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【RX 高岡】 2022.12.24 東京都選手権ロードレース 18位

レース概要

東京都チャンピオンを決める大会だけど、他県登録選手も参加できる。
東京都登録選手の最上位がチャンピオンとなり、賞金3万円がもらえる。
もちろんそれを目指すが、やっぱりロードレースやるなら全体での優勝を狙って走る。いちいちスプリントで前の人の登録地を確認したりなどしない。東京都登録での順位はあとからついていくるもの、という意識で走る。

作戦

過去ハンさんが優勝したり(2019)、昨年もEndyも優勝してる。
コース的にはコーナーは多いけどほぼフラットで距離も54kmと短いのでバラけるレースにはならずスプリントになるのが濃厚。
Endyは狙えるコンディションではなさそうなので、短距離にシフトしているハンさんを勝たせるというチームオーダーで臨む。
自分は逃げが決まり確実に勝てそうなら狙うけど、基本は集団スプリントに誘導して、最後は逃げて他チームに追わせてハンさんが優位な位置でスプリントをできるようにという作戦。

レース

1周4.9kmを11周。最初の1周はローリングなので、実質10周のレース。
コーナーやアップダウンよりも強風の影響が強く出そうな気象条件。
序盤は2人逃げとかあるけど見える範囲。開いても20秒くらいかな。この強風だと逃げ続けるのは難しい。
当然その追走の動きには注意しながら走る。ウォーミングアップはコース試走で10分くらい走っただけなので、序盤はスロースタート。
別に速くなくてもちょっときつくなるけど、それを我慢していれば後半は動けるようになる。動けるようになるまでの時間が人よりもかなり長いんだが。

こんな感じで40分すぎ辺りで5−6名で抜け出す。小畑・小山という師弟関係の2人と、BLAZENの石原もいたかな?このメンバーで抜け出せるんだ、という意外と強豪揃いで抜け出して逃げる。とはいえ10秒も開いていないか。1周もしないうちに後ろに吸収される。
それでも大集団に飲まれるというよりは長く伸びて前からドッキングしていくという感じなので、ペースアップで追う集団も脚がない選手は地味に消耗していると思う。そこから一呼吸おいて終盤にまた小さな逃げができる。

その中でブラーゼンの石原だったかな?1人抜け出して逃げの体勢に入りそれなりに差が開く。お見合いになると厄介だし、今日はハンさんにゴールスプリントを託すという明確な作戦を持って走っているので、自分の成績は関係なくこの逃げを吸収するために集団のペースを上げる。
抜け出さないように地味なペースアップで、しかし長く先頭を牽いて逃げを吸収するという意思表示をして、同調してくれる選手の強力を仰ぐ。
1人を吸収した後も2人逃げができて、それも追走して九州する。終盤に心拍が落ちていないのはゴールスプリントに向けて逃げを許さじと積極的に前を走ったから。

ラスト1周には集団で入る。5番手くらいに位置してペースアップ・アタックには必ず反応できるように。小畑さんも前にいるので、その後ろに陣取る。小畑さん(LEOMO)はチームは違うけどスプリント力ある若い小山(Avenir Yamanashi)のスプリントの為に走るのは明白で、最終的にそのラインと勝負することになると予想。
最終周になってもペースは上がりもせず下がりもせず。ただ出入りはあまりなく一定のペースで進む。ずっと5番手以内に位置して、ちょっとした登りを経て左コの字コーナーからいよいよ最後のバックストレートに入る。

バックストレート/ホームストレートが、実際は全然ストレートじゃなくて大きく曲がっているので途中から風が変わる。
バックは基本的に向かい風。なので最後折り返してからは追い風。しかしゴールが近づきながらカーブして、ある地点からかなり強い横風〜向かい風になってアンダーパスくぐってからフィニッシュ。

バックストレートに入ってすぐに渾身のアタック。ラスト1.5kmほど。
大磯クリテと同じような感じで、とにかく全力で飛び出して後は粘るのみ。
後ろ確認したら離れている。とにかく差を作って、誰かスプリントで勝ちたい人が追わなければならない状況を作れれば作戦通り。自分が1.5kmのロングスパート決められるほどの力はないと思う。というか1.5kmと思ってスパートしておらず、とりあえず集団に対して大きく差を作ってスプリントに入る前に集団を混乱させるのが目的。

アタックして500mほどで苦手のUターン。無理せず回ってから追い風区間でまたダッシュ。かなり良い感じで差が出来ているが、ここからフィニッシュラインまで遠い。あと1kmたれないで行くとかムリ。けど早々と失速して集団に戻っては目的達成は出来ないので、行けるところまで粘る。
完全オールアウトの90秒くらいでアンダーパスへ。そこら辺で後続集団が急速に迫ってきて、逃げ切りは出来ないのが確定。
もうアンダーパスの登りを駆け上がる脚もない。コース左端の方で邪魔にならないように集団に抜かれる。ラスト150mくらいか。
予想通り小山・ハンさんが右のラインからスプリントしているのが見える。自分の左のラインからは石原がすごい勢いでスプリント。
あとはもう祈るしか無い。

結果、強豪選手が上位に並び、RXのハンさんは力及ばずで5位。

リザルト

明日48歳を迎える鈴木真理選手がスプリントで2位。さすがだ。
うっかり勝ってしまったら面白かったけど、現役プロの石原選手が意地を見せたか。まぁ石原選手は途中もかなり積極的に地脚の違いを見せつけていたから、実際はタイム差見ただけの差ではないけど。

しかしながら、東京都強化指定選手よりも上位で、東京都登録選手としてはトップでフィニッシュしたハンさんが東京都チャンピオンに。
チームとしての目標は達成。
めでたしめでたし。

半澤雄高(44歳)

東京都チャンピオンと、祝勝会資金の金一封をゲット。

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