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夢日記録♯027 スパイがばれても腹は減る

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主人公:30代の男性。スパイ活動をしている。忍者かもしれない。
カメラワーク:主人公視点が主だが、他の人が動くタイミングで第三者視点に切り替わる。

・シーン1
主人公は同年代の男女二人と仕事中だ。三人ともどことなく黒っぽい服装をしている。仲間の男はスーツ姿だ。三人とも同じ組織から派遣されたスパイで、ある邸宅で潜入役・連絡役・サポート役として働いていた。
どうやら潜入元に身元が割れたらしく、追っ手がかかっているようだ。どこかの建物で一息ついたところ。
主人公は二人に焼き魚を振舞う。串付きの見た目は素朴だが、粗塩をかけて魚焼きグリルで油を落とした、素材の味が生きた料理だ。
仲間の男は「ちょうどよかった、腹が減っては戦ができないっていうしな」、女は「今食べてる場合じゃないでしょ!」なんて言う。そうこうしながら三人は食卓に着いた。
「この味、覚えはあるんだけど、イマイチ何処で食ったのか思い出せねんだよなあ」
主人公は二人に語る。
二人も魚を口にして、仲間の男が記憶を呼び覚ます。
モノローグを追体験する主人公。

・シーン2
10年前のセピア色の風景。スパイの研修だかで、サバイバル登山をしている三人。同期のようだ。切り立った山肌にワイヤーを取り付けて登る。ひときわ角度のえぐい岩に身を乗り出すと、その上にはひらけた空間があった。奥には川も流れている。滝に流されまいと耐えている魚はすぐに採れた。
草をよけて焚き火を起こし、魚を焼く。「研修終わったら、多分みんな身を隠してばらばらに過ごすことになるだろうけどさあ。また80年後、会おうぜ」仲間の男が言い、女も主人公も頷く。
魚で乾杯のような仕草をして、それぞれにかぶりつく。
80年後、というのは寿命を全うしよう、というふざけ言葉で、それまで元気でいようという決意が込めらていた。
はるかな山岳。画像1

・シーン3
回想終了。「ああ、あの味だったのか」と納得する。女は「80年後だなんて!」とか笑い飛ばして、そして突然部屋を飛び出した。文字通り。
3人のいた部屋は6階ほどの建物で、女はその窓からアンティークな手すりを飛び越えて隣の建物へと飛び移ったのだ。
鳴り響く警報。
そこは潜入先の邸宅だ。
カメラが切り替わり、「のこのこ戻ってきたのが間違いネ」と邸宅の主人が女に追っ手を差し向ける。そしてその捕獲作戦の指揮を執るようにという連絡が主人公のもとに入った。
自分がスパイだということがばれていないのか、どうか。
急ぎ自分も女を追って窓から飛び出した。眼下の風景に目が奪われる。
浮遊。

というあたりで目が覚めた。

*
・1時間ほどの睡眠時間にぎゅっと詰まったエピソードだった
・夢日記をつけはじめた最初のころで、風景は見えてたけど仲間や主人の顔はあまりわからなかった。体感が強い。

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