【RX 高岡】 2023.03.05 しもふさクリテリウム 120分 完走/エリート 2位
Matrix主催のしもふさクリテリウム。120分レースとエリートレースのWエントリーできるのが魅力。会場は東京から100kmと近いしトレーニングとして最適なレース(イベント)。
いつもどおり朝一の120分レースと午後のエリートレースに参戦。
レース1:120分エンデューロ
8:10スタート。ウォーミングアップは10分ほどローラーを軽く回す。
今週既にTSS 1150くらい。昨日200km・TSS 300走っているので上げる気合なく脚を軽く回すだけ。
このレースはプロチームのMatrixチームがサポートライダーとしてペースを作ってくれるのでそれに流れを任せるのみ。
プロ選手が隊列作って淀みなくハイペースを刻んでくれるのでその直後は非常に走りやすい。しかしスタートは最後尾だったので、しばらく100名ほどの集団に埋もれていたら、けっこう神経使うし踏み直すしで疲れる。
そんなわけで序盤のうちにマトリックストレイン直後の特等席をゲット。そのまま1.5kmのコースを2分08秒前後のペースで進む。
マトリックスの番手を取ってからは極めて安定して進む。
ペースは速いなぁと感じながらも千切れる心配は皆無。
このペースで進んでいると脚というよりは腰に大きな負担を感じるので時折姿勢を変えてほぐしながら走る。かなりの練習量を積んでいると腰に疲労がたまる傾向がある。
後半になっても淡々と進む。80分くらいでMatrixのメンバーが後ろに下がるようになって、いよいよ参加者のレースが始まるということか。Matrixのすぐ後ろに着いていた自分が2番手になって、今牽いている選手がはけたら自分の番。とりあえず同じくらいのペースを維持して、それで参加者で回すようにしてハイペースからの勝負にしたいと思い気合を入れ直す。
ちょうど先頭がS/Fラインを通過して交代をするタイミング。毎周そのあたりで交代しているので予期はしていたが、ちょっとだけ右側にズレて交代するタイミングが早かった。自分が先頭に出て牽くのに備えてかなり差を詰めていたところで先頭が交代したので全走者の後輪が自分の前輪にハスって右側に持っていかれた。
その前に一瞬マズイなと思い減速しつつ荷重を後ろに逃せたので、前輪が右側に持っていかれた時になんとか耐える事が出来て落車を免れた。
けどパット見て分かるほどハンドル・ステムが左に曲がっていたので一旦止まって逆方向に力を入れてハンドルをまっすぐに直して再出発。
42km/hで巡航していた大集団は20秒くらい前方か。
2周全力で追いかけるが、差は縮まらなかったので勝負は諦めた。
1.5kmのコースでラップされるまで流して走って再合流。
こうなっては着を狙いに行っても意味ないので、せめてチーム員の好順位につながるような走りができればと切り替える。疲れて遅れた周回遅れじゃないから、参加しても良いだろう。
瞬発力はありそうなHigにスプリントさせてみようと思い、最後ペース上がっていっても自分の後ろを絶対に離れるなと指示を出して近くを走る。
ラップされてから集団の後ろの方を走っていたが、Higとゴウマさんに後ろに着くように指示を出して最後に向けて徐々にポジションを上げていく。
ラスト3くらいからアタックがかかりかなりペースが上がった。勝負に残る為にここは当然追いつくが、そのペースアップでチーム員は首を振っておりギブアップ。
こうなってはダメだ。まこっちがいたので、最後自分はスプリントしないから後ろについてきてくれと伝える。ラスト周回に入る時にMatrixのサポートライダー2人が先頭固めてハイペースのままスプリントのお膳立て。その後ろを陣取ってとにかくハイペースで先行してスプリントのリードアウトをして終える予定。
前の2人に限界まで上げて〜と叫ぶ。サポートライダーはそのとおりに集団を長く伸ばすべく最後全力で上げてくれた。
野球場を回るところで最後のサポートライダーが役目終えて、自分の番。スプリントするには長いけどスプリントのリードアウトで役目を終えるつもりで全開で上げていき、右に曲がりながらスプリントを見送る。
後ろを見るとまこっちは既に離れてしまっている。
一人が良い勢いで最後の登りを駆け上がり圧勝。
自分はもう踏み止めて流してゴール。あと2人に最後抜かれて、まこっちはその後ろで結局5位。
最後のペースアップから更にもがく脚は残っていなかった。
トラブル、というか自分のミスで一度止まってラップされてしまったが、それでもスプリントのお膳立てをするという役目を持って限界まで上げていけば追い込めるだろうと思ったけど、データ見ると最後でも心拍161bpmまでしか上がっていなかった。
