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実用記事:ChatGPTの潜在的な書式表現能力とマークダウン記法の可能性について

ChatGPTの潜在的な書式表現能力

noteでは、コードを指示すると背景が黒いボックスが表示されます。

これです。

一方、ChatGPTでプログラミングコードを出力してみると、やはりコード用のボックスが表示されます。こんな感じです。

ChatGPTの出力

noteでは他にも、見出しや箇条書きなどの書式表現ができるわけですが、ではChatGPTではどんな書式表現が可能なのか調べてみました。

・・・というか、最初からその目的があって調べたわけではなく、マークダウン記法というものを試してみたら、いろいろが書式表現が可能であることが分かったのであったりしますが(笑)

マークダウン記法が使えるか試してみた

マークダウン記法なる記述方法は2004年に発明されたらしいのですが、実はこれについては、最近、notionでこの記述が使えることを知ったばかりだったりします(笑)

というわけで与えたプロンプトは次の通りです。

# 見出し1です
## 見出し2です
### 見出し3です
#### 見出し4です
これは **太字** です。
これは __太字__ です。
これは *斜体* です。
これは _斜体_ です。
これは ~~訂正線~~です。
> これは引用です。
> これは引用です。これは引用です。
[note](https://notepm.jp/)
https://notepm.jp/
 ```
  void hello()
  {
      console.log("Hello World!");
  }
 ```
これは `code` です
- [ ] これからやるタスク
- [x] 完了したタスク
- リスト1
- リスト2
* リスト1
* リスト2
1. 番号リストA
1. 番号リストB
  1. 番号リストB-1
  1. 番号リストB-2
1. 番号リストC
上記はマークダウン記法で記述されていますので、それに従って出力してください。

これを質問したところ、次のような結果になりました。

ChatGPT出力

ChatGPTというと、標準テキストとコードしか表現できないものかと思っていましたが、見出しはもちろんですが、太字、斜体、チェックボックス、リストと、いろいろが書式表現が可能であることに驚きました。

ここまでの調査をまとめると、次のようになります。

  • ChatGPTは、上記のような書式表現が可能

  • マークダウン記法を出力すると書式表現の指示が可能そう

自然言語で書式を指示できるのか?

次に試したのは、たとえば「太字にしてください」といった自然言語での書式指示ができるのか試してみました。

作ったプロンプトは次の通りです。

次の文章の中で、カタカナを太字にしてください。 
ホームページを作る方法について、基本的な手順を紹介します。
ホームページ作成に必要なスキルやツールについても解説します。

結果が次です。

ChatGPT出力

ちゃんと太字になりました。出力が標準テキストだけではなく、太字を使うことで区別しやすくなるので、書式表現の指示を自由にコントロールできると便利です。

マークダウン記法を出力指定する

ChatGPTで書式表現をした出力を明示的に行うには、マークダウン記法を指示すればよさそうなので、これを応用するときには、次のようなプロンプトを作ればいいかと思います。

バナナとリンゴとみかんがあります。
レシピの企画書を作成してください。
マークダウン記法で作成してください。

最後の「マークダウン記法で作成してください。」がキモとなります。結果は次のようになりました。

ChatGPT出力

とても見やすく表示されました。

ちなみに、この出力をコピー(回答の右のアイコンをクリック)すると、次のようになります。


# フルーツサラダのレシピ

## 材料
- バナナ 2本
- リンゴ 1個
- みかん 3## 手順
1. バナナは薄切りにし、ボウルに入れます。
2. リンゴは皮をむき、種を取り除き、小さめの角切りにします。ボウルに入れ、レモン汁を加えておきます。
3. みかんは皮をむき、薄皮を取り除き、手でくずして食べやすい大きさにします。
4. バナナ、リンゴ、みかんを混ぜ、器に盛り付けます。
5. お好みでドレッシングをかけてお召し上がりください。

### ドレッシングのレシピ
- オリーブオイル 大さじ2
- レモン汁 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 塩 少々

1. ボウルにオリーブオイル、レモン汁、砂糖、塩を入れます。
2. よく混ぜ合わせ、フルーツサラダにかけます。

ソースはちゃんとマークダウン記法になっているので、notionやブログ記事を作成する際に、非常に再利用しやすい形となっています。これは使わない手はないですね。

というわけで、今回も、

すごいぞ、ChatGPT!

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