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【RX 高岡】 2022.08.28 乗鞍ヒルクライム チャンピオン 40位 1’03”42

結果から書くと、60分切りたかったという目標に対して大きく届かず。

6:25AM、チャンピオンクラスでスタート。
起きた時にかなり本降りだった雨は小雨になっていたけど、割と冷たい雨。

けどヒルクライムはスタートしたら最後まで踏みっぱなしなので、あまり心配していない。下山リュックにもかなりの冬装備を入れておいたから大丈夫だろう。
問題は寒い中で身体がちゃんと機能してくれるか。

スタートしてから最初の左コーナーまで、かなりマイルドなペースだったので、左コーナーで先頭に出られた。
2人飛び出して逃げができていたけど、集団は容認。いきなりアップアップになるスタートじゃなくって助かった。とはいえチャンピオンクラスなので、自分にとってゆっくりということは全くない。普通についていけるってくらい。

国民休暇村から斜度が緩くなりスピード上がる。やっぱり緩斜面が苦手。今回は1hのペース走で自己ベストを出そうと決めていたので、無理せずに少しずつ順位を下げていく。なので前方の展開はわからない。
当然有力どころは集団前方にいるけど、抜かれていく中で優勝することになる金子君がけっこう後ろの方にいた。かなりリラックススタートしていたみたい。

三本滝までは緩い斜面なんだけど、ここでずるずると順位を下げて、集団から千切れる。
良くない。三本滝前で千切れたのは初めてじゃないかな?それにペースがすごい速いわけでもないのに。
つまり、今日は弱い日だった。寒さのせいだと思うけど心拍が上がらない。この区間で千切れる前が最大心拍だったが155bpm。
固定ローラーのウォーミングアップで163bpmまで上がったので悪くないと思っていたが、やはり雨の中走り出すと寒くてダメだったか。
シッティングメインで走ってあまりダンシングはしなかったので、千切れそうになった時もダンシングは使えず。もう少しシッティング・ダンシング織り交ぜて走るのが正解か。ここらへんの最適解は難しい。

三本滝では前に数人ずつのパックが見えているので、集中力を切らさずにマイペースで頂上まで行くことに集中。
そしたら左曲がってからリフトのあるスキー場のところで後ろから金子広美さんが抜いてきた。正直びっくりした。女性だけど東京五輪代表だし、最近ずっと高地トレーニングしていたと聞いたので、相当強いのだろう。
別に女子だからってわけではないけど、ちょうど千切れて撃沈していたところに知り合いが来たので、ここで頑張って持ち直した。広美さんのテレビカメラを従えての激走に刺激されて、自分もペースを持ち直すことができた。
しばらく広美さんの後ろについていく。たしか女子のベストが1時間06分台とかだったと思うから、女子と一緒に走っていては到底ダメなんだが、、、けど三本滝過ぎてこの位置で走っているということは、女子記録は大きく更新するだろうと思った。

広美さんと先頭交代して、記録更新のお手伝いもできるかなと思い、少し余裕が出たところで前に出たら、広美さんより先行した。おかげで千切れてからもズルズル後退せずにある程度のペースに持ち直すことができた。

そこからはほぼ単独走。あまり抜かれることも多くなく、逆に前の人を抜くことも多くない。
目の前に小集団があるけど、その少しが追いつかない。10秒くらい、ジャンプして追いついてしまった方が、その後のタイム短縮にはなるんだろうが、ヒルクライムで全力走している中での10秒はなかなか詰められない。

とにかくフィニッシュまで集中して走る。ペダリングとケイデンスに意識を集中しながら、シッティングメインで。速くないのはなんとなくわかっていたけど、ペダリングの感触としては悪くなかったと思う。ただシッティングメインで走っていたので、ダンシングへのスムーズな移行とペダリングができていなかった。

今回は400mlのTT用ボトルにレッドブルを入れて臨んだけど、飲んだのは後半に一口だけ。
後半は雨は止んだけど気温は低い。風が強くなかったのは幸いだけど、指がかじかむくらいには寒かった。
特に大きなペースダウンすることなく最後まで進み、フィニッシュ前300mくらいはダンシング。だいたいこの区間で前に見える人はいつも抜いている。今回もフィニッシュライン直前で1人抜かす。

レース中一切サイコンを見ずに走っていて、フィニッシュと同時にボタンを押してタイムを確認したが、1時間03分42秒という想定外の悪いタイム。

体重調整はうまくいったけど、平均272Wではダメだった。
Av心拍が147bpmで最大が155bpmなので、寒くて身体がアクティブにならなかったのが最大の要因と思う。
ちなみに一番直近に出た2018年ですら平均158bpm、最大169bpm。
この日はスタートで25℃、頂上で30℃という日だった。


優勝は全日本TTチャンピオンの金子宗平くん。2位は仙人田中さん。この2人がずば抜けていたみたい。
金子君は66kgという筋肉質な体格。ちょっと別格だと思う、
田中君は60kg未満まで体重落としたようで、かなりのパフォーマンスを発揮していた。

けっこう対照的な2人が先頭で興味深い。
体重あっても筋肉量多くてパワーがあれば登りでも勝てる、っていうのが証明されたけど、金子君は別格だと思う、普通の人はそんなにパフォーマンスを上げる筋肉をつけることは容易ではなく、体重を落とす方がはるかに容易なので、ヒルクライマーといえば皆かなりの減量をするのだろう。

金子君を見ても、私にそういう良質な筋肉をつけるというのは真似できないので、自分は自分の適正体重でパフォーマンスを追求していくしかない。


目標からは大きくかけ離れた結果になってしまったが、不思議と絶望感はあまりない。自転車に適正に乗れていて、ペダリングも良い感触が残っているので、今日苦しんだことは今後につながるような気がしている。
あと2ヶ月半くらいかな。シーズン終えて後悔しないように、ツールドおきなわまで集中して頑張っていこう。

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