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【RX 高岡】 2022.10.23 JBCFかすみがうらロードレース E1 優勝

初めてのかすみがうらロードレース

ツールドおきなわ前の日曜なので、5−6時間・アップダウンで高強度練習、とかも候補となるが、今回は近場で距離も短すぎないロードレースがあったのでエントリー。大会としては第2回だけど、自分的には初めてのコース。
2時間弱と短いのでしっかりと高強度に入れてレースならではのインターバルで苦しむことができればこの時期のレース参戦の目標は達成。
もちろん全てのロードレースに当てはまるように、今回も出るからには勝ちを狙って走る。

ウォーミングアップ

到着後試走時間があったので、とりあえずまこっちと1周まわる。1周4.8kmでクリテリウムのようなコース。コーナー多いし道幅狭くなる箇所もある。登りはほんの400mくらい。苦手ではないコースだと感じた。
1周走った後に、しっかりとローラー台でアップ。
インナーギアでロー側からスタートして2分で1枚ずつギアを上げて、8枚分・16分で225Wくらいまで。アウターに入れても一度ロー側のギアまで戻してまた2分ごとに1枚ずつ上げていく。100Wからだいたい300W弱まえ。心拍は148bpmまで。
最後に1分間→400Wで息をあげておき終了。153bpmまで。
出し切る感じではないけど、まぁウォーミングアップに不足はないだろう。

ウォーミングはいつものFEEDBACK SPORTSのローラー

レース

10:10スタート。最初道幅は広い。スタート直後にローリング解除で、一気に道幅広い下りでスピード上がる。その後に道幅が狭くなるので、そこに入る前に位置取りで必死。私はその後に集団が落ち着く時に一気に前に出ようと思い、最初は後ろの方からスタート。クリテリウムで序盤にかなりダッシュを強いられて苦しい時間があるのは仕方ない。序盤は皆が元気なので体力あって頑張る時間だから、そこで付き合って頑張っても無駄。皆が疲れて集団のペースが緩む時に一気に前に出れば良い。

2周めには前の方に出られた。後ろの集団に居るほうが無駄に脚を使いそうで、逃げが発生した時に取り残されるリスクとかありそうなので、あまりポジションを下げない走りをした。
気がつくと集団は大きいのだけど、前の方で走るメンバーは限られている。たぶん、長く伸びてから後ろが追いつくのに力を使って、追いついたら踏みやめて前まで出てきたくない人が多い。前にいないからまたペースアップで後ろでキツイ思いをする。
幸い自分は今日は前方キープできるくらいは調子良い。登りで今日もシッティングで登ってみたら調子良く登れた。
3周目の登りからペースアップがあり、登り終わりからS/Fラインすぎるまでの緩い登りも緩めずに踏み続けると後続と離れる。6名ほどが先行。序盤だけどこのコースだと逃げが決まるのも有り得るし、6名いればなんとかなるかもと思い、一番きつい時間だけど頑張る。ラップタイムは最速で6’31。
6名で先行するが、ちょうど1周で捕まった。まだ序盤なので集団の力は大きい。けどこの直角コーナーや細い道路も多いコースでは集団で走っていても追走のペースアップはそれなりのダメージになると思う。その積み重ねが終盤の脚の残り具合に影響するので、決してムダな動きではない。

ところで、ジャパンカップでもそうだったけど、今日も序盤で早くも脚が攣っていた。これは明らかに体水分量の不足。
今朝も体重が60.7kgとかなり落ちていて体水分量は目標としているところよりも1%以上落ちて脱水気味になっていた。

集団に捕まってから4周目はまったりと。
データ見ると5周目にまた動きがあって心拍が上がっている。湾岸チームが3人いて、皆前の方で動いていて積極的に逃げに入っている。羨ましい。
チームとしては湾岸、YuriFit、Minervaあたりが目立っていたかな。
あとは単騎だけどSBCとか(中川君だった)。

コースプロフィール(高低差)だけ見ると単調で難しくなさそうだけど、道幅とコーナーによってレースの難易度が上がっているコース。
集団にいてもそんなに楽は出来ないんじゃないか。

今回常に前の方で走っていたと記憶していたが、LapClipで見てみたら、ちゃんとS/F通過順位でそれが確認できた。

コース上唯一の登りの後にS/F地点があるというレイアウト上、たまたまこのようになったのだけど。

6〜10周はペースも遅く大きな動きなく消化。

10周終了時でスプリント賞。それで何か動きがあるかな、というか必ずそこで動きがあるので、登りでその動きに注意する。案の定YuriFitのシマノ選手が取りに行く。スプリント賞取るのが目的ではないので、合わせてペースアップするも賞は狙わずに2位通過。得意ではないところでムダに力は使わない。
いつもの周回よりも強烈なペースアップだったので集団と離れる。最近の調子・実力からするとシマノ選手はこのレースの本命選手なので、2人で抜け出しという絶好のチャンス。逃げに入る。
シマノ君の方が力があり速い。コーナーも速くて、一度湖岸道路に出る際の直角コーナーでワンテンポ遅れてしまった。ちょっと差が空いたので、1−2秒待ってもらった。まだ集団との差が15−20秒程度だったので、もったいないのと、無駄に脚を使ってしまった。

