦できますし、面倒な人間関係が省けますので望んでぼっちやってます。

ただし、なりたくてなってるわけではない人もいるでしょう。そのような人たちは、ぼっちでいるべきではありません。ぼっちは望んでならなければ幸福度が高くはなりません。

現代人は選択の自由が与えられているのですから、どんな人間関係が自分にとって最適解なのかを考えなくてはなりません。そして頑張ろうと思えば、その人間関係は大抵手に入れられるものです。小学校では群れており、中学校では友人少数、高校と大学では「ぼっち」の僕が言うのですから間違いありません。

僕の意見としては、今の人間関係に満足しておらず改善したいと考えている人は、ぼっちになるべきです。なぜなら、ぼっちは人間関係を断捨離する一つのきっかけになりますし、他人に合わせたり抑制されたりされることもなく、完全な自由を手にすることができるからです。

ただし、それが当人を幸せにするかどうかは当人の問題ですし、思考が偏りがちになるので一生ぼっちでいるべきではないと思いますが、人間関係の整理はできますし、誰かに頼ることもできないので自分を本気で鍛える貴重な人生の経験になることは間違いなしです。

最後に質問です。

あなたはどんな人間関係を望んでますか?現状それは手に入れられていますか?そして自分が幸せだと感じていますか?


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