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【RX 高岡】 2023.10.14 Japan Cup オープンロードレース 7位

帰国後3日でレースということで万全の体調で勝ちに行くというのは厳しいけど、レースは最良の練習と捉えているので、今できることを全力でやりきるのみ。

で今できること、とは3〜3.5分の古賀志林道x7を耐えるのみ。
ジャパンカップは若手の登竜門的なステータスの高いレースなので、優勝者のレベルは高い。72kmという距離も相まって、自分は相性良くなくて、たぶん勝てないレース。

撮影:ヤマケン

RXは北海道から参加の木村君と高岡の2名で。

コースは7.2kmx10=72km

スタートは慌てず走って最後尾近くで登りに入る。
スタート直後から短くて急な登りに入るという自分にとっては最も嫌なレイアウトだけど、なんとかそこでゲームオーバーにはならない程度に走れるというのは経験値。
1周目はかなり後ろの方でクリア。
下りで終わると先頭からはいくつかの集団に分断されて、後ろの集団は必至に前を追って1列棒状。
しかし先頭は必至に逃げようと1列棒状ではないので、そのうち後ろが追いついてひとかたまりになる、というのが通常。序盤は遅れた後ろの集団もまだ頑張れるので。
徐々にそれで追い付かない集団が出てきたり、後半になると前でも勝負がかかって一列になって結果的に分断される、というのが常。

昨年同様、キツイ短い(と言っても3分以上)登りをシッティング縛りで走ってみる。昨年よりキツくてかなり遅い。

けど3周目まではなんとかシッティングのみでクリア出来た。
毎周登りで遅れて、下りと平地で前になんとか追いつく、というのを繰り返しているので、この集団の先頭に出てそこからペースアップの勝負に加わるとかは考えにくい。

集団最後尾のバイクのすぐ前を走る

集団の最後尾。写真のタイムスタンプ見ると3周目の登りだ。

序盤はシッティングオンリーで

遅れてはいるけど、限界まで追い込んではいない。ある程度の秒差なら下りで集団に追いつける。そしていくつもに分断されている集団も、まだ3周目なら前にくっつく、と読んで無理しない範囲で走ってた。

同じことやっていたら、先頭で勝負がかかってきたら後ろ集団は追いつかなくなるので、4周目からは少しダンシングも入れて登りでのポジションを上げないと、と思う。それにしても相変わらず登りはキツくて、とても前では走れない。早く逃げ決まってペース落ち着いてくれ、、、と願いながら走る。

意外と今年は逃げが決まらず。5周目くらいか、自分の近くから米谷(LEOMO)がアタックするのが見えた。見えたけど反応などできる余裕ない。今までの周回とは全然違うスピードのアタックだったのでこれは決まるだろうと思った。
結局13人(だったかな)の逃げが決まって、後ろの集団は少し落ち着いた。
RX木村君と、北海道から一緒に来ている札幌じてんしゃ本舗の平口も前に入っている。
タイミングとスピード的に、順当に力がある選手が抜け出した感じ。だから優勝はこの中から出るだろうし、勝ちたいならこの先頭グループに入らなければいけない。

今日のコンディションからいって後ろの集団で完走を目指すのみ。

前半はシッティング縛りで登ってみたら集団後方でなんとかクリアできるくらいで、まだ下り〜平地で追いついたから良いけど、後半になればなるほど実力差が大きくなってちぎれ集団が追いつかなくなるから、そろそろ本気でポジション上げないとと思いダンシング解禁で登るようにした。
そうしたらわりと集団前方で登りをクリアできるようになった。千切れ集団ではあるけど。

前から何人か落ちてくるので逃げ集団も人数減らしているんだろう。けどタイム差的に追いつくことはないだろう。
後ろ集団で上位であれば10位以内の可能性もあるので、消化レースとはしない。というか1年のうちにたくさんレース出ているけど、ほぼ消化レースぽく走るレースは無い気がする。せっかく最良のトレーニングとしてレースに出るので、そこでしか経験できない勝負するという緊張感を味わいたい。

ラストの7周回に入るところで前方に木村君が見えた。ああ、逃げ集団から落ちてしまったか。
しかし10秒ほどあったタイム差を活かして登りを粘って集団からは逃げる走り。
最後の登りということで寺崎選手がアタック。もう一人ついていく(小林亮選手だったかな?記憶違いだったらごめんなさい)。
キレがないので私もピッタリではないけど、ついていく。たぶん全力アタックすればついていけると思うけど、自分の場合もっとじわっと長く力を出す方が向いているので、そのように走る。

最後の登り頂上で木村君に寺崎・小林が合流。2−3秒で高岡。
後ろは少し離れている。
寺崎さんが下り速いようで、自分も同じ間隔を保って下る。
前半のタイトコーナーは苦手で、後半の高速複合コーナーの方が得意なので、最後のS字抜けるところで速度を付けて、直線に入って追いつく。
4人で抜け出して逃げる。強い4人なのでこれはいくしかない。

しかし後ろの集団も長くなりながら追いかけてきていて、4人でローテーションするよりも集団の力が強く、左折して県道に出る前に追い付かれる。

しかしこの最終盤で後ろも全力で追いかけて追いついたところなので、皆スプリントに備えて休みたいだろうから、後ろで集団が合体したタイミングで少しペースを上げて更に逃げる。
やはり一列棒状の集団が前4人をキャッチした段階で少し緩んだようで、少しのギャップが出来た。今日はもう失うものはなにもないので、いけるところまでいく。
自分がどんだけ力を出すかと言うより、後ろがどれだけ牽制・お見合いするか、という要素の方が強いと思う。

先導のバイクをフルに活かして頭を下げて逃げる。あまり後ろを見ない。
セブンの交差点を左折してから少しの登りがキツイ。
けど後ろを見ずに踏み続けた。
ラスト1kmで後ろを確認したら、まだそれなりに差があったから、いけるかもしれないと思い、最後まで諦めずに踏み続けた。

ラスト500でも差は保ったまま。
ラスト200くらいで直線に入って、ようやく逃げ切れたと確信。

最後は集団のスプリントで1秒差になったけど、逃げ切れたので問題ない。

結局前は6人が逃げ切ったので、7位。
今日のコンディションでは序盤何もできることはなく完走目標にするしかなかった中で、なんとか最後は結果につなげることができて良かった。

逃げに乗って捕まってからも集団の2番手を取って9位に入った木村君も立派。

今日はTIMEのペダルで走った

バイクはRapide CLX2のホイールセットを使って、6.8kgジャスト。

たぶん一生勝てないだろうジャパンカップ・オープンロードレース。
けどツールドおきなわに繋がる走りができたので満足。

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