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【RX 高岡】 2024.02.25 JBCF鹿屋肝付ロードレース E1 4位


概要

天気:曇り 10℃ほど
距離:91km(6.5kmx14周)
結果:4位

自己評価:★★★★☆(4/5)

勝てなかったけど、表彰台に乗れた。どこを目標にすれば良いか分からないコンディションで自信がなかったけど、今シーズンもやっていけそうという自信が持てたのでヨシ。

コース

四角くまわる。昨年とは反対で時計回り。

風がまぁまぁ強くて、北(地図の上の方)から吹いていた。
向かい風区間・追い風区間ははっきりしていて簡単なんだが、意外と難しいのが横風区間。
地図上で右へ進路を取る区間。ここは風下に付くのが鉄則。だから先頭交代もそれを前提にして回らないといけない。

ヘアピン曲がってからフィニッシュまでは緩いアップダウン区間でここは山間部なので風の影響は小さかった。

レース内容

昨年のリーダーということで最前列スタート。今日で最後だ。

いつもどおりだが、作戦は特になく、流れに任せる。

スタート後わりと序盤から前方に位置できた。しっかりとローラーで30分以上アップをできたからだろう。
登りはそんなにキツく感じない。

あまり自分から積極的に動いて逃げようという動きはせずに周りに合わせる感じ。

大きな展開は、中盤に20人ほどの大きな逃げ集団ができてしまう。
有力チームがだいたい乗っていたけど、私はのんびり走っていたら乗り遅れた。まだ半分くらいなんで割れた事自体には焦らないが、後ろの集団が止まってしまうとマズイ。そうならないように前に出て心地良くペースが上がるような走り方をして1周くらいで無事に吸収。

ところで、序盤から足攣り(ふくらはぎ)の予兆があった。そんなに負荷はかかっていないと思うが、やはりレースだと練習よりはだいぶ高負荷なんだろう。けどそれよりもミネラルバランス(主に水分不足)かなと。
寒いレースで尿意を催すのが嫌なので朝から水分摂取を控えていたのも影響してるだろう。
走りながら脚のストレッチと、水分補給(と言ってもレース中ボトル1本だが)と、エネルギー補給を怠らなかった。

2時間12分というレースでジェルを4つ摂ったのは今までにないこと。
ペースが速いとはほとんど思わなかったが、なんか力が入らない感じがしたので、これで勝負かかった時にプツっと切れてしまうこともあるんじゃないかなと、悪い予感すらするほど。
そういう時は筋肉中のグリコーゲンではなく頭への糖分不足だと思う。それもあり積極的にスピードジェルを摂取。
序盤に1つ、中盤にもう1つ。後半に向けて集中力を増そうと半分過ぎたくらいでブーストショットを1つ。さらに残り3周くらいでスピードジェルを1つ。
結果として、今回は中盤のふわふわした感じから終盤にかけてはしっかりと踏めるようになっていた。

終盤のラスト4か5くらいで4人の逃げが発生する。みるみるうちに差が開いて一時は1分前後まで開いた。
私は後ろの集団にいたが、こりゃ決まったな、という雰囲気ではなかったように思う。なんとなく、まだ大丈夫だろうと。なんとなく。
昨年はそう思っていて一人に逃げ切られてしまったんだけど。

ラスト2の登りで逃げは吸収される。50秒と聞いてから吸収までかなり速かった。けど後ろの集団が猛烈にペースアップしたわけではなかったので、逃げ集団がペースダウンしたのだろうと思っていたが、夜にガチンコサイクルTVのユーチューブでおさらいしてみたら実際その通りだった。

ラスト1に入るところでは先頭に出て前方を位置取る。
その後湾岸のいっちーがアタックしてちょっと先行4名が少しだけ抜け出る。自分が前に居るので、ここで踏み止めたら後ろが滞留してあっという間に逃げとの差が広がってしまうのはよくあること。もうラスト1だから躊躇なく自分で差を埋めた。ここらへんで躊躇なく動けていたのは身体が動くようになってきた証拠。
そこからはうっかりの逃げは決して逃さないように最後の局面まで集中する。

