【MtGパイオニア】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part14 年末大決算セール編【青黒LO】

Part1・前回の記事を読んでいない方は是非先にお読み下さい。

→パイオニアの初回記事です。

→モダンの最新記事です。

なんか前回の投稿から8ヵ月近く経ってました。前回の記事の時よりもっとビビりました。

前回投稿した時期がイコリア直前ですから、そこから考えるとイコリア+ゼンディカーの夜明けのカードが追加されています。ルールスとかの相棒系にはナーフが入ったり、結構な量の禁止が出た気がします(特にスタン)。
モダンやパイオニアはGP開催がほとんど無かった事もありほぼノータッチなのかな?と勝手に思ったり。


さて、前回まで使用していたリストは主に「後見系」と呼ばれるスフィンクスの後見とテフェリーの後見を置き、除去とカウンターで妨害しつつドロースペルで大量の2枚削り+αを誘発させることで山札切れを狙うものでした。

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しかし、実際に使ってみると思ったよりも後見系の3マナは重く、場に出た時点では1枚ルーティングするかどうか程度でしかありません。かといって枚数を減らすと今度は後見系のカードを引けなくなるため、2種8枚ほぼフル投入することを前提とせざるを得ませんでした。すると今度は後見系ばかり引いてしまう事もあり、ランドセット!後見セット!後見セット!負け!のような場面もあったように思います。
重ね引きのリスクはまだマシと考えても、湖での水難の墓地枚数を稼ぐためのマーフォークの秘守り、欲しいカードを探すためのOpt、ライフゲインで粘るための墓所への乱入、各種除去や確実に3マナまでは伸ばす必要のある土地を考えていくともうスロットがカツカツです。そういうわけで、このリストは上手く動いた時だけ強い典型的な失敗作だったのかと振り返っています。

それから2020年になり、紙の大会に全く出なくなり、MOもそこまで起動することなく時が経ち……

MOで思い付きで微調整したリストを作っては放置し、後見系を使うなら巨智、ケルーガを採用してもいいんじゃないかと妙なリストを作るだけ作ってみようとして未完成のまま放置したりと、以前のようにはほとんど対戦する事がありませんでした。

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part14ケルーガ

ケルーガLOらしきもの。サイドボードまで3マナ以上にしているが、
なぜかサイドボードにケルーガがいない

そうこうしているうちに8月ごろにパイオニアで真実を覆すものが禁止になり、この機会に正気減らしと心の傷跡のコンボを基本セット2021の不気味な教示者を使って手札にない方を持ってくる新しいリストを調整しようと思ったらしいです(過去の自分が6月末くらいに仮リストだけ作ってました)。

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正気減らしと心の傷跡のコンボは以前にも紹介した事がありますが、簡単に言うとデッキの半分を削るカードの効果で削った枚数をもう一回削る効果で残り枚数が0or1になるコンボです。問題点としては、中々この2枚を揃えることが困難だったことです。そこに不気味な教示者を投入することで、コンボパーツを揃える難易度が多少マシになりました。

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残り枚数が偶数なら0枚、奇数なら1枚残る

そんな感じで色々試しながら作られたリストがこちらです。

part14で使うやつ1

基本セット2021で追加された盗賊ギルドの処罰者を採用し、コンボ成立まで粘れるようにしています。マーフォークの秘守りの出来事や除去を使えば容易に相手の墓地8枚以上を達成できるため、地上戦で活躍できるでしょう(多分)

3週間後にこのリストを微調整したものが残っています。見てみましょう。

part14で使うやつ2

なんか盗賊ギルドの処罰者とかいうの抜けてました。その分コンボパーツの枚数増加やハンデス、魔法の井戸によるトップ操作とドローの枠になったようです。あと取り除きとかが英雄の破滅の枠から入ってます。

