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【RX 高岡】 2020.10.11 稲城クロス

シクロクロス(CX)レースの実質デビュー戦。

10時スタートと早くはないけど、8:15からの試走があるので、早めに5時過ぎには起きて、、、と思っていたら5時前に目が覚めたのでゆっくりと準備。雨とドロが予想されるので、短いレースだけど持ち物は多い。

十分余裕を持って会場に到着。試走は時間ギリギリまで50分ほど。たぶん5周くらいした。

RX BIKEにバイトできているRと出走カテゴリーが一緒。駐車場も目の前。試走も同時にコースに入るというかぶりっぷり。ロードトレーニング少し見て、全く私が相手にするレベルではないと思っていたけど、コースに入ってみるとスルスルと速い。ダートのストレートを経てテクニカル区間に入るとコーナーが連続する中でもかなりコブがあり上下の動きもあって難しいコース。Rはその中をスルスルと走っていき、どう考えても私よりも速く、ついていけない。多少焦りながらも徐々にぬかるみのコーナーの走り方を習得していき差を詰めていく。前は試走している人がたくさんいるので大渋滞で、行列になってぞろぞろとコーナーを廻る感じなので、リズムよく走る事はできなくなった。コース覚える点では問題ない。そんな感じで数周走っていると、渋滞区間抜けてまた普通のペースで走れるようになった。コーナーも直線もとにかく前日までの雨で路面がぬかるみなのでタイヤを取られないように、少しでもグリップが効く端っこの草の根の生え際とか攻めて走る。
途中でRがミスして止まったので抜いていく。以降見ることはなかった。はじめに飛ばしすぎていたか?初心者によくありがちな。

無事に試走を済ませて10時のスタートを待つ。15分前に行くけど、ゼッケン番号呼ばれたその順番でスタートラインに向かうので、5人一列で整然としている。CXのスタートはこうして公平性を保っているのか。
狭いコースに40人以上が並び一斉にスタートするので、緊張する。長いストレートの後にテクニカルセクションがあるので、そこで後ろの方にいると抜くに抜けず、前に遅い人がいたらそのペースになってしまい先頭とは差が開く一方なので、多少無理なダッシュをしてでも順位を上げたい。

ペダルキャッチは無難にできて、スタートダッシュ。1人でこぼこのストレートで転けている人がいたけど、それには絡まずに順調にストレートで抜きながら順位を上げていく。24番(5列目)でスタートしたけど、ストレート終わる頃には20番以内にはいたと思う。

ところでスタート時に周り見たらタイヤもシューズも全く汚れていなくって、試走ゼロのぶっつけ本番で参加している人がいた。競技の特性上、コース状態を見なければ(知らなければ)レースにならないから、レース前にコースの試走は強くお勧めします。

テクニカルセクションでは落ち着いて前に離されないように、と思っていたらあまり前が速く感じず、抜くタイミングを見計らう。ミスしてもたつく人がいたら即座に追い抜いて、ダッシュして前を追う。ってのを繰り返していたらけっこう調子良く前に行ける。
1周目終わった頃には15番以内にはいたかな。アナウンス聞くと前3人はダントツ飛び抜けているらしい。そこまでは意識しなかったけど、常に前に選手はいるので、1つずつ順位を上げる。ぬかるみの路面を走るなんて経験あまりないから自分が得意か不得意かなんて考えたことないけど、よく路面見て走りやすそうなラインを慎重に走ってたら周りより速かった。
ドライの高速コーナーよりもマッドなぬかるみコーナーの方がスピードが出ないからタイヤが滑って転ぶという恐怖は皆無なので走りやすい。
ChallengeのシケインからLIMUSにタイヤを変更して、大きめのノブがしっかりとグリップしていて不安感が全く無く良い感じ。

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2周終わる頃に10番手って聞いたかな。前見ると6人位連なっている。長い直線での脚力勝負は自分に分があるし、周りは最初よりも疲れてきているので、この直線で一気にごぼう抜き。4番手まで上がる。先頭は内房レーシングの方でコーナーいくつか先に見える。目の前には2・3番手の2人がいる。とりあえず3位で昇格なはずだから、そこを目標にして走ると比較的すぐに追いついて、しばらく後ろで走っていたらぬかるみのところで割と労せずパス出来た。パスしてからも自分のリズムで走っていたら後ろと差が開いていくので、あれ?けっこうイケるじゃん、と気付く。

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前はあと1人だけ。後ろは抜かしてからすぐに差が広がっているので、ミスせずにこの調子で走ればおそらく表彰台は確保出来るだろう。会場アナウンスでも後方から追い上げていく自分に言及されているのが耳に入りいよいよ調子に乗ってくる。トップが見えてからも無理せず自分のペースで走っていたら少しずつ差が詰まり、追いつく。しばらくテクニカルセクションで後ろについていたが、無理なペースでは全然ないので機を見て抜かしてついに先頭に立つ。その後も落ち着いてコーナーをこなしてミスをしないように走って、5周回くらいして無事に単独でゴール。

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ロードレースが専門だから直線で走れるのは当然として、コーナーでも落ち着いて回っていたら周りよりも速く走れたのは、ぬかるみで速度が遅かったからというのと、仲間から散々指導されてポイントを教えてもらってたのと、機材選択で間違いをしなかったおかげ。
反面シケイン越えと階段登りは、練習を積んでいなかったので動きがまったくなっておらず、改善の余地しかない。ここらへんは繰り返し練習して動きを覚えていかねば。

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これが今年は初優勝かな。なんにせよレースで優勝するというのは嬉しい。どんなレースでもどんなレベルでも。

勝てたことにより楽しくなったから、また練習してC3でも頑張りたいと思う。

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【使用機材】

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フレーム:Specialized CruX Expert (2020)
コンポ:SRAM FORCE 1x
ホイール:Roval FUSE SLX 24
タイヤ:Challenge Limus TLR 33c
クランク:Canondale Hollowgram SiSl2 172.5mm / パイオニア(左)
ペダル:CrankBrothers Egg Beater 3
サドル:Phenom Expert
ステム:S-WORKS SL 90mm
ハンドル:FSA New Ergo(アルミ)420mm


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