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【RX 高岡】 2022.10.15 Japan Cupオープンレース 4位

アマチュアレースの中でそれなりに歴史とステータスがあって、勝つと名前が残るので是非とも一度は勝ってみたいレース。過去何度も出て、上位には入るけど勝ったことはないので、たぶん「勝てないレース」なんだろう。
古賀志林道という急勾配の1kmほど(3分ちょい)の登坂があるので何周もするうちに人数は絞られる。そして後半(終盤)にペースアップすれば残れる人数は限られるから、たいてい10位以内には入れる。
けど勝つとなると、2時間のレースでのスプリントはかなり分が悪いので、逃げ切りを図らないといけないんだけど、2時間のレースではそこまえの消耗戦にならず、集団が追いつかないほどのスピードがない自分にはやっぱり厳しい。そんなわけで勝てないには理由があるこのレース、およびコース。

このレースの面白いのは、UCIレースたるJapan Cup本戦にはトップチームのみが参戦できるので、前日のオープンレースには「トップチームで走れないプロ予備軍」と「強豪ホビー選手」が混在して走る。
近年の優勝者は前者の”プロ卵”が多いという印象。

レース前

渋滞で到着が遅れたのと、サイコンを忘れてテンション下がったので、ウォーミングアップはローラー使わず旧コースの坂を使って15分ほど。
短い登りを軽いギアで登って往復して息を上げておく。推定140後半bpmくらい。

Twitterで救世主が現れてGarmin520を拝借できたので、レースデータを無事に記録することができた。とても嬉しい。

レース

レースは11時スタート。割と前の方からスタート出来て、登り口もそれなりの場所で入れた。今回も引き続きシッティングメインで登ってみる。勾配が急になるとほぼ自動的にダンシングで登るスタイルだったけど、短い登りだったらなんとかなるけど長い登りや繰り返す場合は体力を消耗しやすい。リピートの場合は、回復力がそこそこあるからこなせていたけど、やはりシッティングで登れるようにした方がアタックなどに備えて力を温存できると思う。最初はキツイけど、まぁダンシングしてもキツイわけだし。キツくても千切れるまで座って登ってみようと。
そしたら意外と激坂でも座ってクリアできた。アタックかかった時についていこうとせずにペースで追いつこうと思えばいけるみたいだ。

今回は試走できなかったので1周目の下りは特に慎重に走る。

序盤からRXキムラが積極的に走っている。登りでペースが上がっていないので前の方で走っていたり、それ意外の区間でも常に前方に位置している。
私はいつもどおり後半まで我慢。
前半(2周目くらいか)で4人ほどの逃げが決まり、キムラ君が入っている。スゴイ強ければ逃げ切りもあるかもしれない。けど自分はすごく強くないのでまだ動けない。それで逃げ切られれば仕方ない。キムラ君もスプリントはそこそこできるようなので、そのまま行ってもらっても構わない。
先頭は20秒ほどの差ですぐ前に見えている。平地で20秒は遠いけど、古賀志林道の登りであれば20秒は一発で追いつける。
4人の逃げに入りたい選手が追走をかけて、アタックがかかる。セブンイレブンの角を左折した後の登りでアタックがかかったが、まだキツくて動けない。序盤はホントにエンジンかかるの遅い。何人か合流して前は10名くらいの逃げグループになった。強い人が皆前に行ったという感じではなく、まだ動かないという選手も後ろに多いので、焦らない。
ペースは速くはないんだけど、前の集団と差があまり開かない。登りで詰まると、1周あれば必ずキャッチできるという差。
4周目か5周目に追いついたかな。まだ集団の人数は30人以上居てそろそろ人数を絞りたいところ。

先に述べた分類で言うところのホビーレーサーはよく知ったメンツで、知らない人がいきなりガツンと勝つことはあまりないと思う。
Balbaの寺崎君とかイナーメの北野とか先日のJBCF群馬で勝ったシマノ君とか川勝さんとか、そこらへんはわかるんだけど、若手のプロ卵君たちは誰が強いのか分からない。弱虫ペダルとか埼玉ディレーブとかに強い選手がいるのかな?くらいの認識。そこが事前リサーチ不足だった。

レース中見てるとやはり弱虫ペダル勢が元気良かった気がする。実際何人が動いていたか、誰が動いていたかわからないけど、、、もしかしたら同じ人が動いていたのかもしれない。

