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夢日記録♯013 吸血鬼の少年が許婚で上司
d.
主人公:会社員。男女は不明。コミケとデザフェスに通うオタク。
カメラワーク:主人公の斜め後ろからくらいのアングル。
・シーン1
ゴールデンウィークに飛び地があり、そこの休暇申請書を出している。得意先も連休なので、とくに問題なく受理されるはずだ。普通ならば。
しかし書類を受け取った上司は主人公の許婚である。姿形は黒髪短髪ツリ目の少年なのだが、内実は不死の吸血鬼だ。白く細い指先でぺらりと書類を遊ばせる。
「この申請内容はなんだ」
「し、"私用のため"、です」
「私とのデートのため、でなく?」
「へ」
「これだけの休みが続くというのに、私にひとことも断りがないじゃないか。よもや旅行などに行くまいな?蜜月を過ごそうぞ」
言うが否や、休暇申請書の内容どころか連休の旅のしおりがバリバリと作成されていく。まってまってまって、あんた不死のくせに余裕がない脳内ピンクか。つうかその休みはコミケとデザフェスが被ってるからそこは死守させてください。準備だって手間がかかるんだぞ。あんたは夜行性だから夜過ごせたらいいみたいなスケジュールだけどこちとら人間なので夜は休ませてください死んじゃう。ていうかふつうに過密スケジュールじゃい限界オタクに体力を求めるな。なんだよデート先まで指定かよ観覧車乗る時間まで指定しおって一周巡ってすぐクルーザーに乗るのか余裕ないないやこいつは瞬間移動できるんだっけか余韻はどうした。
と、いうか。
「同僚の前でプライベートを公開しないでください!!やめてぇ!!」
背後には同じく書類を手にした社員たちが立ち並び、上司のデスク自体がべつにパーテーションで区切られてるわけでもなく、ふつーにやりとりが皆に知れ渡ってしまう。やめてくれにこにこしないでくれ恥ずかしい。
「連休、楽しみだな!」
許婚の無邪気な笑顔は言うまでもなく、極上だった。
というあたりで目が覚めた。
*
・休暇の書類に「デートのため」って書かれるの恥ずかしい
・上司は少年っぽい見た目だったけど実際の性別はわからなかった。主人公もどちらか不明。
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