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【高岡 亮寛】 2019.06.16 川崎マリンエンデューロ 3時間 優勝

コースは1周約4.73kmのど平坦で6つの直角コーナーと二つのUターンがある。気温は予報通り30℃越えるくらいで、私的には嬉しい限り。しかし、爆風

スタート5分前くらいにスタート地点についてゼッケンつけてもらった。やっぱりちゃんと時間に余裕持って、ゼッケンはしっかりつけないとダメだ。と走りながら思った。バタバタ。
9:30スタート。キングオブエンデューロという3+2の計5時間レースの人が先行して、先導車により抑えられて、数十秒差がついてから3時間の部が追いかける。
20秒くらい前の集団を追いかけるので、リアルスタート直後からペース速い。上げているのはチームメートなんだけど。すぐではないけど2周くらい走って追いついたかな。そこから2クラスが3時間で争う。今日は3時間だけなのでガンガン攻めた走りしよう、と思っていたけど、脚は疲労でいっぱいでキツイのみ。身体が気持ちについていかない。
予定では1時間は様子見。2時間までは動いてキツイレースにする。ラスト1時間は勝負。
課題の立ち上がりが悪すぎて、序盤は番手を下げながらもなんとかやり過ごす。

爆風ゆえ単独での逃げは不可能だろう。たまに少人数の逃げが出来るけど、逃げ切り決まってしまう事はないだろう。けど、人数次第で決まる可能性ありそうであれば前前で展開させたい。まぁまぁ面白いメンツの逃げにニッシーをジャンプさせたりもしてみる。自分も少し飛び出して3人くらいで逃げてみたり。それも一周くらいで吸収される。吸収されてもムダではない。こういう動きを繰り返しながら終盤に向かっていくのがロードレースの面白いところ。
何度もアタックが失敗してると、どうせ決まらないだろうという空気になったりする。それが勝負どころでの動きに影響したりするし、吸収されたにしてもその動きの中で脚が消耗してるかもしれないし。
ニッシーの動きが良いなあと感じていたが途中メカトラで離脱。

あと45分くらいというところ、タカミーが「逃げますか?」みたいに聞いてきた。こうやってレース中にコミュニケーションを取れるのは良いね。まぁ作戦なんてあまり無いんだけど。むしろ頭の中で最後のゴール前の並びとか仕掛けどころを考えていた。けどそれをチーム員に伝えたらなんとなくゴール狙いで動きが消極的になりかねないから言ってなかった。
ラストに向けて人数を絞っていくような動きはしたいと思っていたから、タカミーには「うん、今すぐじゃないけど」と答える。
なんて答えてから次のコーナーまで行く前に、まだ早いとは頭では思っていたんだけど周りの雰囲気と自分の脚の調子から、自然と向かい風区間の後半でアタックしてた。
コレがなぜか決まって、苦手なUターンをマイルドに回って追い風区間をアウタートップでブラケット持って頭下げて走ってゴールラインで20秒くらい稼いでた。小さくない。けど45分この爆風の中独走とかムリやで。とりあえず行けるところまで頑張って後は野となれ山となれ。自分の一番得意なパワー域。全然高くないけど皆疲れてるとなかなか出せないというレベル。集団とは差が縮まってない。けど数人追走が来てるみたい。これは願ったり。
2人が追いついてきて3人に。これで逃げ切れる公算大。明治とゲリラ豪雨?と3人。ゲリラさんはハスって落車したのかな?途中で消えた。予兆はあって、向かい風区間は右の方からの風だったので後ろの選手は真後ろよりも少し左にずれてつくので、先頭交代は右回りが良いんだけど、いつもの習慣で皆左回り。そりゃハスるよね。
2人になっかなと思ったら1人合流。あれっ?1人でブリッジしてきたのか。強いなあ。ゴールライン超えたらアナウンスで佐々木さんと。あ、tarmacのこの色のフレーム、見たことあるなぁ。もしかして先週富士ヒル優勝した佐々木君かな?脚もあるし軽量で絞れてるし。何にせよ逃げの相方としては心強い。ここら辺では最後まで行ける自信あり。
ラスト2周くらいから明治大学が牽けなくなるので3人逃げだけど2人で回す。そのうち明治は消えたようで完全なマッチレース。
ゴール勝負なら勝てるだろう、と全く根拠ない自信。相手の脚質知らないのに。ただ単にヒルクライマーにスプリントで負けてはいけないという願望のみからくる思い込み。瞬発力自慢ではないのでガチャガチャ足削った挙句のゴール勝負にしようとラストの向かい風区間でアタック。意外にもそれで離れたので、そのまま独走で優勝
私は3時間エンデューロだったけど、佐々木君は5時間エンデューロだから、後ろに差をつけていれば私に勝つ必要はなかったから純粋に勝負できたわけではないのが心残り。5時間にエントリーしとけば良かった。

今回S-WORKS ROUBAIXというヘッド部分にオイルダンパーが入った自転車での初レース。venge, tarmacといつも同メーカーの自転車乗ってるしポジションは合わせられたので乗り分けはあまりストレスない。鏡のような路面のサーキットで行われる箱庭レース以外の公道レースで長い登りがなければROUBAIXでレースも全然アリだな、と思った。

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応援の皆様、どうもありがとうございました。

高岡

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