ツイフェミ村社会

ツイフェミとフェミニストは違うよねって話。

 こんなのは数年前からいくらでも言われているし、フェミニズムとミサンドリーの区別がつく人間には不要な言葉かもしれないけど、最近は某弁護士を筆頭におめでたい連中がまた暴れてるから書きたくなった。

 このノートは恨み節のような文言が多くなるし、私自信も中立の立場を保つのは難しいから、賛同も批判も大いに結構なんだけれども、ツイフェミを許さない気持ちだけは広まって欲しいと思う。アレルギーの方はさようなら。

1.フェミニズムに対する認識のズレ

 フェミニズムは簡単に言えば、「現代社会における女性の立場を見直し、議論を重ねたうえで男女平等を目指そう」という考え。最近だと、そこに様々な付加価値を見出してごっちゃごちゃの思想にしている人が多いけれど、一般的に広まっているのは括弧内のものだと思う。海外の記事(和訳物含む)とか読むと、ここら辺は分かりやすいかな。

 そして、フェミニズムという思想を持った人間のことをフェミニストと言うのだけれども、じゃあTwitter上でフェミニストとして活動する人間をそのままツイフェミと呼ぶのかと言われたら、全く違う。

 ホワイトハンズの代表である坂爪真吾氏によると、ツイフェミとは二種類あり、

A.性差別を行っていると自分が判断した人間に対し、苛烈な批判や、憎悪に満ちたツイートをするアカウント群。

B.現代日本は女尊男卑であると信じており、その真実を広めるためにはどんな手段をとっても構わないとするミソジニスト(女性嫌悪)のアカウント群が使用する蔑称。

だとしている。(引用ではなく要約になってしまったので、気になった方は自分で調べていただきたい)

 まぁ、坂爪氏の説明にも主観が混じっているから全て正しいと言うつもりはないけれど、共感できる部分は多いよね。なんでって、Twitter開いてフェミを調べたらこんなんしかいないから。まじで。

 なんでこんな勘違いヒステリーが湧くのか考えたのだけれど、色々ある中での一番の理由は「フェミニズムや平等というものをズレて認識している」のかなと思ってる。

 フェミニズムは上でも説明した通り、「現代社会における女性の立場を見直し、議論を重ねたうえで男女平等を目指す」思想。もっと言えば、「性によって格差や被害が生まれない社会を目指す」思想のこと。つまり、女性の立場を考えるというのはあくまで手段であって、目的は平等な社会の構築にあるのだよね。その手段と目的をすり替え、平等という明確なゴールの代わりに、女性の地位向上という際限のない目標を持ってしまったがために、無茶苦茶な要求をするような人間が増えたのではないだろうか?

 少なくともAの発生源これだとして、じゃあBの発生源はなんなのだろうか。

 坂爪氏の説明通りならほとんど答えは分かりきっていて、簡単に言えば、Aを含む過激派の存在が原因なんだと思うのだけれど、これはあくまで理由のひとつであって原因の全てではない。生きているうちに劣等感が生まれて、その負の感情を向けた先が優秀な女性だったっていう八つ当たりもあるだろうし、ただ何となく女性嫌いな奴が女尊男卑という言葉を悪用しているだけのパターンも少なくない。

 後ろ二つが原因になってる人間は、もう手の施しようがないと思うけれど、これから先、Bを増やさないようにする方法はある。Aのような思想を批判し続けることだ。

2.多様性を狭めるツイフェミ。

 ツイフェミの一番厄介なところは、自分の主義主張に絶対的な自信をもっていて、否定する者を社会不適合者や非常識な人間であるかのように扱うところだ。某弁護士や神輿を担いでるツイフェミたちの口癖である、
「これだから男は〜」
「これだからオタクは〜」
がまさにそれ。それさえ言っとけば自分が正しいと思い込めるのだから、本当におめでたい連中だ。
 そもそも批判してきた人間を都合よく男やオタクとしてカテゴライズしてるだけのくせによく言うよ。

 議論や話し合いの場において、論理的説明の放棄、中立性の欠落、対立意見に対する言論統制的な行為は、非生産的であることに加えて多様性を狭める要因であり、認められたものではない。多様性の狭まった組織や集団が遅かれ早かれ衰退するというのは、世界中の国や民族の歴史を振り返って見ると分かるはずだ。


