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夢日記録♯028 能力開発学校を守れ

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主人公:少女
カメラワーク:一人称視点

・シーン1
少女は疎開のような名目で地方の村に送り込まれた。同伴者はいない。古びた貨物列車の荷台に乗り込む。地図でいうと台形のような土地にZ型に線路が通っており、はじめは南に向かっていたのだが、あとから北へと送り返されたようだ。
北は、主人公の幼馴染が向かった土地でもある。普通なら心強く思うところかもしれないが、幼馴染は逃避願望が強く、それまでのしがらみを持つ自分のことを鬱陶しく思うだろうな、と想像する。案の定、駅に迎えに出た彼女の表情は険しく、きつい眼差しをくれた後は一言も口をきいてくれなかった。まあ仕方ない。配置された施設へ連れられたあとは主任の居場所だけ伝えられ、幼馴染はさっさと立ち去ってしまった。

・シーン2画像1

この土地には大きな神殿のような、遺跡のようですらある灰色の石造りの建物があって、そこが住居兼学校のように使用されている。天井はところどころ抜けていて、青空教室となっている。たむろする子供たち、おだやかな眼差しで監視しているシスターたち。
学校といっても、主には"能力開発"の名目だ。主人公は自己の意識を細分化し、他者に拡散する能力を持っている。主人公はそれを"ワクチン"と呼んでいたーー主な用途は、精神汚染された者を現実に引き戻すといったものなので。相手が能力者の場合は、能力を相殺・緩和する効果も発揮する。
少女の後ろからふらふらとついてきた"生徒"がシスターの前を横切り、シスターが慌てた様子で追いかけていく。"ワクチン"で感応したところ、どうやらシスターは探知能力だけのようだから大きな危険はないはずだ。とりあえず放置。

・シーン3
主任と挨拶を終え、自室に向かう道中、窓…、いや、ガラスははまっていないのだが、壁の穴から外に黒服の男たちの姿を見かける。ワクチンの感応。どうやら男たちのなかに能力者がいるようだ。いかつい風貌はこの施設に配属された職員にも見えない。
そういえば、配属にあたっての通達に現地組織についての項目があった。優秀な能力者を狙った拉致組織。転売目的なのか、自分の組織の手先にするのかはわからないが、どちらにせよろくでもない。そのうえ、能力者を封じる手立てがあるということでもある。用心が必要かもしれない。
この施設に身を寄せる子供たちはまだ能力を獲得していないので、拉致の対象になるおそれは少ないかもしれないが(幼馴染の彼女はそのことに腹を立てているようだったが)、さきほどすれ違った子は覚醒しはじめているかもしれない。鱗粉のように漂う精神感応の痕跡をたどって、迷路のような石畳をさまよい歩く。

というところで目が覚めた。

*
・味方の施設のはずだけど潜入感が高かった。
・幼馴染の子は多分オペレーター系の能力者っぽい。異能系の夢にしては火力が低いメンバーだった

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