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このリストでトナプラに潜って対戦してみました。記憶の限りだと、8戦くらいやって5回は負けました。当時の自分が書いていた考察があったのでコピペすると、
・心の傷跡が重い
・最短でも3T正気減らし→4T不気味な教示者(心の傷跡)→5T心の傷跡(心の傷跡が手札にある場合は正気減らしサーチでも可)の動きが求められるが土地が揃わない
・トナプラで当たった青黒コンの方がよっぽど妨害も攻めも強い
・心の傷跡の代わりになる新カードで同様のコンボができる
などが理由です

だそうです。8戦やって5回負けた残りの3回は勝ったのかって?ダイスで負けた相手がマッチ投了したり、試合を放置したまま別の試合で対戦を始めていたり、1ターン目にマーフォークの秘守りの出来事で4枚削ったらマッチ投了されたりとかです。つまり(多分)0勝。これを抜きにしてもこの人こんなリストでリーグ行こうとして3-2以上狙ってたらしいですよ???

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先述した心の傷跡の代わりになる新カード。強行//突入のほぼ上位互換であり、キッカーすれば端数を切り上げた半分を削るため、1マナは多いものの端数を切り下げる為、心の傷跡以上の効果を持っている

そんな感じで心の傷跡を使った構築はきついと思い、このリストも放置されたのでした。


その後ゼンディカーの夜明けが発売され、青黒LOは大きな武器を手に入れます。待望の面晶体のカニ亜種です。

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タフネス3になったうえに対象が各対戦相手になった面晶体のカニ

あとこんなのも手に入れました。

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紙で使う時裏返すのがめんどくさそうな土地

そうしてワクワクしながら突貫で作られたリストがこちらです。

part14で使うやつ3

遺跡カニと荒れ狂う騒音の参入により、以前よりさらに序盤で安定して8枚程度の墓地枚数を達成しやすくなりました。そのため、再び盗賊ギルドの処罰者が採用されています。コンセプトとしては、さっさと削って勝つバーン型でしょうか。マナフラした時に正気減らしとキッカーした荒れ狂う騒音で削り切るコンボも一応採用しているようです(そんな都合良くできるのか?)。
また、小道サイクルによる青黒土地の増加により、シャドウランドや追加の基本土地を採用していた頃と比べてさらに安定しました。島や沼タイプが付いていない事はフェッチランドのないパイオニア環境ではあまり関係ないのでほぼ問題なしですし。

このリストをもとにさらに改良したらしい(らしいらしい言ってるけど本当に組んだまま放置していたので記憶が全くない)新リストがこちらです。

part14で使うやつ4

また盗賊ギルドの処罰者が抜けたみたいです。サイドに行ってるとはいえ何回繰り返すんだこの流れ。
空いた枠に圧倒される弟子が入っているみたいです。序盤に出して2枚削りと序盤のドロー安定性、アグロデッキに対するブロッカー役にしたかったんでしょうか。中々悪くなさそうに見えます。あとなぜか物語への没入が抜けてます。なぜ?????

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なぜかリストラされているパイオニアだと採用できそうなドロースペル



以上、4月~12月くらいに作って放置していたリストの紹介でした。
大会の結果とかも全く見なくなったので、もしパイオニアで青黒LO使って上位入賞してる人がいたらどんなリストなのか見てみたいなーと思ってます。モダンは割とMOで32位以内とかに入ってるのをチラホラ見かけますが、もはやどういう環境でどういうリストなのかも詳しく見てない状況です。禁止改定とかも記憶が無さ過ぎて、記事作成中にwiki見てて「そういえばマイコシンスの格子って禁止になってたな…」とかのレベルです。

特に書くことも無くなったので、今回はここまで。こういう文章を書く事自体が久しぶりだったためか、昔の記事と書き方が違ってると思います。暇とやる気があったらまたMOで新しいリストでも作って遊んで記事にしたいなあとも。紙で遊ぶのはまだまだ厳しそう。

そんなこんなで終わり。来年に期待。


→Part15ができました。3年ぶりのモダン記事です。


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