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インカジ、体験

I君から、ラインが来たのは去年の12月、

「むっちゃもうかるよ。」と

胡散臭い。しかし行動力がすべて、と思い立って、行ってみることに。

呼び出されたのは、上野だった。必要なものは身分証明書のみ、I君と待ち合わせた後に、もう一人来るから、待ってて、といわれた、

おじさんだった、中年の、

そして、おじさんについていく形で、ついていった。

おじさんは、I君がネットで知り合った友達でインカジに精通したおじさんらしい。

インカジの前まで来たとき、僕はびっくりした。マンションじゃないか。おじさんがマンションのチャイムを鳴らし、僕は待った。そして素早く中に入った。スーツのベストだけをを着た、パチンコ屋にいるような人が中にいた。そして、どうぞ、と言われた。I君とおじさんは会員証を取り出し手渡した。おじさんは一人新規で、と乱暴に言った。僕は、部屋の中を見渡した、部屋の中はネットカフェ、というより、証明の暗い河合塾マナビスと言った様相を呈していて、部屋の壁に向かうようにパソコンのある席が用意されていた。
おじさんがそそくさとペアルームに入ろうとしたので店員さんが怪しんで、シングルにするようにと言ったのだが、シングルで空いている席は見渡す限りなかった。

ペアルームに入るときに、店員さんに飲み物を聞かれた僕は水を頼んだ。部屋の中には座り心地の良さそうなデスクチェアと簡易的な家庭用の折りたたみイスがおいてあった。おじさんが座り心地の良さそうな方に腰掛けたので、僕は折りたたみイスに座らなきゃならなかった。座ったら店員さんが来て僕に紙とボールペンを渡し僕が用意していた身分証とおじさんからおじさんが遊ぶ用のお金を持っていった。その紙で僕は酒や薬を持ち込んでいないこと、警察、暴力団と関係のないことの確認と電話番号、好きなタバコの銘柄、名前(偽名でもいい)、を記入した。店員さんが戻ってくると身分証を返してくれた。そして僕が遊ぶ用のお金を持っていった。おじさんからもらったお金なのですぐに出して渡した。それから少し待って、会員証が渡された。かわいい動物のイラストと、僕の偽名が載っていた。ここまで来てようやく緊張が解けてきた。おじさんがペアルームのドアを閉めた。

ここまで来てようやくおじさんが僕に指示を出し始めた。デスクトップの上から二番目を出してと言われた。僕はマウスの感度が高く少しポインタがぶれて慌てながらダブルクリックをして、そのアプリを起動させた。それから、選択の仕方を教わった。おじさんは、「そしたら、千円で遊んでみな、」と言ってくれた。
 

バカラというゲームのやり方は、なんとなく勉強していたので、そのまま始めた。3回ぐらい試して見みて、遊び方を理解することができた。しかし同時に、おじさんの金で遊ぶという重圧がのしかかってきた。

しかしおじさんが、やっていいと言っていたので、進めなくてわならない。
 

開始して十分ほど立ったら、I君が、すんません負けました。と報告に来た、しかしおじさんは怒らなかった。そうか、と言ってI君くんにゲームを変えるように指示を出した。しかしその頃僕は少しずつ勝っていた。おじさんは、強いなぁと言ってくれた、内心、元気が出た。最近褒められてないな、と思ったりした。

しかし初回は1万円勝つか負けるかしなければならないので、根気よく続けた。

そしてようやく、1万勝ちになった。するとおじさんがルーレットにしよう、といった。
ルーレットにページを変えると、おじさんがセカンドとサードに3千づつといったので従った。そうすると片方が勝ちで三千円儲かった。そしておじさんの指示で引き上げることにした。


という夢を見ました。



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