 意見が対立したとき、片方だけが100%正しいなんてのはまずありえない。一方向から見ればaの方が正しくとも、別の方から見ればbの方が正しく感じとれることなんて数多くある。それどころか、aかbかで言い合っていたはずなのに、cやdが正しいなんて意見がでてきて、その発言者の立場になってみれば、なるほどと思えることもある。本当に面白ぐらい人の感性ってまとまってなくて、何が一番かなんて一方向からじゃ決められないから我々は言葉を交わすわけだし、小学校で習った「相手の立場になって考えよう」
は、まさにそのことを教えてくれていたのだと思う。

 しかしツイフェミはそれをしない。相手の意見なんて知らない。自分は社会のために意見しているのだから、反対する人は非常識人間なんだという謎の論理を持っている。そんな意見を放置していたら、フェミニストだけでなく、そういった問題とは無関係な男性女性どちらにも風評被害が及ぶ。
 奴らがいる限り、
「これだから〇〇は〜」
はという一般人への偏見は増え続ける。

3.二度と「みんな」って言うな

 ツイフェミのお家芸の中に、「キャラクターの体型や服装に難癖をつける」というものがある。なんでも、胸の大きいキャラクターや、セクシーな服装のキャラクターは、公共の場に向いていないというのだ。
 まぁ、これには一理あって、胸の大きいキャラクターやセクシーな服装を、「見た人間に性的興奮を覚えさせるような内容」というような定義付けをした場合、そんなもん公共の場に出すなと感じるのは理解できる。私だって、素っ裸のイケメンが広告に使われていたら、その空間から逃げたくなるのは同じだ。

 しかしここで問題なのは、「性的興奮を覚える内容」とやらが、個人の感性に左右される点だ。乳輪や性器などのシンボルが見えているならともかく、胸の大きさとかイラストのアングルとか服装の善し悪しなんて個人で決める範囲なのだ。

 しかし、ここでもツイフェミはそんなことお構い無しに、
「こんなの公共の場に晒すなんて非常識だ!セクハラだ!これキャラを認める奴は性犯罪者のオタクだ!」
と意味の分からん理屈を声を大にして主張するのだ。奴らの頭の中では、自分が気に食わない物=社会に適していないものというロジックが出来上がっていて、「この絵は本当に性的なのか?」という議論するうえで必要な過程を無視して、直感だけを信じて暴れ回る。非常に身勝手。
一度、
「どこが性的なのか説明して」
とTwitterで質問したことがあるのだけど、その時は、
「広告倫理が〜こんなことも説明されないと分からないなんて〜」
としか言われなかった。流石にポカーンだった。
くじ引きで、ハズレを引いただけだと思いたい。


そして、この手の話題になったとき、必ずと言っていいほど出る不快な意見が、
「この絵はセクハラで、女性はみんな嫌がっている」
というものだ。
 これ本当にやめてくれないか?お前は女性のなんなんだよ。女性を司る神様かよ。最初、女性なのに私がおかしいのかと思って傷ついたじゃないか。
 不快なもの見せるなと言うのなら、早くその意見をアカウントごと消してね!

 「みんな言ってる」「女性はみんなそう思ってる」みたいな事をよく言うけど、その「みんな」って誰だよ。お前全女性にアンケートでも取ったんか。性的であると批判された絵を、勇気をだして職場の同僚や知り合い女性に見せて質問してみたけど、みんな「これが性的?」と頭にハテナだったぞ。電車で斜向かいに座ってるJKは、その絵の話題を出しながら、
「あれで性的とかばっかじゃねーのって思ってwあれ嫌いなのが女性全員みたいに言うのマジうぜぇって思ってー」
とグチグチうるさかったぞ。
もう一度聞く。お前の言う「みんな」って誰だよ。

より良い社会を目指すのなら、社会を構成する人間の声を聞けよ。私たちが新しい社会を築くんだ!なんて傲慢さは捨てろよ。そんなんばっか言ってるから、若い女性のフェミニズム離れが深刻化するんだよ。肯定意見ばかり持ち上げて否定的な意見をゴリ押しで潰してるから、深刻な問題が起こっても取り返しがつかなくなるほど評判が悪くなるまで気づけないんだよ。

4.最後に

色々グチグチ書いたけど、頭にも言ったとおりほとんど愚痴だから批判は大いに結構。

ただ、ツイフェミの危険性と凶暴性を理解したうえで、自分の意見を指摘してくれるとありがたい。











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