先週の鹿児島2連戦でも170bpmまで上がらなかったし、今日もやはりオーバーワークの疲労でイマイチのパフォーマンスなのか。せっかくのレースなのにもったいない。かなりの不完全燃焼でもやもやしたままアサイチのレースを終える。
120分エンデューロリザルト
レース2:エリートレース
5時間以上の間隔をおいて、15:15スタートのエリートレースは15:30に遅延。寒い中ぐるぐる周りながらスタートを待つ。
22周・33kmのレースなので45分ほど。速いレースになりそうだ。というか速いレースにしないと自分は勝負できない。
幸い、スタート直後から速いレース。120分では2’08程度で巡航していたけど、2’02〜2’08くらいで回っている。それもサポートライダーの一定ペースではなく、アタックかかって追走して、を繰り返すハイペースなので全然キツさが違う。
それでも千切れそうな感じはなく、アタックにも反応できるので悪くはない。
途中で何度か飛び出しては捕まり、を繰り返す。結果的に動いて捕まったとしてもそれは無駄な動きとは思わず、そういう伏線があったから勝負が決まるということはよくあること。
自分にはアタックのキレがないので、貯めて貯めて勝負所でアタック狙っても皆にマークされて不発に終わるのはいつものこと。逆に決まりそうになり中途半端なアタックを繰り返して、皆が「また行ったか、どうせ決まらないだろ」と思うタイミングで行くしか道はない。
今回も何度も失敗アタックをする中で、誰が強いかがわかって来た。その人達にカウンターで行かれないように要注意。
何度かのアタック合戦の後で市村さん、古谷さんが抜け出す。前にはマトリックスのサポートライダーが2名で、計4名。これは決まりそう。
後ろ追走一人だけど追えない。2番手がRXのEndy。「これは決まるぞ
(イケるなら追え)」と伝えるが、かなり限界近く追える感じじゃない。集団の前2人が頑張っているけど、詰められない。かと言って集団の後ろからブリッジできる人も居ない。前に2人強いのが行ってサポート2人もガンガンローテ回すのはわかっているから、ここは勝負所。
全開でアタックして登り終わって下りに入ってから追いついた。
ここから5人で回すと後ろの集団との差は相応に広がる。
前が5人で均等に回せるのでこれは決まったと思った。この時点で残り9周くらい。
5人で均等に回して後ろと差が詰まる感じもない。
このハイペースのローテーション時間が長ければ長いほど、最後の勝負は自分に有利に働くので、ペースを落とさず淡々と回し続ける。
ラスト5を切るといよいよ勝負を考えるようになる。2−3秒ラップタイムが落ちてなんとなくゴール勝負に備える感じ。そんな中でラスト3でマトリックスのホセがアタック。よりレースを厳しいものにしようという動きだろう。これは勝負に関係ないのでなんとなく3人で見逃すけど、数秒先にアタックして逃げている選手がいるというのは自分にとって好都合なので、ラスト2に入る坂でアタックしてブリッジを試みる。少し後ろの2名とは差を作る事ができて、あとはホセに届けば2vs2になって前で有利に展開できる可能性がある。
がしかし、ホセまでは微妙に届かず。ここは根性が足りなかったと反省。これで追いつかなければ負けという気持ちで踏んでいくべきだった。
後ろは2人で追ってきているので逃げるのは諦めて後ろに合流。ここからスプリントに切り替える。
3人のままラスト1周。古谷さんがどこかで仕掛けるのは容易に想像できるので、その時にお見合いにならないように注意をする。
案の定最終周回真ん中くらいで古谷さんアタック。市村さんが反応して射程圏内で追走。これは一番理想の展開。3番手につけて最後のゆるい登りコーナーのスプリントへ。
これ以上ないという展開でスプリントに入ったけど、登りコーナーで加速した市村さんにまったくついていけず、最後まで粘った古谷さんをフィニッシュライン直前1mでからくも逆転するだけという情けない感じのフィニッシュ。
優勝した市村さんはスプリント圧倒的だったし、途中のブリッジの速度差とか、アタックのキレが半端なく間違いなく圧倒的に一番強かった。完敗。
この時点ではまだ並べていない
注目は足(クランク)の位置。↑と↓で古谷さんはクランクを回せていない
あまりにもギリギリだったので、ライン上では差し切れてなかったと思ったが、2位と聞いて嬉しかった。やっぱり1位と2位は大きく違うけど、2位と3位でも全然嬉しさが違う。もちろん、3位と4位も大きく違うわけで、、とにかく最後まで1つでも上位を目指す姿勢は大事だと思う。
今回レースには勝てなかったけど、スプリントで僅差で差し切るというのはとても良い経験になったし、これがいつかどこかで活きることもあると思う。
すべての道はグラスゴーに通ず
これからも頑張ろう。
エリートレースリザルト
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?