見出し画像

【RX 高岡】 2020.02.23 神宮外苑クリテリウム〜観戦レポート

必ずいつかは勝ちたいと思っていたレースで、自分は出走できなかったけどチーム員が一丸となって走った結果、ワン・ツー・スリーで表彰台独占という最高の結果に。

作戦はコレとひとつに決めてたわけではないけど、一番期待のハンさんはラスト1周(1.5km)よりも前からロングスパートしたいと。集団スプリントになればおそらく小畑さんが強い。基本的なロードレーサーとしてのベースがRXガイズに比較して小畑さんの方が高いので、ガチャガチャと出入りの激しいハイペースなレースになった場合でも小畑さんの強さはより活きる。
なので出来るだけRXが後手に回らずに仕掛けて小畑さんに脚を使わせる展開にして、最後に小畑さんが反応できないタイミングで飛び出すのがMUST。

どうやってそこにもっていくか、、、は走っている各自が考えて実行するしかない。レースなんてスタートしてみないと分からないから。

18分ほどあるけど、是非見ていただきたいです。

1周目はARCCの2人が落ち着いたペースを作る。作戦なのか、1km手前くらいで2番手が少し緩めることにより先頭1人が少し抜け出す。そこにアタッカーヤマケンがジョインして2人逃げ2−3秒のアドバンテージを得て2周目に。

そこから1人、2人と追いついて、4人逃げで2周目終了。4秒差くらい。
3周目終了くらいで集団が活性化してほぼ吸収。ヤマケンが前で逃げていたのでRXは後ろの集団で次のチャンスを狙いつつ静観。↑の動画は松尾カメラなんだけど、驚くべきは松尾のポジショニングの良さ。常に前との差を把握しつつ追走の動きにはいつでも反応できる場所をキープしている。Uターンが2回あるこのコースでもあの位置で走っているのが一番無駄脚使わないだろう。

4周目に入る時に集団のペースが上がり縦長になったけど、ハンさん・松尾はかなり冷静に対応している。外野で見ていて、ペース上がった時に番手下げて大丈夫かよ、と思ってたけど、松尾カメラ見ると遠藤君がしっかり前に行ってるし、落ち着いたペースで追いける割と余裕のある雰囲気だった。
中間スプリントというにインセンティブがあるのかないのか分からないが、レースの一つのアクセントにはなっていた。
まこっちがきっちりとその動きに合わせて3番手で最終コーナーに入ったんだが、、、コーナーリングでは問題なかったけど立ち上がりのダッシュ一踏みでもう差がついて、結局4周完了のスプリントポイントは小畑さんゲット。2名と集団に差がつく。

5周目は中間スプリント獲った2人を追うことになるが、松尾カメラにはハンさん、遠藤君、キク、まこっち、ヤマケン、とRX5人が全員映っている。ということは前2名をRX6名が一丸となって追走。ほどなく吸収。中間スプリントの圧倒的なダッシュ力の違いで、やっぱり実力差大きいから厳しいかなと思っていたけど、けっこう余裕持って追走出来ていたので、外野で見てる以上に選手たちは冷静に走っていたみたい。
映像見る限り、ハンさんは腰上げてダッシュすることなく非常にリラックスして走っていた。たぶん、チームメートがたくさんいる安心感からなんだろうな。単騎参戦ではあぁは走れないと思う。

6周目はまったり。ちょっと全体的に番手下げていて大丈夫かなと心配。

7周目。銀杏並木のUターンまでになんとなく前方に集まってくる。松尾は過去5回勝ってる小畑さんを視界に入れて完璧な位置取り。動画見ると分かるけど、Uターン前後からけっこうペース上げていて、後半はかなり縦長になっている。ハンさんがアタックするという作戦に向けて遠藤君が全力で先頭引っ張って縦長になっていたので、小畑さんのポジションだと先頭までかなり距離ができているのですぐには反応できない位置。7周目終わりのUターンで先頭2人が少し集団から抜け出した感じ。遠藤君はUターンで役目終了でそこから完全に事前作戦通りにハンさんがアタック。遠藤君のリードアウトが完璧過ぎる。この時点で小畑さんがヤバいと思ったはず。

8周目に入るホームストレートで全開で追走する小畑さん。その姿をバッチリ動画で見れるということは、松尾がしっかりと2番手をキープ。たしかその後ろにまこっち、キクがいたはず。8周目入ってコーナー曲がって小畑さん先頭交代促すも、後ろを見てガックリしただろう。RXが完全に固めている、そこで小畑さんがスゴイところは躊躇せずに即座に単独追走に切り替える。
単独で逃げるハンさんとの差は広がりもせず縮まりもせず。銀杏並木のUターン過ぎて差が詰まらないので諦めただろう。というかそこまで来ても追走に加担する他チームがいないというのがRXには幸いした。

そのまま見事にハンさん逃げ切り優勝!もすごいけど、小畑さんが諦めかけて逃げ切りが濃厚になったタイミングでまこっちが最終コーナーに向けてペースアップ。松尾・キクが続いてハイスピードのまま最終コーナーに突っ込んだので、今度はまこっちのアシストを受けた松尾が表彰台狙いのスプリント。最後はチームで1・2位を争う馬力のキクが先着したけど、チームとして逃げ切り&集団の頭2つを抑えて、ワン・ツー・スリー。

画像2

↓マスターズクリテリウム走った6名。

画像3

ヤマケンは序盤に逃げ、遠藤君はハンさんアタックの発射台になり、まこっちは最後の2位3位の為のアシストをして、と皆が持ち味活かした最高のレースになった。

画像1

という外野から見たレースレポートでした。

是非動画とチーム員のインサイドレポートと比較していただければ幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?