残り半周くらいで一人アタック。集団は反応せずで5秒くらいのギャップができる。なかなか良いペースで逃げる。
まだ選手を複数名残しているミネルバアサヒやTRYCLEなどが居るので集団もペースを上げて逃げを許さじと追走。
速いペースの一列棒状で最後の登りに突入。前方とは言い難い真ん中より少し前くらいで登り口だったと思う。

登り口から3人抜け出る。結果的に逃げ切りとなったTRYCLE武井、UKYO Reve曽根田、ミネルバアサヒ布田。結果論だけど、ここに乗らなければならなかった。その前の走りからして、武井さんは最後のこの登りで勝負すると決めていたんだろうと感じる。そのくらいの覚悟を持って勝負しないと勝てない。
他方自分はと言うと、前日まではそういうマインドを持っていた。けど朝起きてから自分のコンディションと力に全く自信が持てず、勝負をする覚悟がなかった。
すごいハイペースでどんどん落ちていく展開になれば残れたと思う。そういう消耗戦の末のスプリントならなんとかなるかもしれない。しかし登り口からドカーンと一気にいかれてしまい、完全に他力本願になっていた。
必死に追走する集団にまぎれて最後追いついて、、、という妄想があったが、3人を追走したのはTRYCLEのカンさんのみ。それについていく。意外なことに、集団は誰も反応しない。そこまでキツイ展開だったと思わないのでまだ皆脚を残していると思っていたが、そうではなかったみたい。

頂上からフィニッシュまで2kmくらい。勝利に向かって3人がかっ飛んでいき、数秒遅れでカンさんと私。後ろ見たら相応に離れている。
なんとか前3人に追いつきたい。けど前にはTRYCLEの武井さんがいて、おそらくスプリントになったら勝つだろうという中で同チームのカンさんが牽いてくれるか?という心配は杞憂で、2人で回してくれた。集団に飲まれるよりもせっかく抜け出たから4・5位目指して逃げた方が良いもんね。
しかし前3人に対して2人で回しても追いつかない。ラスト500まで差がほとんど詰まらなかったので勝ちはないと悟った。
全力追走で脚を使ってからの登りスプリントは得意なので、最後はカンさんを振り切ってスプリントするけど、前には届かず4位。
力尽きたカンさんは後続に飲まれてしまったみたい。残念。

リザルト

https://jbcfroad.jp/wp-content/uploads/2024/02/E1.pdf

※RX日暮は+8’41で47位。ブービー完走。

考察

2022・2023のJBCFロードレースで落車絡み以外で着を外したことは13回中1度しかなかったが、それが昨年最後のかすみがうらロードレース。その後のツールドおきなわでは勝てず。
もしかしたら自分は年齢相応にパフォーマンス落ちていて、もう昔のように走れないのでは?と時折考える。
それはそれで受け入れるしかないし、また別の楽しみがあるから良いんだけど(そう考えないと人生楽しくならない)、一方でこのヒリヒリした勝負を楽しむのをもう少しだけ続けたいという想いもあり、捨て難い。

先週出た今シーズンの初レースでは良い走りができなかったのもあり、突如今日の朝起きて不安に襲われたりした。

しかしまだ悲観することはないとわかった。
裏起毛ビブタイツ、長グローブ、シューズカバーして走るような寒いレース。2時間強という自分が一番得意とする時間ではないレース。
登りは少ない平坦基調なレース。
という好条件ではない中での4位は、今までと同じパフォーマンスだと評価できる。まだやれる。

1月中旬以来心拍が170bpmに達していなかったけど、今日はしっかりと173bpmまで追い込めて、安心した。
どのくらいのトレーニングで疲労により心拍が上がらなくなってくるか、どのくらいで回復するか、などの知見をコーチと共有できたのも今後の着実な前進につながると思う。

という総じてポジティブに捉えられている。

また明日も頑張ろう。


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