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【RX 高岡】 2024.06.23 全日本選手権ロードMM40-49 7位

概要

  • 年代別で競うアマチュアの全日本選手権

  • 30歳代と40歳代は同時スタートで、それぞれの優勝者がナショナルチャンピオンジャージを1年間着用できる

  • 修善寺8kmコースx7周=56km

  • 予報通りの雨と風

  • 6名逃げを追って2名で走っていたが、パンクして戦線離脱

目標

昨年はまったくの想定外に優勝してしまった。
その後+2024年シーズンはチャンピオンジャージを着用。その経験がすごく良かったので、タイトルを防衛したいと強く思った。
しかし雨のレースは非常に苦手。
なんとか耐えて耐えて耐えて最後まで残りたい。そうすれば昨年同様チャンスはあると思っていた。

40歳代のライバルは田崎さん、雑賀さん、清宮さん、と思っていた。

レース

レインジャケット(半袖)を着用したままスタート。
いつもどおり、スタート直後の上りに向けたハイペースでは後ろの方。
集団から遅れずに後方でクリア。
なるべく脚を使わずに前に行くように、下りは効率的に走る。
登り口ではペース速いけど、続くに従ってペースは緩まる。一番キツイ頂上に向けて番手を上げる。
集団前方は1周目から活発で速い。

ピークから下って登り返し。ココらへんはいかに力を使わないようにポジションをキープするかに注力。無理に脚を使って前には上がらないけど、集団が緩む時にはできるだけ減速せずにポジションを上げるようにする。

いつものとおり1周目が一番キツい。マジでやめてくれーーー、っていつも思う。けど今日は本気で切れるまではいかなかった。

2周目も引き続きキツイ。けど登りで前に行ける速度が速くなった。周りに比して相対的に登りで余裕が出て、集団前方で走れるようになった。
しかしそこからアタックする余裕はまだない。
2周目には皿谷さんが単独で逃げて30秒ほどの差をつけて先行。

3周目に動きがあって、5名ほどが逃げに合流して6名先行になる。
人数的には行っても良いかもしれないが、自分はまだアップアップで動けず集団に残る。目視して前に40代(ゼッケン400番代)が2名居ることがわかっていた。

差は20〜40秒で推移。清宮さんとともに集団前方を外さないようにする。
ところで清宮さんの下りが際立って速かった。
ウェットの下りは非常に苦手なので自分のペースでやや車間をあけて後ろから見ていたが、ウェットでそこまで倒すのかよという速度で曲がっていた。
毎周そうなので、本人はすごい攻めている気はなくてナチュラルなんだろうか。

たぶん4周目、下りで清宮さんが先頭で速いなぁと思って見ていたら2番手が同じ速度でトレース。なんか危ない予感がしてたんだけど、予想通りその直後に滑って落車。
自分の能力を越えて無理してついていくべきではない。

それで少し清宮さんが抜けたけど、登りできっちりと詰めて追いつく。
たぶんその動きだったと思うが、一番勾配がキツイピークに向かうところでペースアップして一気に追いついた。そこで後ろが離れたので清宮さんと二人で抜け出す。

清宮さんは(私がチャンピオンレースに出てた年に)ツールドおきなわ市民200で優勝している。そして乗鞍ヒルクライムで2位にもなっている。ついでにジャパンカップで最後スプリントを制して優勝したこともある。大きなレースに合わせて調整してきっちりと勝てる選手、という印象がある。
今年はプラチナではないけど、富士ヒルの年代別で優勝しているので、かなり復調していると思われる。

レース中ずっと観察していたけど、シッティングでハイペースを刻むヒルクライマー的な走り方。緩斜面の方が速くて急勾配では落ちる(自分対比)。そして前を追う明確な意志があるので、ローテーションサボったりしないしペース落としたりしないので非常に走りやすい。

緩斜面は牽いてもらって、余裕が出る急勾配で自分が牽く、というローテーションは自分に有利。そして下りも速いので後ろでトレースすれば良い。
逃げを追走する相手としては最高だ。

5周目終わって逃げと35秒。すぐに追いつく差ではないけど、序盤から逃げいてるので必ず終盤にバラバラになる。そしてその過程を経て必ずペースが落ちるので、まだチャンスはあると思っていた。
そして6名逃げの中でアタックによるふるい落としがあれば、40歳代の方がふるい落とされる可能性は高い。それもペースで追っているこっちには有利。
35秒と考えないで、あと20秒と考えていた。
15秒差で前が見えれば、最後の2号橋からの登りで詰められる自信はあった。
清宮さんは速いけど、たぶんついていくことは可能で、アタックのパンチ力は自分の方が勝っていると感じていた。

焦らずにペース落とさずに前が落ちるのを待って走ればチャンスはまだ訪れる。

6周目のピークを越えてワインディングを下っている途中に後輪が滑ってヒヤッとした。いや、特に攻めているわけではないんだが、、、後輪に違和感を感じてすぐにパンクだと悟った。

スローダウンして登り返し後の安全な場所で止まって、すぐ後ろを走っていたニュートラルバイクからMAVICのホイールをお借りする。
ディスクブレーキ・スルーアクスルになって以前よりもホイール交換に時間がかかる。
止まってから再スタートまで2分ほどを要した。
ニュートラルの12sホイールを装着して問題なく走れたので、あと2周。ただただゴールを目指すだけ。

レース前とレース中に摂取していたカフェインが効いているからだろう。集中力は途切れず、フィニッシュまで自分のペースで走りぬいておしまい。


6周目、私が遅れてから単独になった清宮さんは単独で先頭グループに追いついて、そのまま小集団でスプリントまでいき、全体で3位、40歳代ではトップで全日本チャンピオンになった。

リザルト

全体で12位。40歳代で7位。

とても悔しい。
来年またリベンジだ。

装備

気温20℃のレースでも寒さをまったく感じずに走れた。
1)イナーメ・レインジェルを脚にたくさん塗った
2)Specializedのレインシューズカバー
3)Specializedの半袖レインジャージ
この3つのアイテムが良かった。特に3のレインジャージは最高に暖かかった。

遠征に欠かせない3つ
ちょうど良いフィットと長さ
雨を寄せ付けず身体を冷やさないレインジャージ

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