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【RX 高岡】 2023.03.19 第5回しろさとTT200 2位

初回からゲストライダーとして参加させていただいている長距離タイムトライアルの大会。ドラフティングなしなので体力(パワーx持続力)と機材以外の要素はほとんどない。
過去4回は200km、200km、100km、200kmと走っていずれもトップタイムを記録しているので、今回も当然トップタイムを出すつもりで臨んだ。

結論から書くと、”当然トップタイム”というおごりの結果、惨敗。

レース

過去の経験から、目標は4.5時間で240W。タイムはコンディション(気温・風)によって大きく変わるので、あまりタイムには固執しない。
自己ベスト(コースレコード)は4'28'25は1周5.66kmを7’40で回る計算。

1周ローリング走行しながらアップとする。距離が長いし、目標としてる巡航強度も高くないので、ウォーミングアップはあまりしなくて良いだろうという判断で、睡眠時間を優先してタイトなスケジュールで到着した。

スタートでは突っ込みすぎない事を意識。240−250W程度で入れれば良いかなと思っていたら242Wで7’55。うわっ。いきなり遅い。
今日は最低気温が1℃。スタート時点でも6℃くらいだったので、やっぱりタイムは出ない。。タイム出ないと競技時間が長くなるのがツライ。

1周目 7’55 242W
2周目 7’48 251W
3周目 7’33 260W
4周目 7’38 241W
5周目 7’36 234W

今日はダメな日か、、と思いながらももしかしたら気のせいで身体のスイッチが入っていないだけかもしれないと思い、目標ペースまで上げてみる。3周目で到達したけど260Wは続けるのに現実的ではない。
4・5周目にパワー落としたけどラップがそこまで落ちていないのは、たしかペーサーに良い感じの速い人がいてその後ろで走れていたからだと思う。ルールではドラフティング禁止で10m離れる事になっているが、最近話題の記事でも書かれているように、10m離れていても45km/h近い巡航であればまったくバカに出来ないエアロ効果はある。というのが現実。

6周目 7’51 226W
7周目 7’34 257W
8周目 7’41 250W
9周目 7’46 245W
10周目 7’50 243W

ココらへんはペース掴むのに試行錯誤というか四苦八苦している感じ。
最初の1時間で44.15kmだったの悪くないけど、このまま続けられるか自信はない。毎回こんなの無理だよ、、、って思いながら走っているけど。

11周目 7’53 237W
12周目 7’55 235W
13周目 7’51 233W
14周目 7’51 234W
15周目 7’56 237W

230W台、7’50Sってのが今日の航続可能な限界値だな、というのが判明。気象条件によりタイムは変わるけど、パワーが出せていないのは今日のコンディション。残念ながらそういう日だった。

途中ジェル取り出して摂取するのは大きなロスになるので一度しかやらなかった。ボトルの水飲むのですら1秒はロスするのでもったいない。
なので後ろを見たりはほとんどしなかったけど、やはり気になって登りでダンシングしながら下から後ろを確認すること数回。真っ黒な人がしばらくの時間ずっと後ろを走っていたが、たぶん優勝したS.Takahashiさんだったんじゃないか。
たぶんどこかで1回抜かしたか抜かされたタイミングで、かなり速そうなフォームでゼッケン56でゴローか、、、と思ったのを覚えている。

あ、負け惜しみとかではまったくなく後ろの方の名誉のために書くけど、10m以上は常に離れていて全くルールどおりフェアに走られていた。

全35周なので18周で半分を過ぎるのだが、ちょうどその後、19周目でついに崩壊。ラップタイムが8分台に。パワーも220W台に落ちた。どうしようもないけどこれが現実。とは言え頑張って43km/h台で走ってきた。このまま諦めずに走ればまだ42km/h台で着地出来るだろう。200kmをその速度で走るのは悪くないし、1年間のトレーニングの中でも重要な経験になるから、諦めずに今日のベストを尽くそうと頑張る。

その後も8分一桁秒、220W台くらいで推移。
脚よりも肩・上腕の痛みが気になる。ここに来て尿意も催す。気温はやっと10℃越えたくらいでまだ寒く、ほぼ発汗がないのが要因だろう。
このままズルズル落ちるのを我慢するより、一度トイレストップでリフレッシュして再び230W台で走れるならその方がトレーニング効果は高いだろう。我慢してフィニッシュ目指すにはあまりにも長すぎるので、ピットインを選択。

22周終えてからトイレに入る。23周目が10’18だったので、2分ちょいのロス。

その後も220W台、8分一桁というペースは変わらず。
しかし28周目で再度レンジが切り下がる。8分10秒を越えて、パワーは210W台に下がる。ココまで来るとほぼLSDレベルだ。
ケイデンスがかなり低めになっていたので、意識して90rpm近くで走れるように努力した結果タイムとパワーを落とした。
残り5周は逆にギアを上げて低ケイデンスで走ろうと切り替えたら再び8分一桁に戻せた。パワーは相変わらず210W台だけど。

最後1周は力の限り頑張って7’40 247W。最大心拍は145bpm。

リザルト

https://shirosato-tt.com/result/result_shiroatott202303.pdf

北海道から参戦した高橋さんに、この大会ではじめて負けた。
ブルベ系みたいなロングライドがやたら速い人が北海道にいる、くらいに認識していた高橋さん。パワーは246Wだったらしく自分の過去ベストの241Wより+5W。やはりこのくらいを持続できるようにならないとダメだ。

敗戦の考察

優勝した高橋さんとは4分20秒の差。大敗だ。
休憩を除いても2分負けている。

長期的には良い状態にもってこれたのは、金曜の20分走の結果でわかっているが、今日のレースでは力が出せなかったというのが現実。

ほぼ全てのレースにおいて、「力が出せなかった=追い込みきれなかった」つまり心拍数が上がらなかったという事なんだけど、今日もまさにそう。
序盤にペースを作ろうと145bpmまで上がったけど、それを維持できずズルズルと落ちて、途中は130bpm程度、後半は120bpm台で走っていた。
寒かったから、と気温のせいにして良いものか。
TTレースなので、どうしても空力優先で最低限の装備で走っていたが、シフトボタンを一度で確実に押せないくらい指先がかじかんだ状態で走っていたので、もしかしたらレッグウォーマー、長手袋、防寒シューズカバーまでして、身体を温かい状態に保って走った方が結果は良かったのかも。

失敗を今後の糧にしなければ。


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