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【RX 高岡】 2020.07.25 JBCF東日本ロードクラシックDay3

10:45スタートの3日目は予報通り朝から雨。止む気配なし。

一度早朝に目が覚めるが、朝はゆっくり出来るので7時まで寝ている。9時間ほど寝たことになる。
朝食はヨーグルト・豆乳・フルグラ。フルグラはコンビニでもスーパーでもどこでも買えるのが良い。普段使いなら脂質の少ないミューズリーが良いけど、レース前くらい腹持ち良いし多少カロリー過多でも良いだろう。ヨーグルトはプレーンで、甘みはパラチノース大量投入で。

2日間非常にうまくいかない走りが続いたので、今日も気が重い。どうやってもうまくいかない気しかしない。
まず転ばないで無事に完走するのが一番重要な目標であることに変わりはない。その為にもゴールまで決して集中力を切らしてはならない。集中して走っていれば何か良い方向に向かうかもしれない。心を無にして臨む。

メンツはEQADSの若手2人が要注意。あとVC VELOCEは勝ちを狙える選手が3人いるので大本命で、絶対に逃してはいけない。逆に、一緒に先頭グループを作って力勝負にしないといけないところ。初日/二日目は完全に後手に回って完敗してしまった。ALL OUTはすごい豪脚な印象はないけど、リザルト見てるとかなり地脚はあって、最後まで残って、スプリントは強い感じか。
単騎ではコジマケイエン選手とかリーダージャージの東選手とか津末レーシングの宮崎選手とかアーティファクト石井選手とかチャンシスのアベキ選手(Stinger)とか。

雨だけど幸い気温低くて凍える事はなさそう。ウィンドブレーカーを脱いでスタート。最後尾からローリング終わる頃までには先頭が見えるところまで上がっていく。二日目の反省を経て、最初からの逃げに注意する。今日は全部のアタックに反応して逃げが成立するまでがゴールと思って走ろうと思っていた。それで力尽きてもしょうがない。色々考えて後ろで走って後悔するよりははるかに良い。
と思って前方に位置していたけど、今日は一転して逃げが出来る気配ない。ペースが速くて落ちない。このペースから少人数で抜け出してさらに差をつけることは難しいだろう。

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2〜7周目まで、ラップタイムは落ちて8’47。雨で路面はオールウェットであることを考えるとなおさら速い。今日こそは序盤に不用意に逃げを決めさせない、というか今日は俺が逃げる番だ、という想いがそうさせているのか。

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とにかくペースが緩むことなく進むのはキツイけど心地よく感じる。キツイのは皆一緒で、これで後半まで進めばそこから勝負出来る人は確実に減る。

↓Stingerさん、18歳、おっさん1、おっさん2、プロ卵

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3日間で一番速くて一番キツイんだけど、圧倒的に一番楽しかった。
序盤の心境は、このハイペースからさらに速い逃げが出来たら相当キツイんだろうな、とそこに入れないで取り残される自分を想像して怯えていた。

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↓縦に長い集団。

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そんな感じでちょうど半分くらい、8周目はペースが30秒以上落ちた。ただペースが落ちたから散発的にアタックがかかって出入りの激しい展開になったかというとそうでもなく、一旦まったりと落ち着いた感じ。
これは皆けっこう脚に来て余裕ないんだろうなという雰囲気。たぶん自分がここから千切られることはないだろうと勇気が出た。逆にここで楽して走っては勝てない。勝負せな。

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ここで9分台に落ちたラップタイムではかなり余裕を感じたので、ここから何度かアタックしたりちょっとペースアップして逃げを試みる。この局面でツワモノ少数で抜け出せたら非常に逃げが決まりやすい。後半になって動ける人は限られてきて、前の方で走っているのは10名ちょいかなと言う感じ。それでも後ろを見ると30人ほどはいるかなという大集団。さすがにE1カテゴリーには地脚がしっかりしている選手が多い。

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ところで後半になってもRXの松尾がしっかり集団に居たのには、失礼ながらビックリした。1ヶ月前80kgから70kgに落としての参戦で、ここまで走れるんか、、、残念ながらラスト3でパンクしてDNF。