残り5周を2人で逃げる。絶対無理とは思わないけど、簡単ではない。けどこのレースで一番強いであろう選手と一緒に抜け出したチャンスは絶対に活かしたい。2人して全力で先頭交代して逃げる。後ろ25秒とか、微妙だけど、平坦なのでそれなりに距離としては離れている。
登りはそんなに飛ばさないで、下り・平坦はなるべく速く走り、コーナーを丁寧に。自分が一度コーナーしくったのを見たからか、その後はシマノ君も丁寧に私に合わせて走ってくれたように思う。以後コーナーで遅れることはなかった。

1周を2人で逃げた後、11周回完了後に川勝選手が単独でブリッジしてきた。
これで逃げは3人に。LapClip見ると後続との差は12秒程度。
逃げのメンバーは2人とも非常に力のある選手として認識しているので、最高の展開。まぁ実力通りに力ある選手が集団から抜け出して先頭グループを作ったという感じ。
もちろん確信はないけど、イケるんじゃないかと思い頑張って逃げる。これ以上に良い展開はない。
12周完了で後続集団との差は30秒弱。あと3周。

ちなみに逃げの相方は、レース前にチーム内チャットで4人名前を挙げたうちの2人。
川勝選手は昨年の石川ロードで最終周にアタックで見事逃げ切り勝ちをしているのを覚えている。
シマノ選手は、9月のJBCF群馬で2人で抜け出してスプリントで負けた。その後のジャパンカップでは高岡4位、シマノ5位。ここのところ安定して力を発揮している。

非常に安定したペースで3人でローテーションする。2人ともやはり強い。
4:4:2まではいかないまでも3.5:3.5:3くらいな感じで、自分の力が2人を上回っているとは全く思えないローテーション。
60.7kgの現在では自分が平地をガンガン牽くスピードはなかった。

ラスト3周を切って差が40秒くらいになって、これは逃げ切れるだろうと思う。ただ牽制は最後までしたくないのは皆同じ考えなので、非常にスムーズに回り走りやすい。

14周め、ラス1に入る前の登りで川勝選手アタック。シマノ選手が追走だけど数秒差。追って詰められないことはないけど、ここで全力出し尽くさないで2人でじわじわと追走した方が良いかなと思い、後ろで我慢してた。
14周完了でタイム差は2秒。2秒差なんだけどジャンプせずにシマノ選手と2人で回しながら、下り終わって細い路地に入ったところでようやく合流。
単独で10−20秒離されるほど力の差はないし、5秒ちょいの差なら先行されて最後の登りに入っても追いつけると冷静に判断していた。
合流して3人になってラスト半周。
追いついてから3人でローテーション回しつつ、最後の展開に備える。
多分自分が一番スピードないと思うけど、長く逃げてきたので、アタックには対応できるくらいの自信はあった。スプリントでスピード(短時間の出力)勝負になったら勝てない・粘り勝負になったら勝機はある、と思っていた。

後ろの集団はもうはるか遠方なので、最後の湖畔道路は牽制モード。ラスト1km近くなってローテーションを止めて勝負モードに切り替え。
湖畔道路のラストで川勝選手が口火を切る。シマノ選手が反応。自分は3番手。
皆長く逃げてきたのでそこまでのキレはなく、最後のクランクコーナーに突入する前に合体するが、その勢いのまま一列でコーナーに。
3番手で入ったが、真ん中のクランクコーナーで一車身くらい空けて理想のポジションで走れた。最後の右コーナーを速く回り一車身を埋めながら左折して登り口に入れたので、登り口で前2人よりも勢いをつけられた。
そのまま登り口からアタックしようとしたら、先頭の川勝選手が先に仕掛けたのでちょうど良い。瞬時に先行よりもその番手を取る判断をして踏み止める。その時にシマノ選手に番手を譲らなかったので、シマノ選手が一瞬ひるんだ気がした。
川勝選手の先行に勢いがなかったので、そこからすぐにロングスパート。
後ろを見てなかったけど、シマノ選手は一瞬ひるんでからの踏み直しとなり出遅れたのではないかと感じた。登りきってからフィニッシュまで200mほどほぼ平坦になるので、そこまでに振り切れなかったら微妙なところだが、無事に登りで振り切ることに成功して、単独でフィニッシュに向かうことが出来た。

リザルト

2019、2021、2022とE1で1勝ずつできた。
終わりよければ全てヨシ。

今年のJBCFのレースは4戦走ったけど、3つは群馬CSCだった。

何年か前にJBCFが改革の一つとしてE1の距離を長くしてくれたので、参加しようと思う面白いレースが増えた。他のイベントと被るのでたまたま今年の参戦はこれだけになってしまったけど、また来年以降も積極的に走る予定。

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