6周目の登りで上げたいなと思っていたところ、たしか弱虫ペダルが登りでアタック気味に上げていったので、それに追走。緩斜面で少し離れるけど、最後の急斜面で追いついてそのままペースを上げてクリア。
下りを経て10人ちょいには絞れただろうか。
やはりまだまだ多いけど、登りはなんとなくイケる気がする。登りで遅れることはないだろう。けど一方で登りで他を引き離すほど強くないのも事実。
まぁ出来ることと言えば、最終周の登りでペース上げてさらに人数を絞るくらいか。
実際7周目はそんなにペース上がらなかったけど、最後の登りということで頂上に向けてはペースを上げていき人数が絞れたみたい。下りきって追いつく人、追いつかない人が居て、最終的には9名ほどの先頭グループになった。
まぁこんなもんだろうという感じ。
平地で北野がアタックするが不発。

ラスト3kmでのアタック(不発)
photo:Satoru Kato / Cyclowired

セブン左折しての登りで自分もアタックするも不発。弱い。やはりここで強烈に抜け出して独走する力をつけないといけない。
そこからはスプリントまで脚を回復させるしかない。スプリントが超強いBalbaの寺崎君がいたので、「もう勝ったも同然じゃん」と探りを入れると、「脚攣っているから(ダメ)」との返答。信用しないけど。
寺崎君の番手を付けるけど、上手い走り方でスプリントだけを狙っているのがハッキリ。ペースアップに最初に反応はしないけど、しっかりとついていき、最後のスプリントで勝つんだろう。確実にくるので、その番手を取ってあわよくば2位か3位に、という作戦で走る。

そしてラスト1kmくらいの少しの登りで弱虫ペダル内田君が渾身のアタック。キレとタイミングも良く、集団は完全にお見合い。

勝者の後ろで2位争いのスプリント
photo:Satoru Kato / Cyclowired

たぶん、一番強いであろう寺崎君は本当に脚を攣っていたから自力で追うのは諦めていたのだろう。そして自分含め多くの選手は寺崎君の事を見ていたと思う。内田くんは飛び出した勢いそのままで衰えることなく、5秒後には完全に勝負あったなという感じ。
あああああ、と思うけどそれは今日の体力の残り具合を鑑みて自分で選んだ戦略。弱いから勝てなかったのはしかたない。まだ寺崎君の後ろで2番手に入れば3位の可能性はある。最近めっきりスプリントの自信を無くしているけど、やれるだけやってみる。

最後に刺されて、2位寺崎 3位北野 4位高岡
photo:Satoru Kato / Cyclowired

やっぱりダメだった。最後にイナーメ北野に刺されて4位に。

まぁ実力通りかな、という結果。登りを勝負どころまではシッティングでいけたのは良かった。JBCFの群馬に続いての収穫。今後のレースで今までと違った走りを出来るかもしれない。

というのが私視点のレポートだけど、客観的な記事はこちら↓↓

バイク

今回のお試しは、ALPINISTとRapidAirという足回り。これは登りキツイレースではやっぱり良いなぁ。一番印象的だったのは、つづら折れの下りでの切り返しの速さ。ヘアピンが続くコーナーでの切り返しが今までにないくらいに素早く楽だった。そこでも軽さを非常に強く実感できた。
グリップは古賀志林道の下り(ドライ)で問題なし。下りで遅れることはなく、むしろ割と速い方だったと思う。

ハンドルのセッティングには納得していないけど、まぁそれで慣れなさいというのが今の時代なんだろう。レース走ってみれば走れてしまうし。

AEROAD特有のシートポスト音鳴り問題は今のところは解消して再発せずにいるので、乗っていて気持ちの良い状態ではある。ホント、音鳴りする自転車は大嫌いなんで。

データ

レース:68.4km 1’56”36 Av 265W NP 291W TSS 182 Av HR 150bpm  Max HR 173bpm 

こうしてデータ見ると、かなり調子は良かったと思われる。

古賀志林道登りタイム 最大心拍数

3’22 167bpm
3’32 171bpm
3’29 168bpm
3’38 176bpm ←これは心拍計か心臓のエラー
3’46 166bpm
3’09 173bpm
3’20 171bpm

最速は6周目の3分9秒か。頑張って集団についていけば2分台では走れるかな。
プロは2分43秒とか。すごっ


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