わかりやすく登りでアタックかけても逃してもらえない。そういう事を繰り返しつつも平地や下りでしれっと踏んでチョロ逃げしようかと思うけど、少しのアドバンテージも得られないくらい厳しい。とにかく2日間を経ての今日なので皆の緊張感がスゴイような気がする。もちろん自分も他人任せは極力せずに、自分の脚を使っても絶対に逃げは許さじという意思。

11周目の心臓破りの坂は腹をくくって下から下ハン持って全力で上までアタックしてみる。さすがに後ろと少し差が開いたのでそのまま逃げに入る。2人くらいついてきてくれれば理想なんだけど、、、
単独になってしまいバックストレート〜ホームストレートを経て下り区間へ。ウェットの下りで5秒はロスするの分かっているけど、自信のないところに突っ込むリスクは取れない。案の定下りヘアピン後の登り口で追いつかれる。
けどこの日はオールアウトという感じではなくまだまだイケる感じ。追いつきざまにカウンターアタックとかで活性化すればそれもヨシと思ったが、そうもいかず。そこからペースは落ち着いてしまい13・14周とかなりサイクリングペースに。
一回の逃げのチャンスを活かせる脚がなかったし、そこから追い打ちをかけるべく連続で仕掛けられなかった自分が弱い。
登りは誰が仕掛けるんだ?という雰囲気で皆が警戒して周りを見ながら速くないペースで登っていくので、ゆっくり走っていても先頭付近で登っていることが多かった。残り距離を消化しながらゴールへ近づいていく集団の中で今日もダメだったな、と諦め感。
何も考えずに攻撃を続けないとチャンスは巡ってこないんだけど、それを出来なかったのが反省点。全力でアタックしても、抜け出して単独で逃げ切りが出来ないのは十分わかった。けど勝てなくてもそれをすることによりもう少しはマシなリザルトを残せたかもしれない。またリザルトが残せなかったにしても攻撃せずにゴールするよりは百倍マシ。

登りは何もせずに集団でこなして、その後のバックストレートに入る小さなコブで全開で仕掛けてみるけど、EQADSが追走して二人になるも1秒と差は作れず。まぁこの段階で逃してもらえないだろう。そこでレースは終了。

レース後考えてみるに、ここ数年ゴールスプリントで勝つことも少なくなかったので、そういう色気というか淡い期待があったのが、ラスト3周で勝負を出来なかった原因かと。けどこの3日間の走りで、スプリントは全く箸にも棒にもかからずという現実を認識しなければいけなかった。

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こういうレポートは動画で展開確認しながらではなく、どうしても自分視点の記憶+データと写真という点の情報を基にタイムラインを再構築していくので、その分割り引いて読んでいただければ。
序盤から積極的に集団前方で展開していた10数名がそのままゴール順位に現れているなぁという印象。
冒頭で名前挙げた強豪選手達は積極的にアタックして速いペースを作ってたし、挙げていない選手たちも皆強かったです。

練習量の割に体重がかなり落ちて、絞り具合としては毎年のピークくらいかもしかしたらそれ以上に絞れていたけど、パフォーマンスとしての現実は『登りで絶対に千切れる事はない』という程度しかなかった。

■一発のアタックで人数絞るくらい強烈なパンチ力と
■少しの差を作ったら平地/下りで逃げ続けるくらいの巡航力
■最後までもつれたにしても集団の前方で順位競える程度のスプリント力

これら全てが欠けていた。自分が短期間で理想の選手に変身出来るわけではないけど、少なくとも過去のピークパフォーマンスでは上記がある程度バランスされていた時もあったので、今回は軌道修正の良いきっかけとなった。

というかコロナ禍でエベレスティングに挑戦しようと思い久しぶりに苦手な山を意識して練習していた、その成果と言うか副産物であったやに思う。

目標はおきなわで勝つ事。それに足りないところをしっかり克服していこう。

三井さん、井上さん、高杉くん、素敵な写真をどうもありがとうございます。

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